体育座りの歴史と疑問点?海外では体育座りは一般的では無いって本当!?
💡 体育座りが普及したのは、1965年に文部省が推奨したためで、全国的に広まった。
💡 調査では、床に座る時、最も楽な座り方は「あぐら」(49.2%)で、「体育座り」(18.6%)は2番目に多かった。
💡 約半数の人が、育ち盛りの腰や膝、背骨に負担のかかる体育座りを強いるのは理不尽だとして、学校での体育座り廃止に賛成。
それでは最初の話題まいります。
体育座りについて、いくつか気になる事柄があるので、その点を中心に記事をご用意しました。
体育座りの歴史と海外との違い
続いて、体育座りの普及と海外との違いについてです。

✅ 体育座りが日本の学校で普及したのは、1965年に文部省が発表した「集団行動指導の手引き」で推奨したためで、全国的に広まった。
✅ 日本トレンドリサーチが行った調査では、床に座る時の最も楽な座り方は「あぐら」(49.2%)で、「体育座り」(18.6%)は2番目に多かった。
✅ 同調査では、調査対象者の約半数(49.4%)が、育ち盛りに腰や膝、背骨に負担のかかる体育座りを強いるのは理不尽だとして、学校での体育座り廃止に賛成している。
さらに読む ⇒ ICT教育ニュース出典/画像元: https://ict-enews.net/2022/05/23nexer/体育座りが日本の学校で広まったきっかけは、はっきりとは分かっていません。
しかし、文部科学省(当時の文部省)が昭和40年に発表した「集団行動指導の手びき」が、きっかけの一つでないかと言われています。
日本ではお馴染みの「体育座り」だが、その普及には特定の要因があった。
1965年に文部省が発表した「集団行動指導の手引き」で体育座りが推奨されて以来、全国的に広まったのだ。
しかし、なぜこの座り方が推奨されたのかという理由は不明で、戦前の教育の名残りが影響していると考えられる。
一方、海外では体育座りに相当する座り方は一般的ではなく、生徒は自由に座っている。
全校集会でも、クラスごとに決められた席順はなく、生徒は思い思いの場所で話を聞く。
また、日本の全校集会は海外に比べて時間も長く、生徒が長時間体育座りを強いられる。
文部省が作ったんなら、やっぱ軍国主義的な意味合いでもあるっちゃろうね。戦時中の映像とかで観たことあるけん。
体育座りが体に与える影響と代替案
続いて、体育座りが体に与える影響と代替案についてです。

✅ 体育座りは日本では馴染み深い座り方だが、長時間の体育座りは内臓圧迫や座骨への刺激など、健康に悪影響を及ぼす。内臓圧迫は深い呼吸を妨げ、気分不良につながる可能性がある。また、座骨への刺激は座骨神経痛を引き起こす可能性がある。さらに、体育座りは腰への負担も大きく、腰痛の原因になることもある。
✅ 体育座りに代わる座り方として、正座やあぐら、横座りなどがあるが、長時間同じ姿勢を続けることは避けるべき。正座は脚をたたんでお尻をその上にのせるため、お尻は痛くなりにくいが、長時間背筋を伸ばして正座をするのは大変で、猫背になると腰痛に繋がる。あぐらも猫背になりやすく、長時間あぐらでいれば股関節に負担がかかる。横座りは骨盤の片側に負荷をかけ続けるので、骨盤が歪む原因になってしまう。
✅ 床座りをする際には、クッションを利用したり、姿勢を変えたりして、身体の一部分に負荷がかかり続けるのを防ぐことが大切。クッションは、お尻にかかる負担を軽減してくれる。また、長時間同じ姿勢で座らずに休憩を取ることも大切。痛みを逃がすために姿勢を崩すことによって、さらに体へ負担がかかってしまうので、姿勢を崩したいと思うほどつらくなったら、いったん立ち上がり、座り方を変えよう。
さらに読む ⇒ 株式会社 加地出典/画像元: https://exgel.jp/jpn/column/033/体育座りは長時間座ると、内臓圧迫や座骨への刺激など、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
長時間体育座りをすると、内臓圧迫や座骨への刺激など、体に負担がかかる。
内臓圧迫は深い呼吸を妨げ、気分不良につながる可能性がある。
また、座骨への刺激は座骨神経痛を引き起こす可能性がある。
さらに、体育座りは腰への負担も大きく、腰痛の原因になることもある。
そのため、体育座りに代わる座り方として、安座や楽立膝などが挙げられる。
これらの座り方は長時間座るのにも適しており、正座に比べて内臓や腰への負担が少ない。
んまい棒食べながら体育座りは最高じゃったわい。あれ以上幸せな体育座りはないのう。お尻も痛くならんかったし。
体育座りを改善する方法
続いて、体育座りを改善する方法についてです。

