胸糞注意!「おやすみプンプン」が描く残酷で美しい青春の闇
ライターのYUKOです。今回は「おやすみプンプン」を取り上げます。
プンプンの宇宙への夢
プンプンはなぜ宇宙を研究したいと思ったのか?
一目惚れした転校生を救いたい
プンプンは、ある日クラスにやってきた転校生の田中愛子に一目惚れする。
愛子から地球が人の住めない星になる話を聞いたプンプンは、愛子だけは救いたいという思いから、将来の夢の作文に「宇宙を研究する人になりたい」と書く。
プンプンは宇宙の学者になって人類を宇宙に移住させたいと思っている。
たとえ人類を救えなくても、愛子だけは救いたいと考えている。
プンプンは、一見どこにでもいるような普通の少年だが、愛子に出会ってから、宇宙への興味が芽生え、将来の夢を持つようになる。
愛子はプンプンにとって、運命の人かもしれない存在であり、彼女を救うために宇宙を研究したいと考えるようになる。
プンプンと愛子の関係は、単なる恋愛感情ではなく、より深い絆で結ばれている。
プンプンは愛子から地球の危機を知り、宇宙への夢を見つける。
一方、愛子はプンプンから優しさや思いやりを受け、孤独な心を癒される。
プンプンと愛子は、お互いに影響を与え合い、成長していく。
詳しくみる ⇒参照元: おやすみプンプン 1巻 浅野いにおおやすみプンプンの抽象と具象
漫画「おやすみプンプン」の主人公はどんな生き物として描かれているのか?
ヒヨコのような生き物
「おやすみプンプン」は、浅野いにおによる漫画で、どこにでもいそうな人間の「プンプン」の半生を描いています。
主人公の「プンプン」は、サムネイル画像に描かれているヒヨコのような生き物として描かれています。
しかし、人間として描かれています。
詳しくみる ⇒参照元: おやすみプンプンという作品の面白いところ。「他人事ではなく自...プンプンの主観獲得とハルミンの役割
プンプンが人間の姿として描かれるようになったのは、彼が何を獲得したからでしょうか?
主観
「おやすみプンプン」の主人公であるプンプンは、143話で幸によるナレーションがなくなった後、人間の姿で描写されるようになります。
これは、プンプンがそれまで他者に委ねられていた主観を自分自身で獲得したことを意味します。
さらに、プンプンは自分の名前を「僕」と自覚するようになり、自身の存在に対する答えを固めます。
このため、彼は人間の形以外で認識することができなくなります。
しかし、物語はプンプンの主観獲得で終わりません。
新たな主観で物語を捉え直すハルミンが登場します。
ハルミンは小学生編で初登場したプンプンの親友で、浅野いにお作品に多く見られる控えめなキャラクター造形が特徴です。
ハルミンは最終話でナレーションを担当し、物語を彼の主観で描きます。
彼はプンプンと再会しますが、プンプンが鳥人間のフォルムであることに驚き、彼の名前を思い出せません。
この描写は、プンプンが人間の姿で描かれた145話とは異なる主観で捉えられているためと考えられます。
詳しくみる ⇒参照元: ネタバレ:鬱漫画の傑作『おやすみプンプン』を読み解く |Yu...プンプンママと息子の関係
プンプンママの息子のプンプンに対する感情は?
