仮BANDの軌跡と藤岡幹大のギター!知られざる音楽性とは?セッションから生まれた唯一無二のサウンド!!
💡 仮BANDは、3人のテクニカルなミュージシャンによって結成されたインストゥルメンタルバンドです。
💡 藤岡幹大氏の急逝後も、BOHと前田遊野を中心に活動を続け、新たなメンバーを迎えて再始動しました。
💡 藤岡幹大氏のシグネチャーギターであるESP Fujioka Customは、高い演奏性と品質が評価されています。
それでは、仮BANDの結成から現在までの活動、そして藤岡幹大氏のシグネチャーギターについて詳しく見ていきましょう。
仮BANDの結成と初期活動
仮BANDはセッションライブから生まれたバンドということで、そのライブの雰囲気や演奏内容はどのようなものだったのでしょうか?。
✅ 新宿BLAZEで行われた仮BANDのライブにおいて、テクニカルなインストゥルメンタル音楽を披露した3人組バンド「仮BAND」と、須藤満氏率いるユニット「U.S.B.」の対バンが開催されました。
✅ 仮BANDは、BABYMETALのサポートバンド「神BAND」をもじった名前で、セッションライブから発展したバンドです。ライブでは、Jeff Beckの「Stratus」やMike Sternの「Chatter」などのカバー曲を披露し、ゲストの桑原あいを迎え、オリジナル曲も演奏しました。
✅ 対バン相手であるU.S.B.は、須藤満氏に加え、DJとマニピュレーターという個性的な組み合わせのユニットで、ダンサブルなリズムとポップなメロディ、そして須藤氏の個性的なベースプレイが特徴です。特に、マニピュレーターの宇佐美秀文氏がボコーダーボイスでボーカルを入れたり、観客とのコール&レスポンスをサンプリングする演出などが印象的でした。
さらに読む ⇒hello! progress!!出典/画像元: https://helloprog.hateblo.jp/entry/2017/03/28/230000確かに、BOHさんの漫談がメインで、演奏が合間に行われるというのは、面白そうですね。
個性が際立っていて、見ているだけでも楽しそうです。
2015年11月、国内屈指のテクニカルなミュージシャン3人、藤岡幹大(g)、BOH(b)、前田遊野(dr)によってインストゥルメンタル・バンド、仮BANDがセッションライブがきっかけで結成されました。
当初は、メンバーのスケジュールが合わず、本格的な活動は遅れていました。
2016年には、ベルウッド・レコードから音源リリースの話が持ち上がりましたが、実現には至りませんでした。
2016年、桑原あいとのライブで仮BANDという名前を使い、2017年3月には新宿BLAZEと大阪茨木JACKLIONでU.S.B.との対バンライブを行いました。
この頃、BOHの漫談がライブのメインで、演奏は合間に行われるような形でした。
前田は、自由に即興演奏を取り入れ、他のメンバーを戸惑わせることもありました。
藤岡は、13拍子なのにギターリフだけ聞くと4拍子に聞こえるような楽曲を作るなど、複雑なリズムや音階構成を得意としていました。
仮BANDは、その奇抜な音楽性と演奏力で、今後の活躍が期待されるバンドでした。
そうたいね、セッションライブって、メンバーの個性が爆発するけん、見てて飽きないばい!
藤岡幹大の死後、仮BANDの再始動
藤岡幹大氏の急逝は、ファンにとって大きな衝撃だったと思います。
その後の仮BANDの活動について教えてください。
✅ 「Jamrika」は、BOHさんの即興フレーズから生まれた曲で、藤岡さんはそのフレーズに合うコードを後付けし、説得力を持たせている。
✅ 楽曲は、メンバーそれぞれの個性的なリズム解釈によって生み出された独特なグルーブが特徴的で、特にドラムとベースの異なる拍子によるリズムのずれが、楽曲に緩やかな雰囲気を与えている。
✅ 「Snowflakes」は、BOHさんの高校時代のフレーズを基に、リディアン・スケールを用いた不思議な音使いと、ドラムの演奏が場面ごとに変わることで、シンプルながらも複雑な音楽となっている。
さらに読む ⇒HOME出典/画像元: https://youngguitar.jp/interviews/1704-mikio-fujioka-kariband/4藤岡幹大氏のフレーズを忠実に再現するというのは、彼への深いリスペクトを感じますね。
仮BANDは、ギタリスト藤岡幹大の急逝から1年経ち、ボーカルのBOHとドラマーの前田遊野が、より自由な音楽性を追求するため、新たなギタリスト、バイオリニスト、キーボーディスト、ピアニストを迎えて再始動しました。
セカンドアルバム『二枚目』は、藤岡幹大の弟子である岡聡志(SAM)と、平賀優介をギタリストに迎え、ジャンルを超えたセッションバンドとして、ジャズ、ラテン、ファンク、メタル、プログレなど多岐にわたる音楽性を展開しています。
BOHと前田は、藤岡幹大へのリスペクトを込めて、彼のフレーズを忠実に再現した楽曲を収録し、彼の音楽を受け継いでいます。
アルバムには、BOHと前田のオリジナルに加え、桑原あいによるピアノ曲も収録されています。
仮BANDは、既存のジャンルに縛られない、自由な音楽性と個性的なメンバーによって、唯一無二のサウンドを作り出しています。
彼らの音楽は、セッションという枠組みを超えて、聴く人の心を揺さぶる新たな音楽体験を提供します。
彼らが目指すのは、音楽のジャンルを超えた自由な表現であり、その先に待つ未来は、無限の可能性に満ち溢れています。
あら、若いもんは、すぐ死と隣り合わせよ。人生は短いものよ。
藤岡幹大のシグネチャー・ギター
藤岡幹大氏のシグネチャーギターについて詳しく教えてください。
