中国ドラマ「天官賜福」を徹底解説！原作小説との違いや魅力をネタバレあらすじとともに紹介

墨香銅臭によるBL小説『天官賜福』は、神と鬼のBLファンタジー。

天界から追放された太子・謝憐が、鬼の王・花城と出会い、三界を舞台に繰り広げる物語。

800年ぶりに神官となった謝憐は、功徳を集めるために人界で花嫁失踪事件の解決に奔走する。

その道中で出会った三郎こそが花城だった。

天官賜福は、墨香銅臭による中国のWeb小説作品です。

仙楽国の太子である謝憐が、天から与えられた才能を持ちながらも、人々を救えなかったために2度も天界から追放されます。

800年後、3度目の飛昇を果たしますが、「三界の笑い者」と呼ばれ、祈りを捧げる者はどこにもいません。

同作は2020年にアニメ化され、2021年に日本では放送されました。

2023年にはアニメ第2期が配信され、日本語字幕版と吹替版が放送されました。

天官が半月関での出来事について帝君に呼び出され、行方不明の神官の捜索のため鬼界へと向かった。

謝憐は鬼市に潜入し、賑わう賭場を訪れた。

その帳の奥には、紅衣の人影がいた。

謝憐はそこで、武神・郎千秋と落ち合うはずだったが、郎千秋は博徒の醜態に腹を立て騒ぎを起こし、鬼市の城主・花城に身動きを封じられてしまう。

永安国の国師と太子として親交の深かった謝憐と郎千秋だったが、ある事件をきっかけに関係は一変した。

謝憐は仙楽宮に禁足を命じられ、郎千秋は疑念を抱えたまま極楽坊を去った。

その疑念とは、謝憐と花城との関係性に関するものであった。

謝憐が花城に想いを馳せ、賽子を振ると、仙楽宮に思いがけない人物が訪問した。

その人物は、謝憐と郎千秋の関係を修復できるのだろうか。

謝憐は花城の御殿で包帯の少年と再会します。

その少年の姿は、かつて謝憐が出会った少年の面影と重なりました。

謝憐は花城の居ぬ間に例の扉へと向かい、様々な空間に通じる扉の力で四方八方を彷徨う羽目になります。

紆余曲折を経て遂に地下牢に辿り着くと、そこには行方不明となった神官の姿がありました。

小説『天官賜福』は、美しい世界観と豪華声優陣が魅力です。

アニメは小説の1巻12章までを描き、2期は2巻の内容を描きます。

小説はアニメよりも登場人物の容姿を丁寧に描写しており、読み応えがあります。

設定はやや難解ですが、その世界観に魅了されてしまう作品です。

17歳の誕生日を祝うために安寧に向かっていた郎千秋と永安国のリュウ金宴で起きた悲劇の真相が明らかになる。

永安国主から宴の信任を得ていた安楽は、心の闇に付け込む戚容に利用され、芳心国師の謝憐は予期せぬ事態に直面して決断を迫られる。

太子の従兄弟である戚容が仙楽国と永安国を滅ぼした事件の黒幕であったことが判明します。

太子は真相を知り、永安国王を殺害。

その結果、地獄のような香りが漂い始めます。

この事件をきっかけに太子の過去編が本格的に描かれ、太子が仙楽国と永安国を救おうとするものの、すべて裏目に出てしまい、闇落ち寸前まで追い込まれていく様子が描かれます。