疎ましい
プンプンママは、自分勝手でヒステリックな性格から、息子のプンプンを母親役を強制させられる自身の自由を奪う存在として疎ましく感じていた。
その結果、愛情を注ぐことが出来ず、邪険に扱っていた。
そのため、プンプンもママに対して愛情を持てなかった。
しかし、ママが癌と診断された後、心を入れ替え、息子の愛情に溢れた手紙を毎月送っていたことが判明する。
不器用な性格から愛情をうまく表現できなかっただけで、本当はプンプンを愛していた。
詳しくみる ⇒参照元: 【おやすみプンプン】南条幸はプンプンの良き理解者!過去や結婚...約束の破綻が招いた悲劇
プンプンが親に捨てられた理由を一言で教えてください
約束を破ったから
浅野にいおの漫画「おやすみプンプン」は、ひよこの落書きのような主人公・プンプンと、転校生の田中愛子の交流を描いた作品です。
不遇な家庭環境で育ったプンプンは、愛子と鹿児島の親戚の家に行く約束をします。
しかし、プンプンは両親の離婚や、愛子との約束を果たせなかったことをきっかけに、愛子との距離が遠ざかってしまいます。
この出来事がプンプンの心に暗い影を落とし、やがて親に捨てられるという最悪の事態を招いてしまうのです。
「おやすみプンプン」は、鬱漫画として人気を集めていますが、不遇な状況をどう打開すべきか、人生を切り開くヒントも隠されており、名言の宝庫とも言われています。
詳しくみる ⇒参照元: 【おやすみプンプン】心に残る名言を紹介!鬱漫画を引き立たせる...プンプンと愛子の運命的な再会
プンプンと愛子の関係に大きな影響を与えた事件は?
宍戸の怪我
プンプンと愛子はかつて親密な関係にあったが、宍戸が万引き犯と間違われて怪我をした事件をきっかけに疎遠になってしまった。
数年後、自動車教習所で再会した2人は再び接近するが、愛子の家庭環境が明らかになるにつれて関係は複雑になっていく。
愛子の母親から暴力を受けていた愛子は、プンプンの提案で母親を殺害し、2人で逃亡する。
この事件は、プンプンと愛子の関係に大きな影響を与えた。
詳しくみる ⇒参照元: 【ネタバレ注意】漫画「おやすみプンプン」のあらすじ感想まとめ...サブカルチャーにおける破滅的性表現の役割
破滅的な性表現がサブカルチャーに必要不可欠な理由とは?
自己表現の手段
「おやすみプンプン」は鬱漫画・胸糞漫画として有名な作品で、破滅的な性表現が多く登場する。
しかし、サブカルチャーにおいては、このような破滅的な性表現が自己表現の手段として必要不可欠である。
作者は、このような表現を通じて、キャラクターの絶望や苦しみを表現している。
また、サブカルチャーでは、社会の規範やタブーに挑戦する精神が重視されており、破滅的な性表現はそうした精神を体現するものとして機能している。
さらに、破滅的な性表現は、読者に強い衝撃を与えることで、作品の世界観やテーマをより深く印象付ける役割を果たす。
詳しくみる ⇒参照元: おやすみプンプンの感想文|シューゲイズ・セノ『おやすみプンプン』における幸の役割
幸というキャラクターは作者のどのような側面を表していると考えられるか
浅野いにお自身の投影
『おやすみプンプン』に登場する幸は、作者である浅野いにおの投影だと考えられています。
これは、幸がプンプンと同じひよこフォルムのキャラクターを主人公にした漫画を描いたり、作者本人と容姿が似ている漫画編集者に漫画を提出したりする場面から推測できます。
浅野氏は自身のヒット作『ソラニン』を大衆に寄せて書いた作品だと語っており、幸を通して自分の言いたいことが言えた作品ではないという本音を吐露していると考えられます。
そのため、『おやすみプンプン』は浅野氏が言いたいことを自由に描いた作品であり、幸は浅野氏の投影だと解釈できます。
ただし、本作は特定の個人の物語ではなく、普遍的な物語として描かれています。
詳しくみる ⇒参照元: ネタバレ:鬱漫画の傑作『おやすみプンプン』を読み解く |Yu...プンプンの孤独
プンプンと愛子が別れた理由は何ですか?
