アホの坂田こと坂田利夫：お笑い界のレジェンド

大阪府大阪市港区出身の阪田利夫は、吉本興業に所属するプロの漫才師。

本名は地神利夫で、通称は「アホの坂田」。

漫才コンビ時代にリリースした「アホの坂田」がイメージソングとして定着している。

実家は地神ワイヤーロープ製造業を営み、1955年の台風被害で家が壊れた後は大阪ガスの関連会社に勤めていた。

坂田はオーディションで一度は不合格となるも、花菱アチャコの推挙で合格し、その後前田邦弘とコメディNo.1を結成する。

コンビ結成のきっかけは、西川きよしから「漫才は儲かる」と勧められたことによる。

コメディNo.1は、第5回上方漫才大賞新人賞、第1回NHK上方漫才コンテスト最優秀話術賞など数々の賞を受賞し、坂田はピン芸人としても活躍している。

坂田利夫は、2023年12月29日に老衰のため82歳で亡くなった。

最期は親交のあった間寛平夫妻が看取った。

坂田利夫は生涯独身を通し、2022年4月に出演した「伝説の一日」が最後の舞台となった。

葬儀ではテーマソングの「アホの坂田」が流れ、棺には「アホ」と書かれた衣装などが納められた。