妊娠検査薬が陰性でも性行為から2週間で妊娠の確定ができない理由

性行為後に妊娠していないことがはっきりするまでの期間は、生理周期が安定しているかどうかによって異なります。

生理不順で周期がバラバラな場合は、生理が来ないのが妊娠によるものなのか生理不順によるものなのか判別が難しいです。

生理が来ないからといって焦って妊娠検査薬を使用しても陰性に出ることがあります。

妊娠検査薬が陽性になるまでの期間は、性行為の時期が排卵日の何日前なのかによっても異なります。

受精後3週間経てば妊娠検査で陽性が出る可能性が高いです。

性行為後2週間ではまだ受精後4週間未満で妊娠検査では陰性になる可能性があります。

妊娠検査で陰性でも、その後生理が来なければ受診が必要です。

妊娠を希望しない場合は、避妊を兼ねたピルを服用することを検討してください。

生理不順で生理が遅れた場合は、生理が遅れた時点で妊娠検査を実施する。

結果が陰性の場合は、最後の性行為から3週間以上経過してから再検査を行う。

これは、精子の受精能力は3～7日間、卵子の受精能力は12～24時間であることから、性行為の1週間後が排卵日となり、性行為から3週間後が妊娠4週となるため、妊娠反応が陽性に出る可能性が高いと考えられるためである。

ただし、妊娠4週で陽性が出ない感度の低い検査薬を使用している場合は、陰性と出る可能性があることに注意が必要である。

妊娠検査薬は、排卵日から2週間後に妊娠ホルモンのHCGが十分に上昇した尿で検査すると、はっきりとした陽性反応が出る。

生理の予定日から1週間後に検査可能と書かれている検査薬は、妊娠5週頃に出るHCGの量に反応するよう設計されている。

ただし、生理不順の場合は、妊娠週の正確なカウントが難しい場合がある。