リアル 15巻発売！井上雄彦が描くリアルな漫画の世界

主人公の戸川清春は、かつて短距離走の有力選手でしたが、骨肉腫により右脚を切断しました。

その後、車いすバスケットボールに出会い、挫折や困難に負けずに前に進もうとします。

この物語では、戸川だけでなく、バイク事故で高校を中退し生き方を見失った野宮朋美や、交通事故で下半身不随となった高橋久信も登場し、自分の人生と向き合いながら前進していく姿が描かれています。

戸川清春は車いすバスケットボールチーム「東京タイガース」のエースで、速攻を得意とするスラッシャーのガード。

チームメイトからは「ビンス」と呼ばれており、車いすバスケットボール界のヴィンス・カーターと例えられている。

熱血漢で正義感や意志が強く、チームメイトと衝突することもあるが、協調性を意識し始めており、現在は3Pシュートの猛練習に励んでいる。

野宮朋美は、高校時代、強面の風貌とは裏腹に繊細な性格で、いじめられっ子だった。

Hugoとの出会いをきっかけにバスケに魅了され、いじめっ子達の誘いを断るようになった。

西高校ではバスケ部に所属し、チームの優勝を目指していたが、高橋らチームメイトとは対立していた。

交通事故で山下夏美を下半身不随にしたことをきっかけに高校を退学し、夏美への責任を果たそうと奔走している。

タイガースの練習に参加したり、試合を応援したりするなど、チームアドバイザー的な役割も担っていた。

プロバスケチームへの入団を目指していたが、トライアウトに失敗し、現在はバスケから遠ざかっている。

高橋久信は、バスケットボールのキャプテンでしたが、自転車を盗んだ際にトラックと衝突し、脊髄を損傷して下半身不随になりました。

事故後は、バスケットボールの練習をやめ、車いすでの生活を余儀なくされています。

そんな中、高橋は車いすバスケチーム「調布ドリームス」の永井に出会い、チームに入部します。

彼は、車いすを自在に操るためのスピードと持久力を付けるため、ボールに触れないことを決意し、車いすを乗りこなすための過酷なトレーニングに取り組んでいます。

高橋は、車いす操作の障害を克服し、チームのローポインターになることを目指しています。

タイガースの戸川は親友からの激励を受け、ジャパンオープンに臨んだものの、全国ベスト4のウォリアーズに敗れてしまった。

ウォリアーズを破ったのは、タイガースのライバルチームであるドリームスだった。

この結果を受け、タイガース内には不協和音が生じ、野宮は高橋に「太りすぎ」と揶揄され、ケンカ騒ぎを起こして警察に逮捕されてしまう。

一方、高橋はシュートが入らなくなり、自信を失っていた。

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