庵野秀明が影響を受けた！！機動戦艦ナデシコのメカデザインとナデシコの魅力

謎の敵「木星蜥蜴」に対抗するために建造された実験戦艦ナデシコには、彼らの圧倒的な戦闘力に対抗できる唯一の兵器が搭載されていた。

それが、ディストーションフィールドとグラビティブラストという技術的に優位な兵器である。

この兵器により、ナデシコは木星蜥蜴の侵攻に立ち向かうことになる。

ナデシコには、艦長ミスマル・ユリカや火星出身の青年テンカワ・アキトをはじめとする一癖も二癖もあるクルーたちが集結し、地球の平和を守るという名目で、木星蜥蜴との激戦に身を投じる。

火星を支配する木星蜥蜴から人々を救うため、民間企業ネルガル重工が計画した「スキャパレリプロジェクト」の中心となる実験戦艦ナデシコに、火星生まれの青年テンカワ・アキトがコックとしてクルーに加わる。

アキトは、幼なじみのミスマル・ユリカを追って出港直前のナデシコに乗り込んだ。

そして、IFS処理を受けていたため、人型機動兵器「エステバリス」のパイロットとしても戦うことになる。

ナデシコには、「能力が一流なら性格は問わない」という方針の下、一癖も二癖もある人物ばかりが揃っていた。

当時の「新世紀エヴァンゲリオン」は、女性キャラに対する描かれ方が型どおりのため、女性スタッフや関係者から「女性を蔑ろにしている」と不満があった。

しかし、当時のアニメ制作環境では、キャラ描写を紋切り型にするしかなかった。

また、大月俊倫氏は庵野秀明監督に「女性に対する気持ちをアニメファンにぶつけるのが誠実だ」と主張する一方で、佐藤竜雄氏に「新世紀エヴァンゲリオン」の企画を任せるなど、矛盾した采配を振るっていた。

しかし、金儲けを度外視した大月氏の姿勢は、最終的には利益をもたらした。