身体障害者の為の「性ボランティア」というものが実在...目を背けてはいけない内容である
カナ : こんにちは。
今日は障害者の性について考えてみたいと思います!
ケント : 考えさせられた!
カナ : あまり知られていない事実だよね。
ケント : 刺激的内容がかなりあります!
在宅身体障害者
皆さんは日本に現在、18歳以上の在宅身体障害者が何人いるかご存知ですか?
およそ380万人です!
彼らの多くは、身体は不自由ですが、健常者と変わらない知能や心を持っています。そして、性欲もあります。
今回は、障害者の性処理についての話です。
暗闇から手をのばせ
引用:https://www.amazon.co.jp
2013年に劇場公開された「暗闇から手をのばせ」という映画をご存知でしょうか?
在宅身体障害者向けのデリヘル嬢として働くヒロインと、彼らの交流を描いた作品です。
そして、この映画で扱ったテーマがまさに・・・
障害者の性
カナ : この映画は扱うのが難しくて、宣伝もできずミニシアターのみの上映だったらしいよ。
ケント : 監督自身も、映画で彼らの抱える問題を全て伝えることは不可能だって言うくらい深い問題なんだろうね。
性的介助
身体障害者だけでなく、知的障害者の性的問題及び性的処理は非常にデリケートな問題なので現在でもタブー視されている傾向にあるような気がします。
しかし、同じ人間として避けては通れない問題ですよね。
最近は耳にする機会も増えたように思いますが、「セックスボランティア」・「セックスヘルパー」という言葉を聞いたことがありますか?
射精の手助け
セックスボランティア=身体・知的障害者への性行為の介助
性行為と聞くと「SEX」を想像する方がほとんどだと思いますが、あくまで「射精の介助」という名目のボランティアであるケースが多いのです。
カナ : 介護する側もこういう事は周りに言えないのが現実かもね。
ケント : 彼らにしかわからない身体の悩みもあるだろうね。
その内容とは・・・
引用:http://www.whitehands.jp
「射精介助」の流れがこちらです。
ヘルパーが重度の身体・知的障害者の自宅などを訪ね、介護用手袋をした手で性器を綺麗に洗浄。
その後、手で刺激して射精に導くといった流れになります。
このサービスを行っている日本のセックスボランティアでは、『ホワイトハンズ』という団体が有名です。
いち早く「障害者の性」に取り組んだパイオニアです。
障害者向け風俗店
「射精介助」のボランティアであるケースが多いですが、障害者向けの風俗店も存在します。
しかし、なかなかうまく運営できない実態があるようで店舗を持たない形式のものが多く、個人宅や施設を訪れて性的なサービスを行うそうです。
そして、現状では風俗営業の許可が必要です。
カナ : 一般との認識に大きな差がありそうだね。
ケント : 社会的に浸透していくには時間がかかると思う。
料金
重度の障害者は収入も少なく、あまりお金を費やすことができないのが現状ですよね。
サービスの料金は低価格で設定してあります。
・ホワイトハンズの利用料
会金・年会費:無料
ケア料金:30分 2,800 円 (以降、15分ごとに+1,500円)
カナ : ホワイトハンズの目的はあくまで障害者の生活の質の向上なんだって。
ケント : 風俗の場合は1万〜3万はかかっちゃうみたいだけどね。
障害者の声
実際に障害者の方が語った内容です!
ケント : 僕たちが思っている以上に深刻な問題なのかもしれない!
カナ : かなりストレスを溜め込んでいる人も多そうだね・・・
いかがでしたか?
かなり刺激の強い記事であったとは思いますが、目を背けてはいけない問題だと思います。
現代の社会では障害者の性の問題について、差別的な目で見る方もいることでしょう。
しかし、私たちはみな同じ人間であり、健常者も障害者も感じる欲望は同じです。
まず社会的認知が浸透していくことが必要な気がしました。
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