エベレストの危険な真実: 氷が解け、死亡者の遺体がむき出しに
ライターのYUKOです。エベレストの衝撃的な真実をご紹介します。
エベレスト「眠れる美女」の悲劇
エベレストで亡くなった女性登山家の名前は?
フランシス・アーセンティエフ
1998年、エベレストを無酸素で登頂したフランシス・アーセンティエフは、下山中に低酸素症で亡くなった。
彼女の名は「眠れる美女」と呼ばれ、エベレストに残された遺体として知られる。
彼女は、夫のセルゲイ・アーセンティエフと共に、マッキンリーやエルブラスの登頂に成功した著名な登山家だった。
エベレストでは、低酸素や極寒などの過酷な環境のため、仲間でも負傷した者を下山させることは不可能で、動けなくなると死を意味する。
詳しくみる ⇒参照元: エベレストの「眠れる美女」の真相がやばい!9年間放置された遺...極地での頼れるガイドが語る高所・デスゾーン
当時の酸素ボンベの重さは?
6kg以上
日本人のエベレスト最多登頂記録を持つ倉岡裕之は、当時の酸素ボンベは重く、空っぽで4kg以上、満タンでは2kg以上も重たかった。
また、最新のボンベは1本で4時間強酸素を供給できるが、当時では1本で1時間半ほどしか持たなかった。
そのため、倉岡は登頂時には3本、時には5本ものボンベを背負って登っていた。
詳しくみる ⇒参照元: 第9回 デスゾーン、死の領域。インド人登山家のエベレスト登頂の課題
インド人登山家がエベレスト登頂時に直面する主な課題は何ですか?
予算不足
インド人登山家はエベレスト登頂で欧米登山家に比べて予算が限られているため、より安価なツアー会社を利用することが多い。
そのため、十分な装備やサポートが得られず、死亡リスクが高まっている。
2023年にエベレストで死亡した11人のうち4人はインド人で、8000メートル級の山では17人のうち8人がインド人だった。
インド人登山家の一人、グラブホファーは、酸素不足で生死をさまよう体験をした。
詳しくみる ⇒参照元: エベレストの頂上で登山者が大渋滞── 「死のゾーン」の実態【...シェルパの人手不足がネパールの登山産業に影響
シェルパが山を見捨てる理由
人手不足
ネパールにある6千メートル以上の峰414座に登るためには、4千人のシェルパと数万人のポーターが必要。
しかし、人手不足が深刻化しており、ネパール政府は対策としてシャンボチェからベースキャンプへの荷物の運搬にポーターとヤクの利用を義務付けた。
しかし、ポーターとヤクが不足しているためこの規則は撤回され、ヘリコプターでの運搬が許可された。
シェルパの人手不足は、遠征隊の編成に影響を与えている。
詳しくみる ⇒参照元: 山を見限るエベレストのシェルパたち「この仕事に明日はない」 ...デスゾーン: エベレストの危険な領域
デスゾーンとは何ですか?
極度の低酸素状態
エベレストのデスゾーンは、標高8,000mを超えた極度の低酸素状態のエリアで、高山病のリスクが高まり、意識が混濁する可能性があります。
この過酷な環境では、事前の準備は不可能で、生きるか死ぬかの世界となります。
また、デスゾーンには多くのクレバスがあり、はしごを使用して登攀する必要があります。
詳しくみる ⇒参照元: 【注意事項】エベレスト登山に潜む8つの危険シェルパ登山ガイドの世代交代
シェルパの登山ガイドの減少に取って代わったのは誰か?
カンチェンジュンガとマカルー地方の出身者
カンチェンジュンガ地方とマカルー地方の出身者が、クンブ地方とロルワリン地方の出身者に代わってシェルパの登山ガイドの役割を担っている。
クンブ地方とロルワリン地方の出身者は、他の職業に移行したり、首都や海外へ出稼ぎに行ったりしているためだ。
シェルパを辞めた人の多くは、教育の機会や仕事を求めてカトマンズや国外に出る。
欧米やオーストラリアに移住したシェルパも数千人に上る。
登山関連の仕事に就くのはまれで、多くは臨時の仕事などで生活している。
詳しくみる ⇒参照元: 山を見限るエベレストのシェルパたち「この仕事に明日はない」 ...エベレストの危険な現実
エベレスト登頂で最も多い死因は何ですか?
雪崩
エベレスト登頂は危険な試みであり、過去100年間で200人以上の登山家が命を落としている。
最も一般的な死因は雪崩(29%)、滑落事故(23%)、低体温症/高山病(20%)だ。
2015年には、22人のクライマーが頂上付近で亡くなった。
エベレスト登頂の危険性については、22歳でエベレスト登頂に成功した英国人冒険家マシュー・デュムガール=ソーントン氏が最もよく知っている。
詳しくみる ⇒参照元: 【注意事項】エベレスト登山に潜む8つの危険エベレストの清掃活動
シェルパがエベレストから回収した遺体の平均重量は?
