徳川家: 現在の子孫と末裔、芸能界や皇室とのつながり、苗字の変遷

徳川家康には16人の子供がおり、跡継ぎは十分にいた。

また、徳川家を絶やさないように「徳川御三家」を創設し、将軍家に後継者がいない場合、尾張家か紀州家から養子を出す取り決めがあった。

この取り決めにより、紀州徳川家から8代将軍徳川吉宗が養子として迎え入れられている。

現在も、尾張徳川家、紀州徳川家、水戸徳川家の末裔が続いている。

1603年に徳川家康が征夷大将軍に就いた徳川家は、265年間の江戸時代を通じて15代にわたって天下を統一。

現在は18代目当主が受け継いでいる。

家系図によると、必ずしも将軍の長男が後を継いだわけではなく、初代家康はわずか2年の在任期間で三男秀忠に将軍職を譲っている。

家康は胃ガンで73歳で死去したとされている。

二代目の秀忠は、江戸幕府の体制を確立する上で重要な役割を果たし、約18年間在位した。

現在の徳川本家当主である18代徳川恒孝は、会津松平家から養子に入った。

恒孝の息子である家広が19代当主を予定しているが、家広はベトナム人女性と結婚しており、国際機関や評論家として活動している。

また、恒孝は日本郵船の副社長や徳川記念財団の初代理事長などを歴任し、現在は公益財団法人「日本美術刀剣保存協会」の名誉顧問を務め、環境・福祉活動にも熱心に取り組んでいる。

徳川御三家の中で、尾張徳川家は政治の世界で活躍し、現在も名古屋を拠点として存続しています。

水戸徳川家は勤皇思想が強く、今も続いています。

しかし、紀州徳川家は財政破綻や当主の消息不明などにより断絶の危機に瀕しており、現在の当主は独身のため、このままでは消滅する可能性があります。

尾張徳川家の22代当主は徳川義崇さんで、1961年8月生まれです。

文化芸術活動に重きを置き、公益財団法人徳川黎明会会長や名古屋徳川美術館館長を務めています。

IT技術者としても活動しており、インターネット技術開発に関する著作物があります。

また、徳川美術館のインバウンド解説動画に登場するキャラクター・トクさんのモデルにもなり、ミュージアムキャラクターアワードで1位を獲得しています。

尾張徳川家は最も裕福と言われ、屋敷跡を高級賃貸住宅街「徳川ビレッジ」に改装し、義崇さんもその一角に住んでいます。

徳川昭武は、江戸幕府最後の将軍・徳川慶喜の弟で、水戸藩第11代藩主でした。

明治17年（1884年）に戸定邸に移り住み、狩猟、釣り、陶芸などの趣味を楽しむ中、写真にも熱中しました。

写真がまだ珍しく高価だった時代、昭武は、自身の家族だけでなく、江戸川流域の身近な自然、郊外の農村風景など、多くの枚数を費やして生活の一幕を写しとっています。

徳川家の家長である家広さんは、200年ぶりに生前代替わりを行いました。

民間人として純粋に継宗の儀を行うのは初めてで、内容の参考にできる資料がなく苦労したそうです。

昨年11月から12月にかけて、栃木県の日光東照宮や静岡市の久能山東照宮など徳川家ゆかりの地6か所を代替わりの報告のため回りました。

かつての徳川御三卿家のうち、田安徳川家は徳川宗武の血筋をわずかに2代で途絶えさせましたが、一橋徳川家と清水徳川家は現在まで続いています。

田安徳川家の当主は11代 徳川宗英さんで、現在は著作家として活躍されています。

一橋徳川家の当主は14代 徳川宗親さんで、12代当主は林学者として緑化運動に尽力しました。

清水徳川家は他の2家とは異なり、後継者が決まっておらず、今後の動向が注目されています。

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徳川記念財団は、宗家の文化財の保存や公開を行っており、ユーチューブで情報発信も行っている。

展覧会の混乱を整理するため、再編を進めている。

最近では自宅の蔵から日米修好通商条約の幕府公印が見つかった。

財団理事長は、15人の将軍の中で5代の綱吉将軍を推しており、評判の悪い生類憐みの令も孤児や老人の保護を目的としており、動物愛護の法律にもつながっていると考えている。

紀州徳川家の現当主は19代当主の徳川宜子（1956年11月5日生）。

東洋英和女学院短期大学を卒業後、文化学院で建築を学び、大成建設に設計士として入社した。

1985年に大成建設の同僚・石橋利彦と共に株式会社石橋徳川建築設計所を設立し、東京建築士会評議員や東京YMCAデザイン研究所講師を歴任。

宜子は独身のため、このままでは紀州徳川家は断絶する可能性がある。