漫画『アンサー』22話ネタバレ感想｜漫画家ヒロインの繊細なアンサーラブストーリー

繊細な心理描写が特徴的な「アンサー」では、主人公・真波の揺れ動く心情や葛藤が緻密な絵柄で表現されています。

真波は他者を優先しがちな性格ですが、周囲の人々との関わりの中で徐々に成長していきます。

特に、クズ彼氏に本心をぶつけたり、斎に思いを吐露する場面は胸を打つ展開です。

登場人物たちの表情や行動には細部までこだわりが感じられ、真波の繊細な心理描写に説得力を持たせています。

上野真波は、同棲中の彼氏の浮気を確信して途方に暮れていた。

そんな中、真波の担当編集である斎湊斗が心配して駆けつけ、彼女を自分の家に泊めることにした。

真波は斎の優しさに支えられ、一時的に落ち着きを取り戻すことができた。

真波は、斎の助けにより浮気のショックから立ち直り、新しい一歩を踏み出すことになる。

真波の祖父・善司は「視える人」であり、疚しいことを抱えている人間などは彼の目を怖いと感じる。

善司を信頼している真波は、再就職先を探している尊に対して「祖父から一度アドバイスをもらったらいい」と話しますが、尊は善司を否定するような発言をし、真波は憤慨します。

その後、真波は尊が見知らぬ女性と歩いているのを目撃してしまいます。

尊と別れた真波は、一時的に別の部屋に住むことに。

一方、真波の担当編集である斎は、アルコール依存症の父親を抱える複雑な家庭事情に苦しんでいた。

そんな中、真波が自宅を出ていることを知った斎は憤るが、真波の強さと優しさに触れ、涙を流す。

真波は斎への恋心に気づき、尊と別れる決意をする。

しかし、尊と対面した際に尊から暴行を受ける。

その場に駆けつけた斎が尊を阻止し、真波と尊の関係は終わった。

真波の告白を受けて斎との関係が進展する中、黒幕である笑華の真意が明らかになりました。

笑華は真波を友人と認識したことはなく、斎への愛ゆえに全ての策略を仕掛けていました。

しかし、斎は笑華の本当の気持ちを見抜いていました。

笑華は確かに斎に惹かれていましたが、真波に漫画で敗北した悔しさや逆恨みから、ここまで真波を追い詰めたのです。