星野道夫の「長い旅の途上」に導かれ続ける佐々木康裕?世界的写真家・星野道夫とは!!?
💡 デザイナーの佐々木康裕に多大なインスピレーションを与え続ける星野道夫の作品「長い旅の途上」について、その魅力と佐々木康裕への影響を解説します。
💡 世界的に高い評価を得た写真家・星野道夫の経歴や作品について、その足跡と功績をたどります。
💡 星野道夫がシシュマレフ村で過ごした日々が、いかにして写真家としての道を決断するきっかけとなったのか、その経緯を紐解きます。
それでは早速、本記事で分かることをご紹介していきます。
佐々木康裕のインスピレーション源
デザイナーの佐々木康裕にとって、「長い旅の途上」がどのようなインスピレーションを与えているのでしょうか。
その出会いから、佐々木康裕の世界観や生き方に与えた影響についてご紹介します。
公開日:2023/08/23

✅ デザイナー佐々木康裕にとって、星野道夫の「長い旅の途上」は、佐々木さんが大学時代に写真部に所属していた時に出会い、冒険心に目覚めさせた特別な一冊です。この本は佐々木さんに「自分が見ている世界だけがすべてではない」ことを気づかせ、佐々木さんの世界観を広げました。佐々木さんは、日々忙しい中でも、この本を読み返すことで、アラスカの悠久の自然に思いを馳せ、セラピー的な効果を得ているそうです。
✅ この本との出会いで佐々木さんは、「今の延長線上」で生きないことを大事にするようになりました。佐々木さんは、早稲田大学の政治経済学部を卒業後、伊藤忠商事へ入社し、ベンチャー企業との新規事業立ち上げや経済産業省への出向を経験しましたが、約8年間勤めた後、イリノイ工科大学デザイン大学院へ留学することを決意しました。帰国後はTakramへ入社し、ビジネスデザイナーとしての活動を本格的に展開し始めました。このように、佐々木さんは、場所や組織を移りながら常に大きな変化と共に生きてきました。
✅ 佐々木さんは最近、プライベートな時間のほとんどを小説の読書に充てており、もはや゛小説を読む間に仕事をする゛といったライフスタイルが定着しているそうです。愛読書はミランダ・ジュライの『あなたを選んでくれるもの』やルシア・ベルリンの『掃除婦のための手引き書』です。また、佐々木さんは「ビジネスデザイナー」という肩書きも近々変えるかもしれないということでした。佐々木さんは今後の10年間でどのような冒険を繰り広げていくのでしょうか。
さらに読む ⇒Business Insider Japan|ビジネス インサイダー ジャパン出典/画像元: https://www.businessinsider.jp/post-270982佐々木康裕にとって、星野道夫の作品は単なる写真集ではなく、世界観を広げ、人生にセラピー効果をもたらす特別な存在となっています。
その魅力や佐々木康裕への影響について、詳しく解説します。
デザイナー佐々木康裕氏にとって、星野道夫氏の著書「長い旅の途上」は、世界観を広げ、セラピー効果のある特別な一冊です。
佐々木氏は大学時代に写真部に所属し、星野氏の作品から冒険心に目覚めました。
20歳の誕生日にインドを旅した際には、危険な体験をするも、そこで見た光景が世界の見方を変えました。
「長い旅の途上」は、佐々木さんに「自分が見ている世界だけがすべてではない」ことを気づかせ、異世界への入り口のような存在となっています。
日々忙しい中でも、この本を読み返すことで、アラスカの悠久の自然に思いを馳せ、セラピー的な効果を得ているそうです。
佐々木さんは、政治経済学を学び、商社勤務を経て、デザイン思考を学び、Takramに入社するなど、常に変化を恐れず、今の延長線上にはとらわれない生き方をしています。
そんな佐々木さんを支えているのが、「長い旅の途上」なのです。
なんか、めっちゃ感動的な話やなぁ。佐々木康裕が星野道夫に影響されて、ここまで活躍してるなんて。
世界の星野道夫
続いて、世界的に活躍した写真家・星野道夫についてご紹介します。
その経歴や作品を通じて、その足跡と功績をたどります。

