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明治時代の文学作品: 時代を彩る名作一覧

ライターのYUKINOです。今回は、明治時代の文学作品についてご紹介します。

明治期の文学・詩歌・演劇

夏目漱石が前期三部作で描いた内容は?

近代知識人の内面

夏目漱石は、「坊ちゃん」や「草枕」など初期の作品で自然主義文学とは異なる作風を見せ、前期三部作と呼ばれる「三四郎」、「それから」、「門」では、文明を獲得した近代知識人の内面を繊細に描きました。

漱石は、人間の利己心や葛藤を鋭く洞察し、リアリズムとロマンティシズムを融合させた独自の文学世界を構築しました。

特に前期三部作は、近代知識人の苦悩や葛藤を深く描き出した代表作とされています。

詳しくみる ⇒参照元: 日本の近現代文学史

明治・大正文学の潮流

正岡子規が発表した、根岸短歌会に参加した歌人は誰?

伊藤左千夫、長塚節

明治末期、文学界に自然主義が主流を占めていた中、反自然主義文学運動が起こり、耽美派や白樺派が誕生した。

耽美派は「スバル」「三田文学」を中心に活動し、谷崎潤一郎や佐藤春夫が代表者である。

白樺派は「白樺」で活動し、武者小路実篤や志賀直哉が人道主義を主張した。

また、東京帝大系統の「新思潮」では芥川龍之介や菊池寛らが活躍した。

この頃、俳句では正岡子規や「ホトトギス」を中心に高浜虚子や河東碧梧桐らが輩出された。

演劇界でも自然主義の影響があり、逍遥や島村抱月が文芸協会を設立し、イプセンの「人形の家」を上演した。

また、小山内薫や2代目市川左團次による自由劇場の活動も行われた。

詳しくみる ⇒参照元: 日本の近現代文学史