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皮膚の病気:湿疹と皮膚炎の基本

ライターのYUKOです。今回は皮膚の病気である湿疹と皮膚炎について、基本的な情報をまとめました。

湿疹の種類と特徴

手湿疹の特徴的な症状は何か?

乾燥、角化、赤み、水ぶくれ、亀裂

湿疹にはさまざまな種類があり、それぞれに特徴的な症状があります。

手湿疹は、繰り返しの手や指への刺激や頻繁な手洗い・消毒などによって生じる皮膚炎の一種です。

主な症状は乾燥、角化、赤み、水ぶくれ、亀裂などで、ひどくなると爪の変形も伴うことがあります。

また、慢性化した湿疹である慢性単純性苔癬は、首の後ろなどに皮膚の厚みとゴワゴワとしたシワが生じます。

乳児湿疹は、生後間もない乳児にみられる湿疹の総称で、脂漏性皮膚炎によるものやオムツ皮膚炎などが原因となります。

顔面単純性粃糠疹は、学童期のお子様の顔などにみられる細かいカサカサした斑が特徴で、貨幣状湿疹は、円形に近い赤い斑とその周囲にブツブツやジクジクした浸出液、かさぶたなどを伴う湿疹です。

詳しくみる ⇒参照元: 湿疹・皮膚炎(一般)

皮膚炎のタイプと治療法

目の周りの皮膚炎で、花粉に対するアレルギーが原因のものは?

花粉症皮膚炎

花粉症皮膚炎は、スギやブタクサなどの花粉に対するアレルギーによって起こる皮膚炎です。

かゆみを伴った赤みやガサガサが生じ、目のまわりや鼻のまわりにできやすいです。

ただし、肌のバリア機能が低下していると顔以外の皮膚にもできます。

原因となるアレルギー反応を内在性のアレルギー反応(id反応)と呼び、貨幣状湿疹、接触皮膚炎、アトピー性皮膚炎、異汗性湿疹などが原因となることが多いです。

ステロイド外用薬や抗ヒスタミン薬内服、保湿剤を併用した治療が行われます。

詳しくみる ⇒参照元: 湿疹・皮膚炎(一般)