【いじめられた在日韓国人少年が弁護士に、そして政治家に】偏見と抑圧との戦い

東輝さんは在日韓国人として幼少期にいじめを受け、在日に対する偏見を目の当たりにしました。

しかし、シンポジウムで韓国人の弁護をする日本人の弁護士に出会い、国籍に関係なく人として正しいことを追求できる弁護士の仕事に感銘を受けました。

また、在日として日本と韓国で投票権がなかった経験から、政治に興味を持ち、現在は弁護士業とNPO代表理事として、テクノロジーやデータ、デザインを活用して法律や政治のアップデートに取り組んでいます。

韓国籍の両親を持つ少年は、日韓問題を巡る葛藤に苦しみ、自分のアイデンティティに嫌悪感を抱いていた。

しかし、ある弁護士の言葉「国籍関係なく自分が正しいと思ったことができるのが弁護士っていう仕事だよ」に感銘を受け、弁護士を目指す決意をした。

この言葉は、少年のアイデンティティのジレンマを解決し、彼の使命感に火をつけたのである。

徐 東輝さんは在日韓国人として生まれ、幼少期に自身のバックグラウンドを理由にいじめられた。

韓国人学校に通ったことで、同じバックグラウンドを持つ仲間に出会い、人生の楽しさを知った。

シンポジウムで日本人の弁護団が韓国人を弁護している姿を見て、正義を社会的に実現できる弁護士に憧れ、弁護士を目指すようになった。

徐氏は、留学中に世界に対する無知を痛感し、視野を広げるために世界銀行のインターンに参加したり、TEDに関わったりと、積極的に活動に取り組みました。

また、各国を訪問して日本に戻ってきた後は、日本の民主主義に貢献したいとの思いから、Mielkaの活動を始めました。

徐氏は、日本の民主主義の課題は政治参加の回路の少なさ、アクセスの難しさ、投票意識の低さにあると考えています。

特に、投票意識が低いため、同世代が選挙に行かないという問題を指摘しています。

徐氏は、在日だったため投票権がなく、選挙に行きたくても行けなかった経験もしています。

法律に関わる弁護士を目指して京大に進学した徐さんだったが、進学校での周囲の洗脳によって、楽に卒業して弁護士になり、お金を稼ぐことに価値観がシフトしてしまった。

そんな中、留学先のニュージーランドで現地の先生から「君は何を語れるんだ！

」と言われ、京大という肩書きに頼らず何も語れない自分自身を認識した。

また、留学中にクライストチャーチ地震を経験し、帰国後に東北大震災にも遭遇したことで、日本を憂い変えたいと考えていた東北の大学生が亡くなったことが大きな衝撃となった。

これらの経験から徐さんは「変わらないといけない」と思い、考えを改めた。

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徐東輝氏は、テクノロジーの進歩によって社会の在り方や働き方が大きく変化すると考えているが、具体的な未来像については3～5年先までしか考えていない。

AIやロボティクスが人間が行っている仕事を代替するまでにはまだ時間がかかるとの見解を示している。

また、国がどのような政策分野に投資するかによって社会像が変化し、経済格差や世代間対立が懸念されるとしている。

徐東輝氏自身は、30代半ばから40歳頃までに、理想とする人物像に近づき、何かを成し遂げたいと考えている。

在日韓国人の徐氏は、日本と韓国の民間関係は良好であると信じている。

日本への韓国人観光客や留学生の多さはその証拠だと考えている。

しかし、慰安婦問題や領土問題など、歴史的な問題が両国関係に影響を与えていることも認めている。

徐さんは、学生生活をモラトリアムと捉え、幅広く世界を見てから進路を選択したいと考えている。

そのため、行動の軸は「今その瞬間にやりたいこと」とし、ブレることを厭わない。

高校生の時に設定した夢は、見てきた世界が狭い範囲での夢であり、視野が地球規模になる大学生活で、興味や挑戦したいことが変化するのは自然なことだと考えている。