西鉄バスジャック事件の犯人・谷口誠一の現在と両親、そして事件の全容

2000年5月3日、西鉄バスジャック事件が発生した。

犯人は運転手のすぐ後ろに座っていた男で、移動中に突然立ち上がり「バスを乗っ取ります」と宣言した。

犯人は凶器を見せ、乗客に反抗しないよう脅迫。

バスは本来のルートとは逆方向に進み、犯人は「行先は地獄だ」と不気味に言った。

恐怖に耐えきれず逃げ出した乗客もいた。

2000年5月3日、当時17歳の谷口誠一が西鉄高速バス「わかくす号」をバスジャックし、女性3人を斬りつけ、1人を死亡、2人に重傷を負わせました。

谷口誠一は牛刀を手に運転手と乗客22名を脅して人質に取り、高速道路を走行しながら犯行に及んだのです。

2000年に福岡県で発生した西鉄バスジャック事件では、当時17歳の少年、谷口誠一がバスを乗っ取り、1名が死亡、2名が負傷した。

事件は生中継されながら約320kmも移動し、警察の特殊部隊SATも出動する騒ぎとなった。

2000年に発生した西鉄バスジャック事件の犯人である谷口誠一は、当時17歳であったため、殺人罪で有罪判決を受けたにもかかわらず、措置入院制度によって社会復帰することができた。

措置入院制度とは、心神耗弱または心神喪失の状態により、罪を犯した少年に対して、刑罰ではなく医療措置を優先的に行う制度である。

谷口誠一は、この措置入院制度により、精神病院での治療を受け、一定期間後に社会復帰が認められた。

この制度は、少年の更生と社会復帰を目的としているが、重大な犯罪を犯した少年が比較的軽い処分ですむため、賛否両論がある。

谷口誠一は1983年生まれの佐賀県出身で、妹が一人います。

父親が建設機械の会社に勤めるサラリーマン、母親は役所で保健師として働く、ごく普通の一般家庭に生まれます。

谷口誠一は小学校の時から成績は良く、周囲からは優等生と見られていました。

しかし、高校生の頃になると性格が変わり始め、引きこもり気味になります。

そして、2000年に西鉄バスジャック事件を起こし、乗客2人を殺害、5人を負傷させました。

事件後、谷口誠一は出所後に被害者に「事件を起こすに至った経緯と謝罪」を書き綴った手紙を送っています。

また、谷口誠一の両親は遺族と被害者に賠償金を支払っています。

事件後、両親は被害者22人に賠償金を支払う事が確定し、内訳は死亡者が550万円、重傷者が350万円など、総額は1380万円になりました。

谷口誠一は西鉄バスジャック事件の犯人で、現在は消息不明です。

事件当時、解離性障害などの症状があると診断され、医療少年院に収容されました。

その後、仮退院を経て本退院し、2006年3月に保護期間を満了しました。

少年院退所後は、消息が不明となっています。

西鉄バスジャック事件の犯人である谷口誠一は、事件当時17歳で、いじめが原因で引きこもり、家族に暴力を振るうようになっていた。

事件直前に「ネオ麦茶」を名乗って2ちゃんねるで犯行声明を出した。

特殊部隊SAT15名がバスに侵入して谷口を確保するまで21時間を要し、2名が負傷、1名が死亡した。

谷口誠一は、中学時代にいじめに遭い、腰椎損傷を起こして入院。

高校を受験して合格するも、9日間のみ通学して退学した。

大検合格を目指していたが、家庭内暴力が悪化し、精神科病院に入院した。

いじめが原因で精神的な問題を抱えており、両親は警察や精神病院に相談したが、事件発生までは何の対処もされなかった。