生きたままミイラになった即身仏を見に行ったら

即身仏とは、厳しい修行を経てミイラ化した宗教者の遺体のことです。

日本全国に18体確認されており、そのうち8体が山形県に集中しています。

これらの即身仏は、江戸時代に湯殿山信仰の拠点となった寺院で護持されています。

湯殿山は古くから出羽三山の奥の院として崇められており、温泉の湧き出る巨岩が御宝前とされていました。

1641年に羽黒山が天台宗に統一されて以降、出羽三山では天台宗と真言宗の対立が深まりましたが、湯殿山信仰は真言宗寺院を中心に受け継がれてきました。

そのため、山形県には真言宗寺院が多く、結果として即身仏も数多く残されることになったと考えられます。

即身仏（そくしんぶつ）は、主に日本の仏教（密教）に見られる僧侶のミイラのこと。

特に即身成仏思想を基底とする真言宗湯殿山系寺院における僧侶のミイラをこのように呼称するが、それ以外の思想的背景にもとづく日本の僧侶・行者のミイラも便宜上本項目中で解説する。

なお、この種のミイラの総称として入定ミイラ（にゅうじょうミイラ）という呼称が用いられる場合もあるが、地方や信仰、研究者によって呼ばれ方は一定していない。

日本の一部地方に見られる民間信仰において、僧は死なず、生死の境を超え弥勒菩薩出世の時まで、衆生救済を目的として永遠の瞑想に入る（入定）と考えられている。

僧が入定した後、その肉体は現身のまま即ち仏になるため、即身仏と呼ばれる。

原義としての「入定（単に瞑想に入ること）」と区別するため、生入定（いきにゅうじょう）という俗称もある。

日本においては山形県の庄内地方などに分布し、現在も寺で公開されているところもある。

即身仏になろうとする者は、死後に肉体が腐敗しないよう整え、ミイラの状態に体を近づけるために、まず木食修行を行う。

米や麦などの穀類の食を断ち、木の皮や木の実を食べることによって命をつなぎ、経典を読んだり瞑想をする。

まず最も腐敗の原因となる脂肪が燃焼され、皮下脂肪が落ちていき水分も少なくなる。

次に筋肉が糖として消費される。

漆の防腐作用に期待し、または嘔吐することによって体の水分を少なくする目的で、漆の茶を飲むこともあった。

科学的には、即身仏とはヒトが死んでミイラとなることにほかならず、信仰上生きているとされても生物学的には死んでいる。

生入定を作ることは、現在の日本では自殺幇助罪または死体損壊罪・死体遺棄罪に問われるため、法律上不可能である。

即身仏・入定ミイラは鼠害・虫害を受けている場合がほとんどであり、出開帳で遠隔地に持ち出された際に物理的損傷を受けているものも少なくない。

中には大正時代に行方不明となった萬蔵稲荷神社の萬蔵のような例もある。

現存する即身仏・入定ミイラには日本ミイラ研究グループによって調査・保存修理が行われたものも少なくないが、その維持管理は寺院や信者に委ねられている場合がほとんどであり、管理状態が必ずしも良好ではないことが指摘されている。

日本に現存する生きたままミイラになる修行の一つが、京都大原・古知谷にある阿弥陀寺のミイラ仏である。

この修行は過酷であり、ミイラ仏を実際に見に行くことは憚られる。

阿弥陀寺は人里離れた山間の谷に建っており、訪れる人は少ない。

公共の交通手段も限られている。

ミイラは人為的加工や自然条件によって乾燥され、腐敗せず残っている人間または動物の死体である。

古代エジプトではミイラ処置の手法があり、自然条件によるミイラ化もある。

ミイラから採取したDNAを使ったクローン誕生は不可能であり、現代の科学ではミイラの組織においてタンパク質が水分を失って不可逆的に変質しているため、生命活動を復活させることはできない。

ペルーの古代アンデス文明では、数千体以上のミイラが発見されてきたが、今回発見されたミイラは異例の埋葬方法であることが明らかになった。

手で顔を覆い、縄で全身を縛られたこのミイラの謎に迫る。

ペルーの遺跡で発見された奇妙なミイラ。

その1週間後、同じ場所から子どものミイラが6体も発見された。

発掘責任者のジェミラ博士は、集団でいけにえとして埋められた可能性を示唆する。

ペルーでは過去にも同様の事例があり、今回のミイラもその可能性が高い。

しかし、縄で縛られていたのは1体のみ。

なぜそのミイラだけが、遠く離れた地で、しかも山岳民族特有の方法で埋葬されていたのか。

2つの場所の関係性を含め、謎は深まるばかりである。

数千年前の古代エジプトで、人間のためにいけにえにされたネコ、鳥、ヘビのミイラが発見された。

これらの動物は保存され、包まれ、永遠に歴史的な記録として残されている。

ヘビは楕円形に包まれ、ネコは首を折られ、鳥は鳥らしい形を保っている。

科学者のグループが、これらの動物たちの詳細を明らかにすべく、デリケートな包帯の中をのぞき込んでいる。

シチリア島のパレルモにある修道院では、２０００体ものミイラが安置されており、その中には美しいミイラ“ロザリア”も含まれている。

特に２歳の美少女のミイラであるロンバルト・ロザリアの謎は未解明であり、彼女の顔はまるで寝ているかのようにつややかなピンクに輝いている。

山寺で修行していた僧侶たちが掘った岩窟の中に、ミイラ仏となった弾誓上人が安置されています。

彼は穀物と塩を断ち、松の実と松の皮のみを食べて体質を樹脂化させた後、生きながら石棺に入り、念仏を唱え続けました。

そして、念仏の声が聞こえなくなった時、空気穴を密閉し、現在も正座合掌の姿でミイラ仏として安置されています。

岩窟は非常に狭く暗いため、訪れる人は威圧感と弾誓上人の気迫を感じずにはいられません。

日本各地には土中入定伝説の残る入定塚が存在するが、実際に発掘が行われた塚からは白骨遺体しか出てきていない。

1960年代の新潟大学医学部の現地調査で、ほとんどの即身仏には死後人工的に乾燥させるなどの加工が施されていたことが判明した。

鉄門海上人は民衆の支持を集め、新潟県村上市や岩手県盛岡市など東北各地から蝦夷地にまで布教活動を行っており、新たな信者を獲得したことが後に発見された資料から明らかになっている。

数千年前の古代エジプトでは、ネコ、鳥、ヘビがそれぞれ厳粛かつ不運な最期を遂げました。

死後の世界へと旅立つ人間のためにいけにえにされたこうした動物は、保存され、包まれ、ミイラとなって永遠に歴史的な記録として残されました。

ヘビは楕円形に包まれ、ネコは過去数千年のいずれかの時点で首を折られ、鳥はかなり鳥らしい形をいまだに保っています。

そしていま科学者のグループは、こうした動物たちの驚くべき詳細を明らかにすべく、デリケートな包帯の中をのぞき込んでいます。

英国の学際的研究チームが8月20日（米国時間）、学術誌『Scientific Reports』に論文を発表しました。

数千年前の古代エジプトでは、ネコ、鳥、ヘビなどの動物がミイラとして保存されていました。

これらの動物は、死後の世界へと旅立つ人間のためにいけにえとして捧げられたと考えられています。

ミイラは丁寧に包帯で巻かれ、それぞれの動物の特徴的な形状を保っています。

現在、科学者たちはこれらのミイラを詳細に調査し、古代エジプトの宗教儀式や動物の役割について理解を深めようとしています。