✅ アメリカの写真雑誌「ナショナル・ジオグラフィック」に特集として掲載された日本人写真家は過去7名だが、そのうちの一人が星野道夫である。星野の写真は、アラスカの自然や人々を捉えたもので、その詩情あふれる表現と力強い構成力が高く評価された。
✅ 星野の写真は、その才能と謙虚な人柄から、雑誌の編集者やスタッフの間でも高く評価されていた。ナショナル・ジオグラフィック誌の元フォトエディターであるロバート・ヘルナンデスは、星野について「彼は熊エキスパートっぽくない熊エキスパート」と評し、その謙虚さと情熱を称賛していた。
✅ ナショナル・ジオグラフィック誌の編集者ロバート・ヘルナンデスは、星野の才能は作品に人生経験を集約させることにあると評し、彼を優れたストーリーテラーとして高く評価していた。ヘルナンデスは、星野の写真は単なる「決定的瞬間」ではなく、状況や風景を完全に掌握した写真家によって生み出されたもので、見る者にアラスカの自然や人々の姿を生き生きと伝えていると述べている。
さらに読む ⇒ブルータス| BRUTUS.jp出典/画像元: https://brutus.jp/michio_ngmagazine/星野道夫は、日本人として初めて「ナショナル・ジオグラフィック」に作品を掲載し、その才能と人柄で世界中から高い評価を得ました。
その功績と、作品に込められた思いについて解説します。
星野氏は、アメリカの雑誌「ナショナル・ジオグラフィック」に日本人として初めて作品を掲載し、その才能と謙虚な人柄で高く評価されました。
同誌の元フォトエディターであるヘルナンデス氏は、星野氏のアラスカに対する深い理解と、エスキモーの人々との交流を称賛しています。
特に、熊のエキスパートには「自慢したがり」が多いとされる中、星野氏は「熊エキスパートっぽくない熊エキスパート」として知られていました。
ヘルナンデス氏は、星野氏の作品を見たとき、その才能に惚れ込み、企画を実現させるために尽力しました。
1987年にムース、翌年にはカリブーの写真が「ナショナル・ジオグラフィック」誌に掲載され、星野氏は高い評価を得ました。
わしゃ、星野道夫の写真展に行ったことがあるんやけど、ホンマに感動的やったで。写真を通して、アラスカの自然と人々の息遣いが伝わってくるようやった。
星野道夫の作品群
続いて、星野道夫が残した数々の作品についてご紹介します。
写真集やエッセイ、絵本など、その多岐にわたる作品群と、国内外での評価について解説します。

✅ 星野道夫の作品は、写真集、エッセイ、絵本など多岐にわたり、写真集だけでも「グリズリー」「ムース」「ノーザンライツ」など、数多くの作品が国内外で出版されています。
✅ 代表作には、大自然の美しさと厳しさを捉えた写真集「グリズリー」、アラスカの自然とそこで生きる人々の姿を綴ったエッセイ集「アークティック・オデッセイ」、星野自身の旅の経験や思想をまとめたエッセイ集「長い旅の途上」などが含まれます。これらの作品は、その芸術性と文学性の高さから、国内外で高い評価を得ています。
✅ 星野の作品は、英語、ドイツ語、韓国語、中国語など、さまざまな言語に翻訳されて出版されており、海外でも高い評価を得ています。特に、韓国では「長い旅の途上」などの人気作品が繰り返し翻訳出版されており、多くの読者に愛されています。
さらに読む ⇒星野道夫事務所公式サイト出典/画像元: https://michio-hoshino.com/collection/list/oversea星野道夫の作品は、写真集やエッセイ、絵本など多岐にわたり、国内外で高い評価を得ています。
その作品群の特徴や、世界中から愛される理由についてご紹介します。
星野氏の作品は、写真集やエッセイ、絵本など多岐にわたり、国内外で高い評価を得ています。
代表作には『グリズリー』『アークティック・オデッセイ』『長い旅の途上』『イニュニック』『旅をする木』などがあり、海外では英語やドイツ語、韓国語、中国語など、さまざまな言語に翻訳されて出版されています。
わぁ、星野道夫ってすごいな。写真集だけじゃなく、エッセイや絵本も書いてたんや!
星野道夫回顧展
現在、東京都写真美術館で開催されている星野道夫の回顧展についてご紹介します。
その展示内容や見どころについて解説します。

