リンちゃん事件から7年：犯人の罪と罰、遺族の悲しみ、そして日本社会への問い

松戸市の小3女児殺害事件の犯人である元保護者会長の渋谷恭正被告に対する殺人罪などの判決が確定し、無期懲役となった。

被害者の父親であるレェ・アイン・ハオさんは、娘の遺体発見現場を訪れ、花を手向けて娘の冥福を祈った。

ハオさんは、家族でバラ園を訪れるのが楽しみだったと語り、被告の判決が最も厳しいものではなかったことを残念がったが、5年間の戦いを振り返った。

千葉県で小学校3年生のベトナム人少女リンちゃんが殺害され、当時の保護者会長だった渋谷恭正が逮捕されました。

事件の真相を明らかにするノンフィクション本「日影のこえメディアが伝えない重大事件のもう一つの真実」では、リンちゃんが顔見知りの保護者会長に殺された理由を探っています。

2017年3月24日に千葉県松戸市で小学3年生の女児が行方不明となり、翌々日に同県我孫子市で遺体で発見された事件で、逮捕された犯人は無期懲役の刑が確定しました。

犯人は容疑を否認していますが、有罪判決が下され、確定しています。

2017年3月、千葉県松戸市の小学校3年生の女子児童Aが登校中に失踪し、数日後に我孫子市で絞殺体で発見されました。

遺体発見現場から約20km離れた茨城県坂東市の利根川河川敷で、被害者のランドセルと衣服が発見されました。

警察は事件を殺人・死体遺棄事件として捜査し、Aが通っていた小学校の保護者会元会長のBを死体遺棄容疑で逮捕しました。

Bはその後、殺人や死体遺棄罪で起訴され、2022年に無期懲役が確定しました。

リンちゃんは日本が大好きで、ベトナム料理を日本人に紹介したいと考えていた。

また、日本の料理や景色をベトナムの親戚に紹介したいとも話していた。

リンちゃんの家族は、亡くなった彼女の夢を叶えたいと思い、千葉県松戸市でベトナム料理のレストランと食材店を開いた。

元気よく登校したリンが帰宅せず、捜索の結果、遺体で発見された。

容疑者として逮捕されたのは、リンの通う小学校の保護者会会長だった渋谷恭正だった。

渋谷は通学路での見守り活動もしており、普段から子供たちと接する機会があった。

2017年3月24日に小学校の終業式から行方不明になったリンちゃんは、2日後に千葉県松戸市から10キロ以上も離れた排水路脇で遺体で発見された。

発見から3週間後、リンちゃんの通う小学校の保護者会の会長が遺体を遺棄した疑いで逮捕され、後に殺人罪などで起訴された。

事件後、リンちゃんの母親はショックで外出できなくなり、父親は妻をなだめることで精一杯だった。

リンちゃんの無念を晴らすために署名活動に奔走したハオさんは、最高裁判所による上告棄却後、日本とベトナムの懸け橋となるべくベトナム料理店を開業しました。

リンちゃんの夢を継ぎ、ベトナム料理を振る舞っています。

また、ハオさんを支えた渡邉さん一家や同級生家族も店を訪れ、未来に向かって共に歩む決意を語りました。

2017年に千葉県で発生した9歳児殺害事件で、元保護者会長の渋谷恭正被告が殺人罪などで無期懲役が確定した。

周囲には子煩悩で地域に貢献する人物として振る舞いながら、人には知られていない性癖を持っていたという。

事件の詳細については、週刊文春の過去記事を参照のこと。

リンちゃんが亡くなった後、彼女の弟はいつも彼女が学校から帰ってくるのを玄関で待っていた。

彼は、リンちゃんのことがあり、人を守れる人になりたいと思い、小さい頃から警察官になりたいと言っていた。