仁和寺の二王門と見どころ

仁和寺は京都市右京区にある世界遺産で、仁和寺の二王門は京都三大門の１つと呼ばれています。

二王門は国の重要文化財に指定されており、その大きさと迫力が特徴です。

仁和寺へのアクセスは京福電気鉄道の北野線 御室仁和寺駅から便利です。

撮影はできない場所もありますので、現地のルールを守って訪れることをおすすめします。

京都・仁和寺の二王門は、1637年（寛永14年）に建てられた重要文化財であり、京都三大門の一つです。

二王門は二重門であり、入母屋造りで、高さは19.2メートルです。

また、二王門は1931年に重要文化財に指定されました。

仁和寺では、仁王門を「二王門」と表記しています。

二王門の名前の由来は、門両端に安置される仁王像の存在からきており、二王を安置する門だから「二王門」と呼ばれています。

仁和寺の二王門は、京都の三大門の一つとしても知られています。

仁和寺・二王門は、金剛力士像と唐獅子像が安置されていることが特徴です。

仁王像は門の表側左右に配置されており、口を閉じた仁王像と口を大きく開けた仁王像があります。

また、門の裏側には唐獅子像が配置されています。

このような配置は東大寺南大門でも見られます。

仁和寺・二王門は仁和寺の象徴であり、仁和寺前バス停の真ん前に位置しています。

仁和寺二王門は高さ約18.7メートルの和様の二重門で、入母屋造の本瓦葺である。

和様は鎌倉時代に中国・宋から伝わった建築様式であり、日本の寺院建築に用いられてきた建築様式である。

和様は飛鳥時代・奈良時代に中国から伝えられ、平安時代に日本で発展した。

和様の特徴としては、柱が太く、天井を低くし、床を張り、縁側を造り、蟇股や間斗束という部材を置くことが挙げられる。

また、鎌倉時代末期には和様・大仏様・禅宗様を折衷した折衷様も生まれた。

知恩院の三門は禅宗様式で建造され、仁和寺二王門は和様式で建造された。

三門の円柱には粽（ちまき）という丸い加工がされていないが、二王門には粽がある。

また、三門には斗栱が用いられており、二王門には高欄がある。

仁和寺の境内は広く、見どころも多数あります。

その中でも特に注目すべきは金堂です。

金堂は、御所内裏の正殿紫宸殿が移築されたもので、現存している最古の紫宸殿としてとても貴重な遺構です。

内部には須弥壇が設けられ、仁和寺創建時の本尊である阿弥陀三尊像が安置されています。

普段は非公開ですが、春と秋の特別拝観の時期には中を見ることができます。

仁和寺の御室御所は、仁和寺の門跡に皇族が住んでいた場所です。

明治維新以降は、仁和寺の門跡に皇族が就かなくなったこともあり、「旧御室御所」と称するようになりました。

京都市右京区にある仁和寺は、遅咲きの桜・御室桜で有名な世界遺産です。

仁和寺は真言宗御室派の総本山であり、日本初の門跡寺院として高い格式を誇っています。

仁和寺は平安時代に創建され、宇多天皇が光孝天皇の遺志を継ぎ創建しました。

その後、宇多法皇が出家し仁和寺の住職となったことから、皇室出身者が代々住職を務めることとなりました。

約1000年にわたり、仁和寺は皇室との深い関わりを持ちながら、多くの人々に親しまれてきました。

仁和寺は、徳川3代将軍・家光の時代に再建され、現在もその姿を保っています。

金堂は国宝に指定され、紫宸殿遺構としても価値があります。

また、重要文化財の観音堂には33体もの像が安置されています。

境内には36mの高さを誇る五重塔もあり、江戸時代の美しさを感じることができます。

仁和寺は京都の文化財としてユネスコの世界遺産にも登録されています。