青山フラワーマーケット社長の娘が語る、花のある暮らしの秘訣
こんにちは、ライターのYUKOです。今回は、青山フラワーマーケット社長の娘さんが語る、花のある暮らしの秘訣をご紹介します。
顧客視点で花屋を運営する
花屋ではどのような視点が大事にされていますか?
顧客の視点
従来の花屋とは異なり、「顧客の都合」を優先し、顧客と同じ目線で考える視点が大事にされています。
例えば、花が配送中に開くことを考慮して大きめの箱を用意したり、顧客が花を箱から取り出す際の利便性を考慮して5cm大きい袋を用意したりしています。
この顧客視点の取り組みは、花を購入する際のワクワク感や、自宅で生けた花をより長く楽しめることにつながり、花の購入体験全体を向上させています。
詳しくみる ⇒参照元: 花のある'生活'を届けたい。青山フラワーマーケットが徹底する...ブランド・ブリーディングの経営者
経営者として井上氏が最も大切にしていることは?
ゼロからのブランド構築
株式会社パーク・コーポレーションの代表取締役井上英明氏は、ブランドのインキュベーションではなく、ゼロからブランドを作り上げる「ブランド・ブリーディング」を大切にしています。
同氏は、青山フラワーマーケットなどの事業を展開し、新たなブランドを創造し続けています。
また、トライアスロンの普及にも取り組むなど、常に進化を続ける経営者です。
詳しくみる ⇒参照元: インタビュー・対談シリーズ「私の哲学」顧客視点を重視する組織構造
接客する現場スタッフの次、重要な立場にくるのは誰か?
現場のリーダー
青山フラワーマーケットでは、顧客視点を重視した組織構造を構築しています。
最上位は顧客で、その次が接客する現場スタッフ、次に現場のリーダー、そして現場を支える本社スタッフです。
社長は「一番下」に位置しています。
この組織構造により、現場に権限が移譲され、各店舗が客層に応じて商品仕入れやイベントのディスプレイを行うなど、顧客体験の向上に努めています。
また、創業社長である井上氏の思想を浸透させるために、井上氏による研修や「社長ブログ」を活用しています。
詳しくみる ⇒参照元: 花のある'生活'を届けたい。青山フラワーマーケットが徹底する...行動こそ自己研鑽の鍵
井上英明氏が、学生時代から大切にしている生き方は?
即行動
井上英明氏は、学生時代から思いついたらすぐに実行に移す「即行動」を心がけてきた。
この生き方は、ニューヨークでの会計事務所勤務を経て、現在は花や緑に囲まれた「青山フラワーマーケット」を運営する「パーク・コーポレーション」の代表取締役社長に導いた。
氏は、行動に移すことで、失敗を恐れず、自己研鑽に努めてきた。
詳しくみる ⇒参照元: 1日一輪、新しい花を咲かせる努力 「青山フラワーマーケット」...海外出店の効果と廃棄率の低さ
アジアのファッション業界において、海外出店が及ぼす影響は?
ブランディングの強化
青山フラワーマーケットは、海外出店によって世界的な注目を集め、アジアの百貨店からの出店依頼につながった。
この出店は、ブランドイメージの向上に貢献し、アジアにおける事業展開の布石となっている。
また、海外出店の影響で、廃棄率の低さという強みも維持されており、本部によるクオリティ管理と頻繁な仕入れが貢献している。
詳しくみる ⇒参照元: 競争戦略のダイナミズム 『株式会社パーク・コーポレーション』青山フラワーマーケットの体験提供へのこだわり
青山フラワーマーケットが体験提供を追求するようになったきっかけは?
「花のある生活を届けたい」という創業者の想いです。
青山フラワーマーケットは、1989年に「花のある生活を届けたい」という創業者の想いから事業を開始しました。
当初から「モノを売るのではなく体験を売る」ことを目指し、顧客と花を隔てない空間づくりや、花を身近に感じられるカフェやフラワースクールなどを展開しています。
これらの取り組みは、顧客に花のある生活を提案し、ビジネスを支えています。
同社の運営会社であるパーク・コーポレーションは現在、国内外に119店舗を展開しています。
詳しくみる ⇒参照元: 花のある'生活'を届けたい。青山フラワーマーケットが徹底する...hana-kichi:花と緑を楽しむ教室と空間
教室でどんなレッスンを受けられますか?
花器生け、ブーケ、季節のアレンジメント
hana-kichiは、自宅で楽しめる花器生けやブーケ作り、季節の行事に合わせたアレンジメントなどのフラワーレッスンを提供しています。
また、鉢植えの植え替えセミナーや生産者との花の勉強会などのイベントも開催しています。
入会金は不要で、1回ごとの申し込みが可能です。
hana-kichiにはカフェ事業としてAoyama Flower Market TEA HOUSEがあり、温室のような空間で旬の花を楽しむことができます。
さらに、空間デザイン事業parkERsでは、花と緑に囲まれた空間をデザインしています。
詳しくみる ⇒参照元: About Usチャレンジの重要性
「できないこと」にチャレンジすることの重要性を、なぜ著者(井上氏)は語っているのでしょうか?
勝つ勝負にこだわるのではなく、常に成長したいから
日本人の素晴らしい感性を生かしつつ、経営のバランスをとることが重要。
著者はトライアスロンの専門店を立ち上げた際に、アスリートの感性と経営力を組み合わせることで、新しいことに挑戦し、成長の可能性を探った。
著者は幼少期から「やってみないとわからない」ことが好きで、チャレンジ精神に溢れていた。
彼は、勝つ勝負にこだわるのではなく、常に成長したいと考えており、最初から「できること」には興味がない。
このチャレンジ精神は、青山フラワーマーケットの10年後のビジョンにも反映されており、著者は、常に成長し続けるために「できないこと」にチャレンジすることが不可欠だと信じている。
詳しくみる ⇒参照元: インタビュー・対談シリーズ「私の哲学」