PSVRをPCで楽しむ...非公式ドライバでVRゲームやライブ配信を体験

PSVRをPCに接続する方法には2つあり、シネマティックモードでは通常の動画やPCゲームを映画館さながらの迫力で楽しむことができます。

ただし、VRゲームのプレイはできません。

シネマティックモードで接続するには、PSVRに付属する内容物だけで済みます。

接続方法は簡単で、PSVRとPCをHDMIケーブルで接続し、PSVRのシネマティックモードを有効にするだけです。

また、サードパーティ製のソフトウェアを使用する方法でも接続できますが、これは非公式な方法のため、自己責任で行う必要があります。

SIE(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)は2024年2月22日にPSVR2のPC対応を突然発表しました。

この対応により、PSVR2をPCに接続して利用できるようになります。

ただし、現在アナウンスされている動作条件はハードルが高く、VirtualLinkポートまたはVirtualLinkアダプターを介したDisplayLink1.4とUSB3ポートの接続が必要となります。

以前開発が断念されたiVRy for PSVR2ですが、信号の問題がソフトウェアでは解決できないことが判明し、リリースされてもiVRy for PSVRほどの使い勝手は期待できないと予想されています。

PSVRをPCに接続するには、まずSteamとTrinus PSVRをインストールします。

次に、Trinus PSVRを起動し、PSVRとPCの接続方法に従います。

接続時には、PCのディスプレイ解像度を1920×1080に、リフレッシュレートを90Hzに変更する必要があります。

また、Trinus PSVRのPSVRドライバとSteamVRのドライバもインストールする必要があります。

これらの手順を実行することで、PCでPSVRを使用できるようになります。

PCでSteamVRを使用するためにPS VRを接続するには、まずSteamの「ツール」からSteamVRをインストールする。

次に、Trinus PSVRの公式サイトからセットアッププログラムをダウンロードしてインストールする。

その後、PS VRをPCに接続し、HDMIケーブルをPCのHDMI端子に、USBケーブルをPCのUSB端子に接続する。

これで、PS VRはフルHD解像度のセカンドディスプレイとして認識される。

次に、Trinus PSVRを起動し、SteamVRのカスタムドライバをインストールする。

最後に、「Main」タブでモードをSteamVRに設定し、PSVR DisplayにPS VRが割り当てられたディスプレイの名称を選択する。

これで、SteamVRアプリを起動すると、映像がPS VRに出力される。

SteamVRアプリをPS VRで利用するための設定方法を説明します。

IPDの設定では、Trinus VRのIPDスライダーで60mmか70mmに調整することで、VR映像を立体的に表示できます。

リフレッシュレートの最適化では、PS VR側の設定を90Hzにすることでトラッキングの反応を改善できます。

ただし、120Hzに設定するとティアリングが発生するため、90Hzでの設定が推奨されています。

これらの設定を行うことで、快適なVR体験が可能になります。

PSVRをVRヘッドセットとして使用するには、TrinusPSVRソフトウェアの設定が必要です。

主な設定は以下の通りです。

- **IPD（瞳孔間距離）の設定**：これは個人ごとに異なるため、自身の視界に合わせた設定が必要です。

目安は0.5前後です。

- **ポジショントラッキング設定**：Webカメラを使用してPSVRの位置情報を検出します。

IPDの設定は、自身に合った最適な視界を得るために不可欠です。

正確な設定には時間がかかりますが、適切な調整を行うことで、快適なVR体験が得られます。

PSVRでPC向けVRゲームをプレイするには、PS4のコントローラーは使用できません。

そのため、XboxコントローラーなどPC向けのゲームコントローラーを用意する必要があります。

ただし、PCのスペックが低い場合は、映像がカクついたりする可能性があります。

また、接続時は不安定な場合があります。

PS VRの映像品質を向上させるには、SteamVRの設定でレンダリング解像度を上げる必要がある。

これにより、映像のジャギー感が軽減され、特に文字の読みやすさが大幅に向上する。

設定ファイル「default.vrsettings」を編集し、「renderTargetMultiplier」の値を1.5または2.0に設定することで、レンダリング解像度を向上させることができる。

ただし、この設定には追加のマシンパワーが必要になる。

Trinus PSVRを使用してPS VRをPCに接続すると、画質が向上します。

HTC Viveと比較すると、PS VRは画素密度が高く、クリアな映像が得られます。

また、PS4との比較では、PCとの接続により映像がより鮮明になります。

しかし、Trinus PSVRには問題点もあります。

その1つは、入力系が頭部の方向トラッキングにしか対応していないことです。

そのため、ルームスケールのポジショナルトラッキングや、両手のVIVEコントローラーを必須とするコンテンツは、表示はできますがプレイできません。

また、レンズによる色収差の補正が微妙にずれているため、視野の端で色の分離感があります。

さらに、HTC ViveとPS VRのアスペクト比の違いにより、PS VRを通したSteamVRコンテンツの映像が縦長に見えます。

PSVR2をPCのUSB-Cポートに接続したところ、一部のPCではセカンドモニターとして認識されませんでした。

接続するとハードウェア認識音が鳴るものの、デバイスマネージャーには表示されず、画面やインジケーターも消灯状態でした。

今後、解析やドライバの開発が進めば、SteamVRなどで利用可能になる可能性があります。

PSVRコントローラーは接続時、動作はしませんが認識されました。

Radeon RX 6000シリーズ対応のVirtualLink規格により、PSVR1をPCの汎用HMDとして利用できます。

HDMI接続で映像と音声をHMDに出力し、高画質と広い視野角を実現。

ただし、初回セットアップと画面サイズ変更にはPS4が必要です。

PS4が近くにあれば、PSVR1をセカンドディスプレイとして使用したり、他の映像機器を接続してシネマティックモードで視聴したりできます。

PSVR2のPC対応は「リモート接続」で実現する見込みで、これは「Steam Link」と同様の機能です。

PCVRプラットフォームは主にSteam VRで、PSVR2をPCで利用するにはSteam VRを利用するのが最善の方法です。

初代PSVRのゲームの一部は、リマスター版としてPSVR2でプレイ可能。

ただし、単なる移植ではなく、グラフィックや機能が向上している。

また、PSVR2はSteam VRとの互換性はなく、PC接続にも対応していない。

しかし、ほかのプラットフォームで配信されているタイトルも一部PSVR2での発売が発表されており、対応タイトルが増える可能性がある。