寺内容疑者と家族の関係：異常な束縛と事件の背景

福岡市博多区で起きた殺人事件で、元交際相手の川野美樹さんが殺害され、元交際相手の寺内進容疑者が逮捕されました。

寺内容疑者は、川野さんの元交際相手であり、束縛が厳しく、川野さんから別れを切り出された後もストーカー行為を繰り返していました。

具体的には、職場での待ち伏せ、しつこい連絡、携帯電話の奪取による位置情報の把握などを行っていました。

事件当日の午後6時15分頃、寺内容疑者は博多駅近くで川野さんの頭や胸、腹など十数か所を刃物で刺し、殺害した疑いが持たれています。

確保された際に持っていた刃物の形状が、川野さんの傷と一致していることが判明しており、警察は寺内容疑者がこの刃物で川野さんを刺したとみて捜査を進めています。

警察は当初、位置情報アプリを消すよう指導したが、3日後に相談が再発。

寺内容疑者は「自分は別れていない」などと不満をメールで送っており、周囲は「女性関係になると周りが見えなくなる」と証言している。

警察の警告にも従わず、待ち伏せや暴言を繰り返すなど、執拗に女性を追いかけている。

寺内進は、目的のない来訪で博多を訪れた際に案内所で働き先を探し、紹介された飲食店で働き始めました。

その飲食店は、殺害された川野美樹さんのラウンジと同系列の店でした。

寺内容疑者は、真面目に働いていたとのことですが、交際相手に対して暴力的な兆候があったとされています。

また、勤務先のグループでは従業員同士の恋愛が禁止されていたようです。

福岡の九州最大の繁華街・中洲で飲食店グループで働いていた寺内容疑者は、川野さんと出会い交際に発展。

しかし、寺内容疑者は川野さんに異常な束縛をし、ストーカー行為を行っていた。

2022年10月21日には川野さんの携帯電話を奪い取る事件を起こしている。

寺内容疑者は、関西弁を話す大阪市出身の元番長で、3年前に大阪市内のバーで働いていた。

同容疑者は地元ではケンカが強く目立つ存在だったとされ、中学時代から金髪が目立っていたという。

事件当日、2人がカメラから姿を消した約6分半後に、寺内容疑者とみられる男が走って逃げる姿が捉えられている。