雨男が住む変な家...？奇妙な現象の謎を解明...

オカルト系動画クリエイターの雨宮は、奇妙な間取りをした一軒家を調査する。

設計士の栗原は、その間取りから恐ろしい仮説を立て、実際にその家の近くで死体遺棄事件が発生する。

雨宮は事件と家の関連性を疑い、調査を続ける中で、その家にまつわる不吉な噂を知る。

調査が進むにつれて、間取りの謎が明らかになり、衝撃的な真実が待っている。

雨宮と柚希は、調査のために変間取りの家を訪れる。

そこで柚希の姉・綾乃が呪いに悩まされていることが判明する。

綾乃は先祖代々受け継がれてきた呪いのため、本家で恐ろしい儀式を受けているのだ。

雨宮と栗原は間取りの謎を追う中で、この呪いに関する家族の闇に迫ることになる。

慶太は高校時代に綾乃から「左手供養」について知り、その儀式を行う子供・桃弥を育てる条件で綾乃と結婚した。

しかし、2人が儀式を渋ったため、本家は彼らの実子・浩人を人質に2人を監禁した。

綾乃と喜江は次の「左手供養」について話していたが、柚希がそれを聞いてしまった。

映画「変な家」のラストで、桃弥は母と姉の綾乃とともに暮らすことになりますが、綾乃は桃弥の「左手供養」に関する洗脳が解けておらず、次の儀式について2人で話しています。

これにより、桃弥は今後も綾乃の支配下に置かれ、殺人行為を繰り返す可能性が示唆されています。

また、綾乃の母である喜江も「左手供養」の共犯者であり、今後も桃弥の左手を切り落とすために死体を提供し続けることが予想されます。

「変な間取り」の特徴は、1階に謎の密室があることと、2階の子ども部屋に窓がなく、扉が2重になっていることです。

さらに、子ども部屋には備え付けのトイレまであり、誰かを閉じ込めるために作られているように見えます。

雨宮と栗原の助けにより、姉たちは変な家での殺人に無関係であることが判明した。

しかし、綾乃は洗脳が解けず、儀式を執り行わなければと追い詰められていた。

そんな綾乃を支えていたのは母・喜江だった。

喜江は綾乃を励ましつつ、チラリとホームレスの方を注視していた。

このホームレスは犯人を暗示している可能性がある。

設計士の栗原が、1階と2階の間取り図を重ねた際に、1階の謎の空間が2階の子ども部屋の棚と重なることに気づいた。

このことから、この部分には穴があって人が通り抜けられるような隙間があるのではないかと仮説を立てた。

また、もう一つの“変”な間取りとして、埼玉にある一部の部屋が後から増設されているような不思議な作りの家を紹介。

この家にも、子ども部屋とつながる謎の空間があった。

雨宮が巻き込まれた儀式には、3人の“犠牲”が必要だった。

喜江はホームレス向けの炊き出しのボランティアを通じてホームレスから犠牲者を選んでいた。

この儀式は、解決したと思われた事件が今後も見込まれるため、後味の悪さを残した。

映画『変な家』は、原作小説のシンプルな描写をホラー映画に仕立て上げ、生々しさと臨場感を実現している。

ホラー映画『呪詛』や『悪魔のいけにえ』を彷彿とさせるシーンも、ホラーファンに楽しめる演出となっている。

雨宮たちは片淵本家の仏壇の裏に隠し通路を発見し、進んでいくと、祭壇があり、そこにはミイラ化した2つの左手があった。

さらにその奥の牢屋には仮面を被った子どもが監禁されていた。

前半はホラー映画のような雰囲気で始まるが、後半はB級映画のような詰め込み感のある展開になる。

ストーリーの作り込みが不十分で、ミステリー要素もゆるい。

ただし、あり得ないファンタジーミステリーを好む人には楽しめるかもしれない。