160キロ
エベレストのベースキャンプに蓄積されたゴミを清掃する活動が行われている。
個人出資で行われ、政府の支援はない。
シェルパたちはゴミだけでなく、7体の遺体も回収した。
遺体は凍っており、平均160キロの重さになる。
シェルパたちは自然を守るために遺体を運んでいる。
ネパール政府は登山隊にゴミを持ち帰らせるために4000ドルの保証金を徴収している。
詳しくみる ⇒参照元: エベレストの氷が解け、無数のゴミと遺体があらわにエベレスト挑戦の悲劇
栗城史多さんのエベレスト挑戦は、専門家からどのように評価されていたのか?
無謀
栗城史多はエベレスト山頂を目指していたが、難易度が極めて高いルートに挑戦し、亡くなった。
このルートは専門家から「技術的に無謀」と評価されており、栗城さんの挑戦は危険であると懸念されていた。
栗城さんは登山をインターネット生中継しており、彼の挑戦は幅広い層の共感を呼んでいた。
しかし、専門家からは無謀な挑戦との声もあった。
詳しくみる ⇒参照元: エベレストで死亡、栗城史多さん 彼の挑戦は「無謀」だったのか...栗城史多の不屈の挑戦
栗城史多さんはエベレスト挑戦で、自身の体に何があったのか?
指9本の大部分を失った
栗城史多は、エベレスト西稜からの無酸素単独登頂に挑戦中に手の指9本の大部分を失った。
それ以降も挑戦を続け、秋季エベレストやエベレスト北壁ルートへの挑戦を試みるも失敗。
8度目の挑戦では、エベレスト登山最難関とされる南西壁ルートから挑んだ。
栗城さんの講演活動は企業や学校で応援し合うチーム作りや人材育成を専門としており、多くのファンやスポンサーの支援を受けていた。
詳しくみる ⇒参照元: エベレストで死亡、栗城史多さん 彼の挑戦は「無謀」だったのか...気候変動がもたらすエベレストの悲劇
エベレストとその周辺で遺体を回収した際に、ミンマのチームを苦しめた要因は地形以外に何があったか?
気候変動
近年、エベレストとその付近の標高世界第5位のマカルーで52体の遺体が回収されている。
しかし、遺体回収を困難にしているのは険しい地形だけではない。
気候変動も脅威となっている。
季節外れの温暖な気候によって雪崩が発生し、2018年だけで16名が亡くなった。
気候変動により、何年も行方不明だった遺体が氷の中から発見されている。
さらに、遺体とともに、空き缶、びん、登山用品、排泄物など大量のゴミも解凍されている。
ICIMODの調査によると、ヒンドゥークシュとヒマラヤ山脈の氷河が急速に解け続け、このまま二酸化炭素の排出量が制御されなければ、氷河の大きさが3分の1近くになると予測されている。
詳しくみる ⇒参照元: エベレストの氷が解け、無数のゴミと遺体があらわにエベレストのゴミ問題への取り組み
エベレストのゴミ問題解決における最も効果的な方法は?
教育、環境意識、継続的な取り組み
エベレストのゴミ問題に対処するために、政府は清掃活動を行い、使い捨てプラスチックの使用を禁止し、登山者に許可証を発給しています。
しかし、これらの取り組みにもかかわらず、山にはまだ30トンものゴミが残っています。
SPCCコーディネーターのツェリン・テンジン・シェルパは、最も効果的な解決策は、教育、環境意識、継続的な取り組みであると強調しています。
詳しくみる ⇒参照元: エベレストの氷が解け、無数のゴミと遺体があらわにエベレスト登頂の困難さ
エベレスト登頂を達成した難波の登頂時間は、当初の約束から何時間遅れていたか?
1時間
エベレスト登頂を目指す隊員の中には、不要な荷物を持参したり、不適切な行動をしたりする者がいたため、ガイドやシェルパに負担がかかっていた。
また、予定していたルート工作が未完成で、登頂を目指す隊員は酸素と体力を消耗した。
難波は日本人女性として2人目となるエベレスト登頂を果たしたが、登頂時間は当初の約束から1時間遅れ、遭難死した2名も約束の時間を過ぎて登頂していた。
詳しくみる ⇒参照元: 1996年のエベレスト大量遭難エベレスト:デスゾーンの遺体と過酷な登山
エベレストのデスゾーンに残された遺体数は?
200体以上
エベレストのデスゾーンには、遺体を運搬することが困難なため、100体以上の遺体が放置されている。
遺体は低酸素と極寒により腐敗が遅く、白骨化してからも回収は難しい。
中でも「グリーンブーツ」として知られる遺体はランドマークとなっており、「虹の谷」にはカラフルな衣服を着た遺体が多数転がっている。
デスゾーンで動けなくなった登山家はそのまま命を落とすことが多く、無酸素登頂を成し遂げたフランシス・アーセンティエフさんも下山中に亡くなった。
詳しくみる ⇒参照元: エベレストの「眠れる美女」の真相がやばい!9年間放置された遺...