【工藤会】工藤会トップ死刑判決から1年（2）現役組員「関東では食えている」 "野村"被告の影響力と組織の不穏な動きと現在の状況

特定危険指定暴力団工藤会のトップに死刑判決が言い渡されて、２０２２年８月２４日で１年。

現在の工藤会、警察の工藤会対策について取材しました。

工藤会の総裁・野村被告に死刑、ナンバー２の田上被告に無期懲役が言い渡された一審判決から１年。

野村被告は法廷からの去り際にこんな捨て台詞を残しました。

「公正な裁判をお願いしたのに全然公正やないね。

全部推認、推認、推認、こんな裁判があるか！

生涯このこと後悔するよ！

」福岡県警の田中伸浩暴力団対策部長は、「野村悟被告が裁判長に向かって発言したように凶悪性・粗暴性、その本質は変わっていない」と述べています。

特定危険指定暴力団・工藤会（北九州）が関与したとされる4つの市民襲撃事件で、工藤会総裁の野村悟被告には死刑判決が言い渡された。

ナンバー2の田上不美夫被告には無期懲役の判決が言い渡された。

この死刑判決が出た工藤会総裁の野村悟被告は、故・松本龍元復興大臣とは相婿（姉妹の夫どうし）の関係にある。

福岡県警は、工藤会という組織が死刑判決後も活動を続けているとみられていることを明らかにしました。

工藤会は一部組織が精力的にシノギを行っており、福岡県警も捜査を続けています。

県警は２０２２年７月に、１０年前の不動産会社社長殺人未遂事件で工藤会系の組員らを逮捕しました。

また、工藤会対策の一環として、県警本部内には「組織犯罪対策課社会復帰アドバイザー室」があり、組員などの離脱・就労支援を担当しています。

社会復帰アドバイザーの山田さんは、工藤会の元組員と電話でやりとりをしており、元組員は死刑判決後に警察の就労支援を受けて運送業に従事しています。

控訴審の日程は未定ですが、野村被告側が控訴趣意書を提出する期限が今年７月下旬に迫っていました。

野村被告は、対戦車ロケット砲などが発見された事件で工藤会系組事務所を家宅捜索する捜査員工藤会トップの公判で、足立勉裁判長を威嚇しました。

北九州市の工藤会トップが、被害者に対して「オマエのためや。

何も知らないほうがイイ」と発言した。

工藤会は地元で特別な存在であり、恐れられている。

工藤会に関連する傷害事件が起き、被害を受けた関係者に事情を聞いたところ、工藤会トップは彼の肩を叩きながら上記のような発言をしたという。

また、過去には工藤会が一般人に手を出すこともあったという。

北九州市内のバーでは、工藤会に関わりたくないという意思表示として「暴力団お断り」の張り紙がされていたこともある。

福岡で事件を起こしている工藤会については、民主党の松本龍との関連も注目されています。

松本龍は宮城県知事に対して失礼な言動を行い、マスゴミに対して圧力をかけるなど問題行動が目立ちました。

特に東日本大震災の被災地である宮城県に対する松本龍の高圧的な態度に怒りを感じた人々も多く、東北放送だけが彼の発言を報じました。

工藤会の倉庫には対戦車用のロケットランチャーなど、自衛隊も驚くような武器が保管されているといわれる。

裁判では、工藤会のメンバーが裁判長を威嚇し、弁護士を全員解任するという事件が起きた。

この事件の背景には、工藤会側と弁護士側の対立があったと思われる。

野村被告は一審で無罪になると確信していたが、結果は死刑判決だった。

元組員が大型免許を取得したことについて話しています。

山田さんは、組員らが心の奥底に抱える工藤会への不安を取り除くことが離脱・就労支援の鍵だと話しています。

また、県警の暴力団対策部長は、死刑判決に慢心せずに組織の弱体化を進めることが重要だと述べています。

工藤会のトップである野村悟被告は平成10年に起きた事件の関与で逮捕され、現在は服役中です。

警察は工藤会の壊滅を目指し、カタギの一般市民も攻撃されています。

野村悟被告は再取得を目指して失効した運転免許を取り戻すために自動車学校に通っています。

日本で唯一の特定指定暴力団である工藤会の元幹部は、現在は工藤会を離脱し、北九州市の小倉でうどん店を営んでいる。

福岡県北九州市に拠点を置く工藤会の野村悟被告と田上不美夫被告が、弁護士全員を解雇したことが明らかになりました。

この公判で、野村被告は裁判長を威嚇する場面もありました。

福岡地裁は野村被告に死刑を、田上被告には無期懲役を言い渡しています。

工藤会の現状は厳しいです。

裁判費用のために会費が上がっており、シノギも困難になっています。

しかし、関東にいる工藤会は九州とは異なり、他の組織との衝突でも勝手に引いてくれるため、比較的食えている状況です。