終業式後の約束をプンプンが破ったこと
プンプンと愛子は大会決勝戦中に愛子の独白を聞いていた。
しかし、その後プンプンは約束を破ったことを謝罪し、愛子と別れた。
この出来事以来、プンプンは塞ぎ込み、中学卒業までクラスメイトや部活仲間とほとんど関わることがなくなった。
2年後、進学校に入学したプンプンは梓と出かける約束をするが、雨宿りの最中に口論になり、梓から強姦魔と噂されるのではないかという不安に悩まされるようになる。
しかし、いじめは起こらず、日々が過ぎていった。
詳しくみる ⇒参照元: 【ネタバレ注意】漫画「おやすみプンプン」のあらすじ感想まとめ...おやすみプンプン:田中愛子の衝撃の転校
主人公のプンプンが通う学校のクラスに転校してきた少女は誰ですか?
田中愛子
「おやすみプンプン」は、2007年から2013年にかけて連載された浅野いにおによる漫画です。
主人公のプンプンは普通の少年ですが、家族や親戚はヒヨコや鳥の姿で描かれています。
ある日、プンプンのクラスに練馬から田中愛子という少女が転校してきます。
プンプンは愛子に惹かれますが、愛子の父親は暴力的な人物で、愛子は家庭内暴力に悩まされています。
プンプンは愛子を助けたいと思い、愛子の父親を殺害してしまいます。
その後、プンプンは精神的に不安定になり、幻覚を見るようになります。
愛子はプンプンの姿が見えなくなり、プンプンは記憶喪失になります。
愛子はプンプンを探し続け、最終的にプンプンを見つけ出します。
プンプンは愛子と一緒に幸せに暮らします。
詳しくみる ⇒参照元: おやすみプンプンの清水は最後集団自殺で死んだ?関との関係は?おやすみプンプン:鬱漫画の隠された魅力
「おやすみプンプン」のストーリー展開の特徴は?
読者の涙を誘う
「おやすみプンプン」のストーリーは、人間の心に残る名言や名シーンが数多くあり、特に、主人公のプンプンが引きずる鬱と向き合いながら、人生について深く考えさせられる哲学的なセリフが特徴的だ。
ストーリー展開には、悲惨な出来事や伏線が巧みに張り巡らされ、読者の心を揺さぶる。
また、鬱状態のプンプンのネガティブな感情を引き立てるような、美しいナレーションがストーリーを彩っている。
詳しくみる ⇒参照元: 【おやすみプンプン】心に残る名言を紹介!鬱漫画を引き立たせる...主人公の決意と再会
主人公が二度と誰かを好きにならないと誓った理由は?
世間の優しさと自分の至らなさを思い知ったため
「おやすみプンプン」の主人公は、かつての恋人に優しくされたことで世間の優しさを感じ、自分の至らなさを思い知らされた。
その結果、二度と誰かを好きにならないと決意し、涙を流しながら眠りについた。
その後、主人公は母親の死を経験し、東京で一人暮らしを始める。
しかし、かつての恋人を駅で目撃し、見失った後は安価な部屋を借りて2年間彼女を探す。
その間に不動産屋の宍戸にスナックに連れて行かれ、3年前に見た天の川の絵を描いた女性・南条幸と再会し、彼女の原作として物語を書くことを持ちかけられる。
詳しくみる ⇒参照元: 【ネタバレ注意】漫画「おやすみプンプン」のあらすじ感想まとめ...南条幸とプンプンの関係
プンプンと南条は結婚する?
否
南条は整形前の容姿にコンプレックスを抱えていたが、現在は整形で別人になり、自分には他人とは違うというプライドを持っています。
彼女はプンプンの良き理解者で、彼の苦しい時期を支えてきました。
2人は結婚に至りませんでしたが、これからも友人関係を続けるでしょう。
南条は子供にも恵まれましたが、平凡な生き方をしており、言葉と行動に矛盾があります。
しかし、その人間味あふれる姿も魅力的です。
詳しくみる ⇒参照元: 【おやすみプンプン】南条幸はプンプンの良き理解者!過去や結婚...