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ヨルシカの音楽世界は物語で紡がれる?n-bunaの創作は進化を遂げている!

ヨルシカの音楽世界は物語で紡がれる?n-bunaの創作は進化を遂げている!
📘 この記事で分かる事!

💡 ヨルシカは、n-buna(G・Composer)とsuis(Vo)による音楽ユニット

💡 楽曲の世界観を深めるために、MV制作や小説の制作も行う

💡 美しいメロディーと深みのある歌詞で、多くのファンを魅了

それでは、第1章、ヨルシカの誕生と魅力についてお話します。

ヨルシカの誕生と魅力

n-bunaは、ボカロPとして活動していた頃から、音楽への情熱を燃やしていたんですね。

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ヨルシカ「負け犬にアンコールはいらない」インタビュー

✅ n-bunaは、ヨルシカの活動を通して、ボーカル・suisや周囲のスタッフの意向を取り入れることで、自身の創作に幅広い可能性を獲得した。

✅ しかし、その変化によってスランプに陥り、ボカロ曲制作では、自身の理想とするクオリティに到達できない苦悩を味わった。

✅ n-bunaは、ヨルシカでの活動を通じて、音楽に対する理想が向上し、ボカロ曲に対しても同様の高いクオリティを求めるようになった結果、スランプに陥った。

さらに読む ⇒ナタリー - ポップカルチャーのニュースサイトナタリー - ポップカルチャーのニュースサイト出典/画像元: https://natalie.mu/music/pp/yorushika02

n-bunaさんの音楽に対する高い理想は、ヨルシカというユニットを新たな高みへと導いているんでしょうね。

ヨルシカは、n-buna(G・Composer)とsuis(Vo)による音楽ユニットです。2017年に結成され、ボカロPとして活動していたn-bunaが自身の楽曲をより深く表現するために、ボーカルとしてsuisを迎えました。2018年5月にリリースしたアルバム『負け犬にアンコールはいらない』はオリコン週間ランキングで5位を獲得し、その後も『だから僕は音楽を辞めた』『エルマ』など話題のアルバムをリリースしています。楽曲の世界観を深めるために、MV制作や小説の制作も行い、様々な媒体を通して独特の世界観を構築しています。ヨルシカは、その美しいメロディーと深みのある歌詞、そして唯一無二の世界観で、多くのファンを魅了しています。

へぇ~、ボカロPやってたんや!知らんかったわ~.

ボカロPって、やっぱ才能ある人しかできんもんね!

若いもんは、夢があるなぁ!

物語で紡ぐ音楽の世界

それでは、第2章、物語で紡ぐ音楽の世界についてお話します。

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だから僕は音楽を辞めた」「エルマ」の考察

✅ ヨルシカのアルバム「だから僕は音楽を辞めた」と「エルマ」は、n-bunaが描く物語を軸にしたコンセプトアルバムであり、互いに繋がっている。

✅ 物語は、エイミーという青年がエルマという女性に宛てた手紙、写真、楽曲をまとめた「だから僕は音楽を辞めた」と、エルマがエイミーの手紙を読んで旅をした記録をまとめた「エルマ」で構成され、時系列的に複雑に構成されている。

✅ エイミーとエルマの出会いは、カフェテラスでエイミーがぐしゃぐしゃにした紙がエルマのもとに転がり込んだことから始まり、エイミーの死に至るまでの物語が、楽曲、手紙、日記を通して描かれている。

さらに読む ⇒おとひろばおとひろば出典/画像元: https://usg-0v0.hatenablog.com/entry/yorushika_725

楽曲を通して、エイミーとエルマの複雑な関係が描かれているんですね。

ヨルシカの楽曲は、物語性と批評性を備え、リスナーの知的好奇心を刺激するコンセプチュアルな作品と言えます。アルバムを横断して物語世界を描き出す手法が特徴で、例えば『夏草が邪魔をする』と『負け犬にアンコールはいらない』の2枚のアルバムは、ストーリーと登場人物を共有した作品となっています。アルバム『エルマ』は『だから僕は音楽を辞めた』の続編として、主人公エイミーの物語がさらに深く描かれています。ヨルシカの音楽は、物語を読み解く楽しさに満ち溢れていると言えるでしょう。

ええ!手紙とか写真とか、めっちゃロマンチックやん!

なるほど、アルバムでストーリーを語るって、斬新やね!

若いもんは、恋愛も複雑やなぁ。

言葉と歌声の織りなす世界

それでは、第3章、言葉と歌声の織りなす世界についてお話します。

🔖 関連記事の要約!ただ君に晴れ — ヨルシカ
ただ君に晴れ — ヨルシカ

✅ 記事は、特定の楽曲の毎日リスナー数を示すデータで構成されています。

✅ 2023年11月28日から2024年2月23日までの期間における、日ごとのリスナー数が詳細に記載されています。

✅ データを見る限り、リスナー数は全体的に増加傾向にあり、特に2024年1月後半から2月にかけては顕著な伸びが見られます。

さらに読む ⇒Last.fm | Play music, find songs, and discover artistsLast.fm | Play music, find songs, and discover artists出典/画像元: https://www.last.fm/ja/music/%E3%83%A8%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%82%AB/_/%E3%81%9F%E3%81%A0%E5%90%9B%E3%81%AB%E6%99%B4%E3%82%8C

歌詞に文学的な要素を取り入れているのは、聞いていて面白いです。

ヨルシカの楽曲は、n-bunaの文学的な歌詞とsuisの歌声が融合し、独特の雰囲気を生み出しています。n-bunaは古典文学への造詣が深く、楽曲に様々な文学的要素を取り入れています。例えば、『ただ君に晴れ』は正岡子規の句へのオマージュが含まれています。また、n-bunaは言葉遊びや押韻を駆使し、メタな視点を含んだ虚構的な歌詞を書くことで、リスナーを物語の世界へと引き込みます。suisの歌声は、繊細で感情豊かで、楽曲の世界観をさらに深めます。

suisさんの歌声、めっちゃ綺麗やんな~♡

歌詞に古典文学とか出てくると、なんか大人っぽく聞こえるよね!

