新宿歌舞伎町「トー横」で小学生補導の衝撃！未成年者の危険が迫る

ユメさんは、同じ悩みを抱える仲間や、界隈の人々に相談できるトー横を唯一の居場所として感じるようになった。

彼らは最後まで話を聞いてくれ、メンタルケアまでしてくれるため、トー横から離れられないという。

ユメさんは、トー横で精神的なサポートを受け、安心感を得ている。

レオは、家出中にトー横に出会い、同じ境遇の人たちと生活しています。

レオにとってトー横は、親や先生から頼れなかった経験から「もう大人を信じることはできなくなった」という思いから、頼れる唯一の居場所となっています。

歌舞伎町に集まるトー横キッズと呼ばれる子どもたちは、薬物や暴力の問題に巻き込まれています。

警察の対策強化にも関わらず、トラブルが続いています。

NHKは、保護者の同意が得られない場合でも専門家と相談して取材を進め、子どもたちの声を聞くことができました。

子どもたちは、虐待や家庭環境の問題を抱えていることを明かし、保護者抜きでの取材が必要であることを示唆しています。

登校拒否や家出をした少年少女たちが、居場所を求めてトー横という場所に集まっている。

彼らは、家から締め出されたり、独りでいることに不安を感じて、見知らぬ同士と交流している。

トー横は、彼らにとって児童館のような存在になっている。

トー横に集まる未成年は100人以上に上り、家出状態の子どもも少なくありません。

彼らは路上やホテルでその日暮らしを続けており、少女らは連れ込みホテルを割り勘で利用することで、1人あたり1万円程度で宿泊しています。

また、少女らは男性から声をかけられている場面も見受けられ、昼間にインタビューした中学1年生のユメさんは、2週間前からトー横に滞在し続けているとのことです。

トー横の子どもたちは、大人に対して強い不信感を持っています。

取材当初、子どもたちは記者に話を聞かせようとせず、姿を消してしまうこともありました。

話をしてくれる子どももいましたが、その内容が本当なのかどうか判断がつきませんでした。

子どもたちは、学校や家庭に居場所がなく、孤独感や寂しさを感じており、トー横にリアルな人間関係を求めて集まっています。

長期間家出をして援助交際などの行為をしている子どもたちの中には、家庭内暴力や学校でのいじめなどの理由で家に帰れないケースが多数ありました。

このため、子どもたちは大人からの支援を受けられず、仲間同士で助け合いながら生活するコミュニティを形成していました。

しかし、このコミュニティは外部からの介入を阻み、さらに子どもたちの孤立化を深めていました。

東京・歌舞伎町にある「トー横」と呼ばれる広場は、近年、地雷系ファッションに身を包んだ10代の男女が集まる場所となっている。

彼らはSNSに自撮り動画を投稿し、趣味を共有して友達を増やしている。

しかし、薬物摂取による死亡事故や傷害致死事件など、トラブルが絶えない問題のある場所でもある。

少年少女の心を知るために、記者たちは取材を前面に出さず、一緒に時間を過ごした。

歌舞伎町を歩き回り、深夜や早朝まで話を聞き、距離を縮めていった。

すると、少年少女たちは徐々に記者を覚え、自分から話しかけたり、自身のことを語ったりするようになった。

大晦日の歌舞伎町で取材をしていたところ、15歳の「ミカ」と遭遇し、話を聞いた。

ミカは友人たちと年越しカウントダウンのために横浜に行ったが、ミカは手持ちの現金が少なく電車賃が払えなかったため、1人で歌舞伎町に残った。

ミカは家出状態であり、年末年始も家に帰りたくなかった。

寒さと寂しさを感じていたミカは、記者たちと年越しをすることになった。