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エコー写真で赤ちゃんがつり目に見える?原因と見分け方、ダウン症との関係は?

ライターのYUKOです。エコー写真で赤ちゃんがつり目に見える原因と見分け方、ダウン症との関係について解説します。

エコー写真で用いられる用語と数値の意味

超音波検査で用いられる「BPD」は何の測定値ですか?

赤ちゃんの頭の横幅

エコー写真には、赤ちゃんの発育状況や妊娠週数を調べるためにさまざまな用語や数値が記載されています。

BPDは児頭大横径の略で、頭蓋骨の内側から外側までの赤ちゃんの頭の最も長い幅を測る値です。

妊娠12週頃からは、頭殿長(CRL)に代わって妊娠週数を算出するためのデータとして用いられます。

また、BPDは赤ちゃんの体重や発育の状態をチェックする目安にもなります。

詳しくみる ⇒参照元: 【産婦人科医監修】エコー写真の見方を妊娠初期から解説!向き・...

ダウン症の疑われるエコー所見

ダウン症の疑われるエコーでの所見を教えてください

NT(首の後ろのむくみ)

ダウン症は、21番目の染色体が1本多くなる染色体異常です。

エコーではダウン症が疑われる所見として、妊娠11週頃から観察できる首の後ろのむくみ(NT)があります。

また、手足の異常な短さ、大きな頭、心疾患、特徴的な顔貌なども疑われる所見です。

ただし、エコーでの診断は確定診断ではなく、確定診断にはNIPTや羊水検査が必要となります。

詳しくみる ⇒参照元: 【医師監修】赤ちゃんのエコー(超音波写真)の見方&何がわかる...

妊娠初期エコー写真からわかる赤ちゃんの成長段階

妊娠初期の赤ちゃんの大きさは何段階に分類できるでしょうか?

3段階

妊娠初期は、4~7週、8~11週、12~15週の3段階に分けられます。

各段階で胎児の成長や特徴が異なります。

4~7週では、胎嚢が確認でき、心臓が拍動し始めます。

身長は2~3cm、体重は約4gで、親指ほどの大きさです。

8~11週では、手足や指が形成され、胎動が始まります。

身長は約9cm、体重は20~30gで、握りこぶしほどの大きさです。

12~15週では、胎盤が完成し、成長が加速します。

首が動かせるようになるため、身長の測定に誤差が生じます。

身長は15~18cm、体重は約110gで、グレープフルーツほどの大きさになります。

詳しくみる ⇒参照元: 【産婦人科医監修】エコー写真の見方を妊娠初期から解説!向き・...

超音波検査の記号の意味

超音波検査で「32w4d」と表示されていた場合、胎児の体のどの部分の大きさを表す?

部位の大きさ

超音波検査では「w」と「d」の記号はそれぞれ妊娠週数と日を表し、「32w4d」は妊娠週数32週4日を意味する。

また、「GS」は胎嚢の直径を表す。

したがって、「32w4d」の後に「GS」という記号と値が表示されていた場合、その値は妊娠週数32週4日頃の胎嚢の大きさを表している。

詳しくみる ⇒参照元: エコー写真の見方|白黒部分は何?どの向きで見る?3D4Dや用...

胎児発育評価の指標:FLとAPTD

FLとAPTDは何の略称ですか?

大腿骨長と腹部前後径

FL(大腿骨長)は太ももの付け根からひざまでの骨の長さを表し、APTD(腹部前後径)は赤ちゃんの胴体の前後を測った数値を表しています。

両方の数値は、胎児の発育具合を評価するために使用されます。

詳しくみる ⇒参照元: エコー写真の見方|白黒部分は何?どの向きで見る?3D4Dや用...

医師に気軽に相談しよう

子どもの火傷で、すぐに救急外来へ行くべきかどうかを知りたい

要相談

医師に相談することで、病院へ行くべきかどうかの判断や、他の医師の意見を聞くことができます。

また、子どもの火傷などの緊急性の判断にも役立ちます。

対面での診察が難しい場合や、不安なことがある場合は、気軽に相談できます。

詳しくみる ⇒参照元: エコー つり目に見えるについて

ダウン症候群の分類と発症要因

ダウン症候群の発症に最も影響を与える要因は?

母親の年齢

ダウン症候群は染色体異常により発症する疾患で、3つの型に分類されます。

最も一般的な通常型は、21番目の染色体が過剰に存在することが原因で、発症リスクは母親の年齢に関連しています。

高齢出産では、ダウン症候群の赤ちゃんの出生確率が高くなります。

父親の年齢は発症率にほとんど影響を与えません。

転座型は染色体の異常な付着、モザイク型は正常細胞と異常細胞の混在によって発症します。

ダウン症候群の型は染色体検査で確定診断できます。

詳しくみる ⇒参照元: 21トリソミー (ダウン症)の予兆は妊娠中にあるか?【医師監...

エコー写真が明らかにする赤ちゃんの身体

エコー写真によって、赤ちゃんのどの部分が確認できる?

内臓や骨など

エコー写真では、赤ちゃんの内臓や骨、羊水量、臍帯、胎盤、子宮の状態など、赤ちゃんの身体の様々な部分を確認できます。

2Dエコーは白黒で断面画像を表示し、3Dエコーは立体的な画像を表示します。

4Dエコーは3Dのリアルタイム動画で、赤ちゃんの行動も観察できます。

妊娠初期の3D・4Dエコーは、赤ちゃんの全身を確認でき、妊娠中期以降は、赤ちゃんの立体的な顔を映し出すことができます。

詳しくみる ⇒参照元: 【医師監修】赤ちゃんのエコー(超音波写真)の見方&何がわかる...