キングダム791話:李牧の提案、青歌の民が下した選択

乱戦の中でカン・サロからジ・アガの訃報を知らされた司馬尚は衝撃を受け、李牧を招き入れたことを謝罪した。

しかしカン・サロは青歌の選択であると否定。

回想シーンでは、司馬尚が李牧に一時の避難以上のものを望むなら受け入れられないと拒否していた。

そこで李牧は、青歌を「青歌の道」を定める機会だと提案。

司馬尚は民に決断を委ねた。

青歌の民は李牧を庇い一緒に暮らすことを提案したが、李牧は秦軍との戦いに力を貸してほしいと吐露。

民は当初罵声を浴びせたが、李牧が秦軍の侵攻と前線の状況を説明し、自分たちの平和が犠牲の上にあることを訴えると、民は決意を固めた。

キングダム790話では、王翦の前に迫る司馬尚を亜光と倉央が食い止めようとするも、司馬尚の圧倒的な武力に苦戦を強いられます。

そこで、倉央は周りの兵を倒して司馬尚を孤立させようと考えますが、その前に秦軍の将軍である楽彰が現れます。

また、カンサロも登場し、倉央の動きを封じました。

さらに、司馬尚は李牧を青歌に受け入れた勇気を讃え、秦軍の士気を高めました。

この結果、青歌軍は秦軍を押し返し、形勢が逆転し始めます。

李牧は、秦軍を番吾の戦いで敗北させるために、亜光と倉央を敗走させる必要があると考えています。

そのために、傳抵を派遣し、亜光と倉央を止める計画です。

また、李牧は「城は落とせない」と発言しており、番吾の城を落とすことが難しい状況になっています。

しかし、秦軍は史実では狼孟と番吾を占領しており、キタリが壁を救出する可能性も高いとされています。

李牧と手を組むことで青歌が趙の戦争に巻き込まれる可能性を懸念していました。

その懸念通り、李牧と組んだことで青歌は戦いに巻き込まれ、青歌の兵士が血を流す事態となりました。

青歌の王である司馬尚は、青歌兵を「青歌の民」と呼び、青歌の兵士が趙の戦争で血を流すことを示唆しました。

司馬尚と対峙する王翦軍は、周囲の青歌兵を掃討することで司馬尚を孤立させ、討とうとしている。

かつて李牧が青歌に助けを求めた際、カン・サロは李牧を受け入れることに反対していた。

カン・サロはもともと助けを求める人を拒むような人間ではないが、今回は李牧が趙の大禍に巻き込む危険な人物だと考えたため、受け入れを拒否していた。

司馬尚は、趙王の召集には応じずに城内に引きこもっていたが、秦軍の侵略が青歌に及ぶと聞き、民を守るために李牧の考えに賛同して立ち上がった。

彼は戦に出た民を守ろうと自らが前線で戦い、敵軍の数を減らそうとした。

司馬尚の行動の根本は「民の安全」であり、自らが先陣を切ることで青歌の民を守ろうとしていたと考えられる。

青歌の国は、かつて難民や流民が集まって自立した国であった。

李牧が秦軍の侵攻を止めるために助けを求めると、青歌の民は自らの国を守るために李牧の軍に加わることを決意した。

彼らは、命を懸けて戦場に立ち、家族や誇りを守るために剣を握った。

青歌の民の堅固な決意と防御の強さは、秦軍にも屈しないほどだった。

彼らの勇気と覚悟は、「青歌の誇り」として中華に刻まれ、子孫に代々受け継がれることになった。

李牧は趙の国士として青歌を治め、兵士たちの闘志を鼓舞していた。

青歌の兵士たちは李牧を慕い、家族の待つ青歌に凱旋することを目指していた。

そのため、青歌軍は勢いづき、王翦本陣を混乱に陥れた。

秦王嬴政の統一を推し進めた将軍として活躍したのは、韓を滅亡させた騰、趙を滅亡させた王翦、魏を滅亡させた王賁であった。

秦国左翼軍では、番吾の戦いでキタリが登場。

キタリは秦国中央軍の糸凌に続いての登場となる。

秦国には華やかな女戦士が多く、キタリが番吾城を狙った理由は捕虜として収容されている壁への恋心からとみられる。

キタリは実兄カタリの死に遭遇し、慟哭する。

秦国軍の活躍が描かれる中、キタリと壁の恋の行方も注目される。