ユーチューバーの闇: やらせばかり...？人気者の裏側とファン離反の理由

一般人が人を逮捕できるのは、現行犯か犯罪直後と限られている。

具体的には、犯人が追いかけられている、凶器を所持しているなどの場合が該当する。

逮捕した場合は速やかに警察や検察に引き渡さなければならない。

近年、私人逮捕は年間330件程度発生しており、その7割は窃盗事件だ。

あるユーチューバーは、痴漢撲滅のために満員電車で痴漢行為を疑われる男性を取り押さえる動画を公開している。

この動画は注目を集め、ユーチューバーの登録者数は26万人に上った。

ユーチューバーは、この活動は私人逮捕の趣旨に反するのではないかと問われたが、「痴漢撲滅の社会現象を起こしたい」と答え、鉄道会社に実効性のある対策を促すことを目指している。

ユーチューバーは、この活動による収益は生活や活動に必要であると考えている。

人気YouTuberのヒカルは、過去に2度のヤラセ疑惑が浮上しています。

1度目は2020年8月、店舗への潜入取材を装った動画で、店舗が架空であることが判明しました。

2度目は2023年3月、ヒカル本人がライブ配信で「ヤラセだった」と認めています。

いずれのケースでも、ヒカルはヤラセを認めた後、謝罪しています。

私人逮捕系ユーチューバーが、無関係な女性を撮影して公開し名誉棄損で逮捕された事件が起きた。

このユーチューバーは、犯罪行為かどうかを私人の立場で判断し、登録者数増加や広告収入を得るために撮影していた。

しかし、記者はえん罪の可能性を指摘し、ユーチューバーはそれを否定した。

また、ユーチューバーは批判を受けても活動をやめるつもりはないと述べたが、後に違法薬物を所持する犯人を捕まえる動画を撮影するために覚醒剤を持ってくるようそそのかし、逮捕された。

ユーチューバーは新宿駅で痴漢をターゲットに「私人逮捕」活動を行っている。

この活動で100人以上を取り押さえたというが、自ら犯罪を探しに向かうという行為は私人逮捕の本来の目的から外れており、違和感がある。

ユーチューバーは「警察や駅員がいないから自分がやらなければならない」と主張するが、私人逮捕はあくまでも緊急的な場合に限定される。

常習犯とみられる人物を特定して狙う行為は、犯罪捜査の範疇に入り、私人逮捕の範囲を超えている可能性がある。

元アパレル会社社長で現在はYouTube上で「ガーシーch」を運営する東谷義和氏が、人気YouTuberヒカルの2019年公開動画「お菓子とコーラだけで9万円請求？

ぼったくりバーに潜入したら闇深すぎたから会話全部公開します」について、撮影でのヤラセ行為を告発した。

動画ではヒカルが雑居ビルにあるバーで飲食し、請求額が9万2000円となる様子が映し出されており、東谷氏は「全て裏取った」と主張している。

ヒカルが閉店セールをしている店舗を訪れ、在庫を一括購入したにもかかわらず、3日後に店舗がまだ営業していることを追及。

店主は閉店を約束するが、店舗の不自然さや在庫の多さ、レジスターの欠如などを指摘されて言い訳ができなくなり、最終的に閉店を約束した。

人気ユーチューバーのヒカル氏が、やらせ疑惑の動画をアップした後、当初はエンターテインメントとして正当化していたが、視聴者からの反発を受け、翌日には謝罪して意見を撤回した。

この謝罪の背景には、ヒカル氏の登録者数416万人を誇る人気に支えられた、視聴者からの信頼を維持したいという意図が考えられる。

YouTuberがぼったくり動画を作成するために、反社会的勢力が経営する店舗を利用することがある。

YouTuberは会計時にぼったくりを指摘すると、強面の店舗関係者が出てきて金銭の支払いを要求する。

YouTuberが支払いを拒否すると、店舗内や近くの事務所でトラブルになり、最終的に隙を見て逃げるか和解する。

店舗側はレンタル料を受け取るが、YouTuberは店舗の反社会的勢力との関係を知って支払っている。

今回、ヒカルの配信動画への信頼性は低下したが、ヒカルの動画撮影が行われた店は以前ぼったくりバーだった。

現在は経営者が変わりサパークラブになっているが、反社会的勢力に繋がるYouTuberたちの人間関係により、ぼったくりバーや居酒屋を題材にした動画はヤラセの可能性が高いと暴力団幹部が断言している。