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119番通報で聞かれること:救急車利用時に必要な情報

ライターのYUKINOです。今回は、救急車を呼ぶ際の119番通報で聞かれる情報を紹介します。

救急搬送の手順と注意点

救急車を呼ぶときに、真っ先に伝えるべきことは何か

救急であることを伝える

救急車を呼ぶ際には、冷静に行動することが重要です。

救急車が必要なことを伝えた後、救急車の到着を待つ場所の住所や、救急対応が必要な人の症状、年齢、性別などの情報を具体的に伝えましょう。

落ち着いて、救急職員からの質問に簡潔に答えることが大切です。

また、携帯電話から救急車を呼ぶ場合は、管轄外の消防署につながる可能性があるので、救急車に来てもらいたい場所を明確に伝えましょう。

高齢の家族に持病がある場合は、連絡先や持病歴をメモしておくと、もしもの場合に備えて安心です。

詳しくみる ⇒参照元: 救急対応が必要な高齢者の症状とは?119番の伝え方と注意点

救急需要の高まりと救急車の適切利用

救急車の出動件数は過去最高となったものの、現場到着までに要した時間はどのくらい遅くなっているか

約1.2分

令和4年(2022年)中の救急自動車による救急出動件数は過去最多の約723万件で、搬送人員は約622万人であった。

救急需要は高齢化の進展を背景に増加傾向が続くと見込まれている。

救急車の現場到着までの平均時間は令和3年(2021年)で約9.4分となり、平成23年(2011年)の全国平均時間約8.2分と比べると、10年の間に約1.2分遅くなっている。

救急搬送された人の4割以上が「軽症(入院加療が必要ないもの)」となっているが、これには自分で病院に行けなかった骨折などの場合も含まれているため、すべてが不要不急の救急要請ではない。

救急車は限られた資源であるため、適切な利用が求められている。

詳しくみる ⇒参照元: もしものときの救急車の利用法 どんな場合に、どう呼べばいいの...

119番通報の仕組みと確認事項

携帯電話から119番通報すると、大体の場所が把握できない理由は?

基地局の問題

携帯電話から119番通報すると、近くの基地局を経由して消防本部に入るため、感度の問題から正確な位置が特定しにくい。

基地局の管轄が異なる場合、隣町の消防本部が応答し、正しい場所への転送に時間がかかる可能性がある。

そのため、消防本部は通報者の大体の場所や詳しい住所を確認する必要がある。

固定電話の場合は、消防署のPC画面に住所が表示されるが、通報者が現在地と異なる場所から通報した場合や住所が不明な場合は、消防署が場所を確認する必要がある。

消防署では通報を受けると、予告指令を発信し、消防士は出動準備を行う。

詳しくみる ⇒参照元: 【119番通報マニュアル】消防士が日本一詳しく119番のかけ...

119番通報時の応急処置と準備事項

救急車が到着する前にできる応急処置はありますか?

応急処置が必要なければ、準備しておくことのみ

救急車が到着する前にできる応急処置は、意識がなく呼吸がない場合は心肺蘇生、意識がなく呼吸がある場合は窒息しないように横向きに寝る(回復体位)です。

意識も呼吸もある場合は、必要に応じて熱中症なら冷却、出血なら圧迫止血などの応急処置を行います。

応急処置が必要ない場合は、名前、電話番号、住所、症状、かかりつけの病院などの情報を準備しておきます。

詳しくみる ⇒参照元: 【119番通報マニュアル】消防士が日本一詳しく119番のかけ...

119番通報のポイント

119番通報時に、通信指令員に伝えるべき最も重要な情報は?

目の前で起こっていること

119番通報時に、冷静さを失わないことが重要です。

通信指令員に、火事、救急など、目の前で起こっていることを詳しく伝えることで、1秒でも早く出動させることができます。

火災の場合、建物火災や車両火災など、種類は違いますが、通報する内容は同じです。

詳しくみる ⇒参照元: 知れば安心!正しい119番通報の方法!

高齢者の救急対応:知っておくべき症状と119番の伝え方

高齢者が持病や発作などで倒れた場合、救急車を呼ぶべき症状は?

命に関わる疾患の症状

高齢者は持病や体力低下により、命に関わる疾患のリスクが高まります。

救急車を呼ぶべき症状には、突然の激しい頭痛や高熱、顔の片側が動かない、息切れや呼吸困難、胸の激痛、突然のしびれや片方の腕足に力が入らないなどの症状があります。

自覚症状がない場合でも、様子がおかしいと感じたらかかりつけ医や救急相談窓口に相談することが大切です。

詳しくみる ⇒参照元: 救急対応が必要な高齢者の症状とは?119番の伝え方と注意点

救急車利用のポイント

突然の病気やケガで救急車を呼ぶべき緊急度の高い症状は何か?

緊急性の高い症状

救急車を適切に利用するために、緊急性の高い症状を知ることが重要です。

緊急性の高い症状には、突然の激しい頭痛や胸痛、激しい腹痛、手足のしびれや麻痺、意識の混濁やけいれん発作、呼吸困難、大量出血などがあります。

これらの症状がある場合は、迷わずに「119」番通報して救急車を要請しましょう。

また、救急車を呼ぶ際には、一刻を争う状況では簡潔に情報を伝えることが大切です。

必要な情報をまとめると、「救急です」「住所」「症状」の3つです。

これらを落ち着いて伝えましょう。

救急車到着までの間は、通信指令員からの指示に従って可能な限りの応急手当を行ってください。

詳しくみる ⇒参照元: もしものときの救急車の利用法 どんな場合に、どう呼べばいいの...

救急搬送時の対応と119番通報の準備

救急搬送時、病院がない場合の対応はどうなるのか?

救急隊が搬送先を探す。

救急隊が搬送先病院を検索してくれるため、病院がない場合でも安心できます。

独居の場合、救急搬送が必要な旨が家族に連絡され、搬送先が決定すれば伝えられます。

119番に通報する際には、名前、住所、生年月日、既往歴などの利用者情報を準備しておくとスムーズです。

詳しくみる ⇒参照元: 【119番通報】救急搬送をするときって何聞かれるの?

救急対応:到着までの応急処置と準備

救急車が到着するまでにするべき応急処置の重要性は?

病状悪化の防止

救急車が到着するまでに行う応急処置は、けがや病気の悪化を防ぐ上で非常に重要です。

意識がない、呼吸や心臓が停止している、喉に異物が詰まっているなどの緊急事態では、心肺蘇生やAEDの使用、異物の除去など、救命のための応急処置が必要です。

意識があり、大出血がない場合も、応急処置を行うことで悪化を防ぐことができます。

応急処置の知識と技術を身につけておくと、いざというときに適切な対応が可能です。

また、救急車が到着するまでに行うべき準備として、保険証や薬の準備、救急車の誘導も行う必要があります。

詳しくみる ⇒参照元: もしものときの救急車の利用法 どんな場合に、どう呼べばいいの...