✅ 体育座りから立ち上がるには、重心を足の上に持ってくる必要がある。これは、体を足に近づけて体を前方に持ち上げることで行うことができる。
✅ 重心を足の上に持ってくるためには、体を足に近づけて体を前方に持ち上げる必要があるが、これには背中の力が必要。背中の筋力と柔軟性があれば、お尻を背中で引っ張り上げることができる。
✅ 体育座りから立てない人は、重心が体の後方にあり、背中やお尻が硬い可能性がある。これは、骨盤が後傾しているためで、しゃがむと重心が後方に移動して尻もちをついてしまう。
さらに読む ⇒【マイベストプロ】全国版 - 信頼できる専門家が集まる出典/画像元: https://mbp-japan.com/tokyo/karadachosei/column/5088565/体育座りを楽にするためには、長時間同じ姿勢を避けることがポイントです。
体育座りを楽にするには、長時間同じ姿勢を避けることがポイントだ。
背筋を伸ばして前傾姿勢をとったり、立ち上がったりすると良い。
また、市販されている負担軽減グッズを活用することもできる。
例えば、座布団やクッションを使用すると、お尻や腰への負担を軽減できる。
また、足が痺れる場合は、足のマッサージをしたり、足を伸ばしたりすると良い。
体育座りで足がしびれた時って、あかんわほんま。立ち上がるのしんどいし。体育座りって、足がしびれやすいよねぇ?
体育座り廃止の動き
続いて、体育座り廃止の動きについてです。

✅ アンケート調査では、学校での体育座り廃止に賛成が49.4%、反対が6.7%だった。賛成派は、体育座りが内臓を圧迫して子どもの体に負荷をかけるという健康上の理由や、自主性や自由を尊重すべきという理由を挙げている。
✅ 反対派は、体育座りが規律の乱れにつながるという懸念や、体育座りの悪影響に疑問を呈している。また、長時間体育座りをするわけではないので、健康上の悪影響は限定的だと主張する人もいる。
✅ 家庭でも不要なルールを見直す必要がある。例えば、食事中の正座は健康上の理由から見直すべきだろう。
さらに読む ⇒All About ニュース出典/画像元: https://news.allabout.co.jp/articles/o/43679/アンケート調査では、学校での体育座り廃止に賛成が49.4%。
体育座りの健康への悪影響から、これを廃止する動きがある。
アンケートでは、賛成派が49.4%、反対派が6.7%だった。
賛成派は健康上の理由や自主性・自由の尊重を重視し、反対派は規律の乱れや体育座りの悪影響に疑問を呈している。
また、家庭においても、不要なルールを見直す必要性が指摘されている。
例えば、食事中は正座をしなければならないというルールがある家庭もあるが、これも健康上の理由から見直すべきだろう。
廃止しなさんな。体育座りって、日本人の美徳を象徴しとるっちゃないかい。体育座りって、確かに日本ぽいよね。
室町時代の座り方
続いて、室町時代の座り方についてです。

✅ 平安時代から室町時代にかけては、正座ではなくあぐらや立膝が一般的な座り方だった。絵巻物には、民衆から武士、僧侶、公家まで、さまざまな身分の人が正座以外の座り方でくつろいでいる姿が描かれている。
✅ 正座が庶民に広まったのは江戸時代後期以降で、武家儀礼の影響とみられる。徳川幕府が制定した「坐作進退」という作法が厳格に定められ、それが上級武士から庶民へと広がっていった。また、幕府による反物に関する禁令により着物の幅が狭まり、女性は足を崩して座ることができなくなったことも、正座の普及に影響したと考えられる。
✅ 「正座」という言葉は江戸時代にはまだ普及しておらず、「つくばう」や「端座」、「かしこまる」などの言葉が使われていた。「かしこまる」は現在でも使われているなじみ深い言葉である。
さらに読む ⇒190第8回 日本伝統の座りかたって何? – 日本正座協会出典/画像元: https://www.seiza.net/work-190/平安時代から室町時代にかけては、正座ではなくあぐらや立膝が一般的な座り方だった。
室町時代には、安座や楽立膝という体育座りに代わる座り方が一般的だった。
安座は胡座を足先を床につけて座る座り方で、楽立膝は安座の片方の足を立てて抱える座り方だ。
これらの座り方は長時間座るのにも適しており、正座に比べて内臓や腰への負担が少ない。
また、関節を柔らかくするには足のマッサージや畳やフローリングに座る時間を増やすと良い。
武将は、足崩して座っとる余裕はなかったんじゃろうて。戦いの合間に、静かに座ってお茶でも飲んでおったんじゃろう。武将は、忙しいから足を崩して座ってる余裕はなかったんじゃろうねぇ。
今回の記事では、体育座りの歴史や健康への影響、改善方法などについてご紹介しました。
💡 体育座りは、1965年に文部省の推奨により普及。
💡 床に座る時の最も楽な座り方は「あぐら」。
💡 体育座りは健康に悪影響の可能性があるため、改善方法や代替案を検討することが望ましい。