過積載防止対策の書類徹底活用で過積載リスクを回避

過積載とは、ダンプやトラックに定められた重量を超えて荷物を積むことで、道路交通法違反となります。

ダンプの積込み高さの限界は、最大積載量を単位重量で割り、さらにダンプの面積で割った値です。

この値を超えると積込み限界高さとなり、それ以上積み込むことはできません。

最大積載重量は車検証に記載されており、一般的にダンプや大型トラックでは10トン程度です。

土砂の積み込み限界高さは、最大積載量、単位重量、ダンプの面積を用いて計算できます。

具体的には、最大積載量を単位重量で割り、さらにダンプの面積で割った値が積み込み限界高さとなります。

この記事では、8.6トンの最大積載量、1.093トンの単位重量、5.3m×2.2mのダンプ面積から、積み込み限界高さが675mmであると計算しています。

現場では、この高さを650mmに設定して土砂を搬出していました。

また、過積載防止対策の一環として、荷台に積載ラインが貼り付けられ、単位重量やダンプの荷台寸法などの資料も作成・管理されていました。

大型車の積載重量は軸距によって制限されており、短いダンプなどの場合は20トン、それ以外の場合は25トンまで許可されています。

この制限を超えると道路法違反となり、運転者だけでなく、運送事業者や荷主も罰則の対象となります。

過積載を防止するには、積載物の単位体積重量を測定し、規定重量を超えていないことを確認する必要があります。