日本のライブチケット価格ランキング：高額アーティストは誰！！？

音楽ライブの開催が活況となり、業界は復活傾向にあるが、日本のライブチケットの相場は海外と比べて安く、アーティストやプロダクションが潤っていないという問題が浮上している。

海外ではチケット代が高く設定されており、日本のアーティストも相場の引き上げを検討する必要があるとの議論が起きている。

アリーナクラスのライブのチケット相場は、国内アーティストで8,000円～1万円、ジャニーズで8,000円～9,000円程度である一方、K-POPグループは1万円～1万5,000円、欧米のアーティストはさらに高く、ブルーノ・マーズの東京ドーム公演のVIP席は12万8,000円となっている。

ライブチケットの倍率は知名度だけでは決まらず、会場の収容可能人数などの要素も関係する。

SNSのフォロワー数が多くても会場が大きければ比較的取りやすい場合がある。

また、ライブチケットの倍率は公式から発表されていないので、ネット上の情報は古い場合が多いことに注意が必要。

近年、欧米のアーティストのチケット価格は上昇傾向にありますが、日本はその影響を受けていません。

その理由は、かつてライブがCD販売のプロモーションとして機能し、収益がCD販売やグッズ販売で得られていたため、チケット価格を低く抑える必要がなかったからです。

しかし、CDの売上低下によりアーティストはサブスクリプションサービスに依存するようになり、収益が減少しています。

そのため、ライブ業界はチケット価格を上げざるを得なくなっています。

また、ライブ制作にかかる機材費などの値上がりも、チケット価格の上昇圧力となっています。

チケット価格を上げられないことで、日本のエンタメ業界は衰退する可能性があります。

2020年に行われるホール公演のチケット価格の比較では、山本彩と東京事変の差は約2,850円と最も開きがありました。

東京事変は8年ぶりの活動再開でプレミア感が高く、平均価格も引き上げています。

そのため、一般的なホール公演のチケット価格の平均は約8,000円を割ると考えられます。

調査では東京事変を除いたチケット価格の中央値が相場として算出されています。

2020年のNHKホール公演ライブチケット価格を比較したところ、スキマスイッチのチケット代金は7,700円であることが判明しました。

スキマスイッチは2020年に38公演の国内ツアーと海外2公演を予定しており、チケットは指定席のみで販売されています。