【ジャーナル論文のアクセス性を確保する】DOIの仕組みとメリット

DOI（Digital Object Identifier）は、電子化されたコンテンツを永続的にアクセスできるようにするために付与される識別子です。

ジャーナル論文の場合、DOIは通常最初のページに記載されており、リンク切れなどの問題が発生しても、DOIから目的のコンテンツにアクセスできます。

DOIの登録は、DOI財団認定の登録機関（RA）が行っており、日本ではJaLCが認定されています。

登録機関は規約や機能を随時更新しているため、最新の情報を把握することが重要です。

引用や参考文献では、実際の引用と参考文献にDOIを記載する必要があります。

DOIは、コンテンツのURLとDOIがペアでデータベースに保管され、DOIを問い合わせるとURLが返される仕組みです。

そのため、URLが変更されても、DOIを知っていればコンテンツにアクセスできます。

ただし、登録者がDOIのペアのURL情報を更新しないと、この機能は機能しません。

DOIを取得するには、コンテンツのランディングページがインターネット上でアクセス可能である必要があります。

日本の研究者には、CrossrefとDataCiteがなじみ深いDOI登録機関です。

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DOI（デジタルオブジェクト識別子）は、論文などの文献だけでなく、データにも付与されています。

データにDOIを付与するメリットは、論文におけるデータの引用を容易にし、検証性を向上させることです。

論文で「このデータ・データベースを利用した/参照した」とURLと共に記載されていても、時間が経つとリンク切れになる可能性があり、検証が困難になります。

DOIを付与することで、データが長期的にアクセス可能となり、引用の正確性が確保されるのです。

DOI（デジタルオブジェクト識別子）は、学術論文などのコンテンツを永続的に管理する仕組みです。

これにより、コンテンツの参照機会が増え、また、コンテンツが永続的に公開されます。

今後、DOIの登録により日本の学術の発展が期待されています。