✅ 写真家・星野道夫の回顧展が東京都写真美術館で開催されており、アラスカの大自然やそこに生きる動物や人々を捉えた星野の写真を展示している。
✅ 展覧会では、星野がアラスカの村で記録した写真から、亡くなる直前まで撮影された写真までを展示しており、星野が生涯をかけて追い続けた自然と人の関わりを垣間見ることができる。
✅ 没後25年が経った今もなお多くの人に愛される星野道夫の足跡を辿ることができる貴重な展覧会となっている。
さらに読む ⇒美術館・博物館・ミュージアムはアイエム[インターネットミュージアム]出典/画像元: https://www.museum.or.jp/news/109569この回顧展では、星野道夫がアラスカで撮影した貴重な写真の数々を展示しています。
その展示内容や見どころについてご紹介します。
東京都写真美術館で開催中の「悠久の時を旅する」展では、星野氏がアラスカで撮影したカリブー、クマ、オオカミ、シロクマなどの野生動物や、エスキモーやインディアンの人々の写真、経年劣化で変色した貴重なフィルムなどが展示されています。
また、アラスカの記録から亡くなる直前の作品までを一望でき、星野氏の旅路を振り返ることができます。
さらに、自然と人の関わりを追い続けた星野氏の軌跡を振り返る資料も展示されています。
星野道夫の写真って、ホンマに迫力があるよな。アラスカの雄大な自然が、目の前に広がってくるみたい。
アラスカを愛した写真家
最後に、星野道夫がアラスカのシシュマレフ村で過ごした日々についてご紹介します。
その体験が、いかにして写真家としての道を決断するきっかけとなったのか、その経緯を紐解きます。
公開日:2022/12/16

✅ 星野道夫は、アラスカの写真集を見たことをきっかけにシシュマレフ村に興味を持ち、「村長、シシュマレフ、アラスカ」という宛名で手紙を何度も送り続けた末、滞在することができた。
✅ シシュマレフ村での滞在中、ニシン漁やシカ猟、女性たちがアザラシを手際よく解体するなど現地の゛日常゛に触れ、アザラシの皮や油など何も無駄にせず大切に扱う村人の精神に感銘を受け、写真家になることを決意した。
✅ 東京都写真美術館で開催されている「星野道夫 悠久の時を旅する」展では、アザラシの解体の様子や、星野が村長に送った実際の手紙と返事、そしてシシュマレフ村での生活を写した写真などが展示されている。
さらに読む ⇒おとなの週末公式|おいしくて、ためになる食のニュースサイト出典/画像元: https://otonano-shumatsu.com/articles/291281星野道夫は、シシュマレフ村での体験を通じて、写真家としての道を決断しました。
そのきっかけとなった体験や、村での暮らしが与えた影響についてご紹介します。
星野氏は幼少期から北の自然に憧れ、大学生の時にアラスカのシシュマレフ島でエスキモーの大家族と過ごします。
その後写真家となり、アラスカの野生動物や人々を撮影するために大学を中退し、アラスカ大学に入学しました。
1年の半分近くをテントで過ごしながら撮影を続け、過酷な自然環境の中でアラスカを肌で理解し、素晴らしい写真を撮影しました。
氏の作品には、自然と人との関わりへの深い洞察が込められており、見る者に感動と気づきを与え続けています。
星野道夫は、シシュマレフ村の人々から、自然を大切にする心と、人と人とのつながりの大切さを学んだんやろうなぁ。
いかがでしたでしょうか。
今回は、デザイナーの佐々木康裕と写真家・星野道夫についてご紹介しました。
💡 佐々木康裕にとって星野道夫の作品が、人生の指針となっていること。
💡 星野道夫が世界中から高い評価を得た写真家であったこと。
💡 星野道夫がシシュマレフ村での体験を通じて、写真家としての道を決断したこと。