言葉遊びは、若いもんの得意技やなぁ。

音楽とサウンドの深み

それでは、第4章、音楽とサウンドの深みについてお話します。

🔖 関連記事の要約!ヨルシカ『春泥棒』、n
ヨルシカ『春泥棒』、n

✅ ヨルシカの楽曲「春泥棒」のMVを制作した森江康太氏とn-buna氏の対談では、お互いの創作に対する考え方や作品の共通点について語られました。

✅ 森江氏は、ヨルシカの楽曲「ノーチラス」のMV制作依頼を受けた際にn-buna氏の作品に対する熱意を感じ、その後の「春泥棒」の制作にも繋がったと語っています。

✅ n-buna氏は、森江氏の作品に感じる静謐さと文学的な要素に共感し、「春泥棒」のMV制作を森江氏に依頼したことを明かしました。

さらに読む ⇒CG・映像の専門情報サイト | CGWORLD.jpCG・映像の専門情報サイト | CGWORLD.jp出典/画像元: https://cgworld.jp/feature/202103-yorushika.html

ヨルシカのサウンドに、n-bunaさんのこだわりが感じられます。

ヨルシカのサウンドは、アコースティックギターを主軸としたオーガニックなサウンドとエレクトロニックな質感を融合させた、独特のものです。楽曲に様々な具体音を配置することで、世界観をさらに拡張しています。また、ヨルシカの楽曲には、ペンタトニックスケールとシンプルな上行進行のコード展開という特徴が見られます。ペンタトニックスケールは、メジャースケールの4番目と7番目の音を省いたスケールで、シンプルで耳に残る音階を生み出します。ヨルシカの楽曲では、『春泥棒』『藍二乗』『あの夏に咲け』『だから音楽をやめた』など、多くの楽曲でペンタトニックスケールが使用されています。コード進行に関しては、上行進行から始まるコード展開が多く見られます。特にⅣ→Ⅴ→Ⅵm(456)やⅣ→Ⅴ→Ⅵm→Ⅲ(4563)、Ⅳ→Ⅴ→Ⅵm→Ⅰ(4561)といった進行が頻繁に使用されています。『爆弾魔』『だから僕は音楽を辞めた』『春泥棒』『雲と幽霊』など、多くの楽曲でこれらのコード進行がAメロやサビで用いられています。

ペンタトニックスケールとか、難しい言葉はよくわからんけど、ええ曲やからOK!

音楽に詳しくなくても、ヨルシカの曲は誰でも楽しめるよね!

若いもんは、音楽も進化しとるなぁ。

ヨルシカの独自の世界観

それでは、第5章、ヨルシカの独自の世界観についてお話します。

🔖 関連記事の要約!ヨルシカが描く、季節を通して繋がる命の物語 ゛リスナーの思考゛を巻き込み完成する『創作』の壮大な仕掛けとは
ヨルシカが描く、季節を通して繋がる命の物語 ゛リスナーの思考゛を巻き込み完成する『創作』の壮大な仕掛けとは

✅ ヨルシカの新作EP「創作」は、これまでの「夏」をテーマとした作品とは異なり、「春」をテーマにしている。

✅ 「創作」の楽曲は、桜が散り、命が失われていく様を描いている。

✅ 「春」は「貴方」がまだいる季節、「夏」は「貴方」が失われた後の季節であり、作品全体を通して「別れと再生」というテーマが描かれている。

さらに読む ⇒リアルサウンド|音楽、映画・ドラマ、エンタメ×テック、書籍のカルチャーサイトリアルサウンド|音楽、映画・ドラマ、エンタメ×テック、書籍のカルチャーサイト出典/画像元: https://realsound.jp/2021/01/post-695659.html

ヨルシカの世界観は、独特で深みがありますね。

ヨルシカは、YOASOBIやずっと真夜中でいいのに。と並び「夜好性」リスナーから支持を得ています。しかし、物語へのアプローチは異なります。YOASOBIが小説を原作とする一方、ヨルシカはアルバム全体で壮大な物語を紡ぎ、楽曲は物語の一部として機能します。ヨルシカの楽曲は、平易な表現の中に耳慣れない語彙や比喩が飛び出し、言葉遊びや押韻が特徴です。楽曲の世界観をさらに深めるのは、アコースティックギターを主軸としたサウンドとさまざまな具体音の配置です。最新EP『創作』は、「春」というテーマのもと、ゆるやかな言葉やメロディ、サウンドで構成されており、まるで掌編小説を読んでいるような感覚を与えます。ヨルシカは、音楽そのもので物語を紡ぎ、歌詞、サウンド、アートワークを総合的に活用して、リスナーを独自の物語の世界へと誘う、ユニークな魅力を持つバンドと言えるでしょう。

春って、別れの季節やんな~切ないなぁ。

ヨルシカって、他のアーティストと比べて、物語性があるよね!

若いもんの感性、よくわからんけど、なんかええなぁ。

ヨルシカの音楽は、物語、言葉、サウンド、すべてが一体となり、独自の世界観を構築しています。

🚩 結論!

💡 ヨルシカの楽曲は、n-bunaが描く物語を軸にしたコンセプトアルバム

💡 ヨルシカの楽曲は、文学的な歌詞とsuisの歌声が融合

💡 ヨルシカのサウンドは、アコースティックギターを主軸としたオーガニックなサウンドとエレクトロニックな質感を融合