原由子のキーボードプレイが光るソロライブの全貌！キャリアの名曲も披露

原由子さんのソロライブは、2010年7月の鎌倉芸術館での「原由子スペシャル「はらばん」鎌倉ライブ」以来、13年ぶりに行われた。

このライブは、31年ぶりのアルバムを携えての開催で、客席からは大きな期待が寄せられていた。

期待を上回る素晴らしいライブで、桜の花吹雪の映像と琴の音をバックに原さんとサポートミュージシャンがステージに登場し、サザンオールスターズの「鎌倉物語」のイントロを奏でた。

MCを挟んで披露された「涙の天使に微笑みを」では、観客はしっとりと原さんのボーカルに聴き入り、続く「少女時代」では力強いタッチのエレピと軽快な歌い出しで会場を盛り上げた。

サザンオールスターズの原由子が、神奈川・鎌倉芸術館で3月6日と7日の2日間にわたってワンマンライブ「婦人の肖像（Portrait of a Lady）」を開催しました。

彼女がソロライブを行ったのは、2010年7月に同会場で実施された「原由子スペシャル『はらばん』鎌倉ライブ」以来13年ぶり。

2日目の模様は全国13都市16館の劇場でライブビューイングも行われ、日本中で多くの人々が彼女のひさびさのソロライブを目撃しました。

新型コロナウイルスの感染拡大後はほとんどのライブで声出しが禁止されていましたが、政府の行動制限の緩和を受けて、今回のライブはマスク着用を条件に観客の声出しを解禁。

ライブが始まって原がステージに現れると、場内は興奮に満ちた歓声があふれ、原は笑顔で手を振ってそれに応えました。

そして彼女は1曲目として、自身がリードボーカルを担当するサザンオールスターズの曲「鎌倉物語」を挨拶代わりに披露。

スクリーンに映る、江ノ島や江ノ電などを描いた水彩画をバックに、鎌倉の会場に足を運んでくれた来場者たちをもてなすように優しい歌声を届けた。

原由子は、サザンオールスターズのキーボーディストとして活躍しています。

青山学院大学在学中に音楽サークルで出会った桑田佳祐と結婚し、現在に至るまで公私ともに支えています。

原は、サザンでは見せない「女性らしさ」が好評で、ソロ活動も行っています。

原由子のライブでは、キーボードの弾き語りから始まり、ジャジーなムードの「夜の訪問者」ではハンドマイクで体を揺らしながら歌い、アコースティックギターを爪弾くフォーキーな演奏も披露しました。

ライブ終盤には、新旧の人気曲で会場を盛り上げ、本編ラストでは原由子流のロックンロールナンバー2曲で締めくくりました。

サザンオールスターズの原由子さんは、音楽活動において桑田佳祐氏から深く信頼されています。

桑田氏は原由子さんの演奏技術を評価し、彼女をバンドに加入させました。

原由子さんは現在もソロコンサートを開催するなど、音楽活動以外でも活躍しています。

彼女の多才さは、バンドの中でも重要なポジションを担っていることを物語っています。

また、原由子さんは桑田氏と同じ神奈川県出身で、桑田氏や関口和之氏と大学時代に知り合ったという縁があります。

桑田佳祐がアンコールの最後にサプライズで登場し、“いつでも夢を”を原由子とデュエットした。

桑田の歌声はデビュー当時から変わらない唯一無二の声質で、44年の音楽キャリアを経て増した円熟味が加わり、今だからこそ出せる味わいだ。

また、桑田はキーボードだけでなく、アコースティック・ギターやハンド・マイクも使用しており、原由子の既存のイメージをアップデートするような新鮮さをもたらした。

鎌倉で開催された原由子の13年ぶりのソロライブは、会場キャパシティの10倍以上の応募が殺到し、チケットは即日完売した。

鎌倉は原由子がソロやサザンオールスターズとして多くの楽曲を届けてきたゆかりある場所であり、特別な地でのライブとなった。

ライブでは、44年の音楽人生を経て実った原由子の豊穣な歌声が会場を包み込み、観客から割れんばかりの歓声と拍手が轟いた。

ライブの盛況ぶりを受け、開催前日に急遽ライブビューイングも行われることとなり、会場で観覧できなかったファンもライブを楽しむことができた。