✅ ESPから藤岡幹大氏のシグネチュアモデル「ESP SNAPPER Fujioka Custom」の6弦モデルが発売されました。アルダーボディ、ハードメイプルネック、ジェスカー製フレット、ESPフリッカーIIIブリッジ、セイモアダンカン製のピックアップなど、高品質なパーツを採用しており、滑らかでストレスフリーな演奏性を実現しています。
✅ ネックポジションのSeymour Duncan SH-1nピックアップは、ミニスイッチでコイルスプリットモードに切り替え可能で、様々なサウンドに対応できます。
✅ ESPのハイコストパフォーマンスモデル「EDWARDS E-SN-190MF」も同時発売されました。ESP SNAPPER Fujioka Customと同様の仕様を採用しながら、より手頃な価格で提供されています。
さらに読む ⇒ 島村楽器 ギタセレ(Guitar Selection)ニュース出典/画像元: https://guitarsele.com/article/news/esp-edwards-fujioka-mikio/ESP Fujioka Customは、藤岡氏のこだわりが詰まったギターなのですね。
藤岡幹大氏のシグネチャーモデルであるESP Fujioka Custom 7弦ギターは、2016年11月に発表され、同年12月より予約受付が開始されました。
スペックは、アルダーボディ、ハードメイプルネック、ローズウッド指板、EMG 707アクティブピックアップなど、一般的なものが採用されていますが、厳選された木材やESP独自の技術が駆使されており、非常に高い品質を誇ります。
特に、ネックの安定性とピッチの正確さ、そしてEMGピックアップによるコンプ感と弾きやすさが評価されています。
藤岡氏は、このギターに「仕事で問題なく使えること」を重要視しており、完璧なピッチとネックの丈夫さ、そしてフロントPUのシングルコイル・モードへの切り替えスイッチを搭載することで、理想的なギターを実現しました。
レビューでは、このギターが非常に弾きやすく、安定したチューニング、優れたサスティーン、そして歪ませた際の倍音成分の豊かさが評価されています。
また、デッドポイントがなく、高い精度で製作されていることも高く評価されています。
藤岡幹大氏自身も、このギターがIbanezギターよりも弾きやすく、気持ちよく弾けるギターであると絶賛しています。
え、ESPのギターって高いんでしょ?藤岡さん、めっちゃ金持ちやったんかな?
仮BANDの楽曲について
仮BANDの楽曲について、詳しく教えてください。
✅ 「I See You」は藤岡先生への楽曲で、フレットレスベースのメロディーが特徴。夢の中でメロディーがひらめき、すぐさま書き留めたというエピソードが語られている。
✅ バンドは音楽好きを増やし、セッションの面白さを伝えることを目指している。メンバー個性の尊重、編集による完璧主義を排し、人間味あふれる音楽を目指している。
✅ 最近の音楽業界は、機械頼りで人間味を失っていると感じている。80年代、90年代の音楽に感じる感動は、人間味によるものだと指摘し、楽曲制作においても自由な演奏を追求していくという決意を表明している。
さらに読む ⇒BARKS | アーティストの新曲・動画・ライブ・コンサート情報をお届けする音楽メディア出典/画像元: https://www.barks.jp/news/?id=1000177939&page=2音楽を通して、人間味あふれる音楽を目指すというのは、素晴らしいですね。
「Jamrika」は、桑原あいとライブをするために作った曲で、BOHが弾いたフレーズをベースに、藤岡がコードを後付けして作った曲です。
BOHは5/8拍子で演奏し、前田は5/4拍子で演奏することで、変則的なリズムを生み出しています。
レコーディングでは、3テイク録り、2回目のテイクが採用されました。
ピアノからギターへのソロの繋ぎ方はあいちゃんのアイデアで、ギターソロはピアノのフレーズを意識して演奏されています。
「Snowflakes」は、レコード会社からの要望で作った鼻歌で歌えるような曲で、BOHが高校時代に作ったベースフレーズが元ネタになっています。
トーナリティは4小節ずつGリディアンとDリディアンが入れ替わるようになっていて、BOHが冬に雪を見ながら作ったという。
ドラムは3拍子だが、場面ごとに叩き方が変わり、ストレートな3拍子とハネたような3拍子が混在しています。
当初の予定ではハネた3拍子の予定だったが、前田がストレートな方が良いと提案し、そのまま採用されました。
3曲目の「忍者Groove」は、BOHさんと前田さんが作ったリズムネタをベースに、前田さんの「1、2、3、1、2、1、2、3」というリズムパターンが特徴的。
BOHさんの猛烈なタッピングがBメロのリフとなり、和風の要素として白玉で弾くパートも盛り込まれています。
藤岡さんは、以前から和風テイストが好きで、TRICKBOXのアルバムでも和風な「姫路城」を制作しました。
4曲目の「Djentleman」は、ジェントっぽい曲というアイデアからスタートし、ISAOさんをゲストに迎えて制作されました。
BOHさんが作ったイントロや骨組みをベースに、ギターで休符を埋めて楽曲が完成。
速く弾くと情緒不安定な雰囲気になり、明るいフレーズと暗いフレーズが入れ替わる構成。
ギターソロは、BOHさんから送られてきたベースのスラップパターンを参考に、紳士的なコードを当ててジェントルマン的な要素を加えました。
ISAOさんとのハモりは、スタジオにISAOさんを招いて録音されました。
リフは藤岡さんがすべて弾き、ギターが入っていない打ち込みのデモを送ってデータでやり取りする予定でしたが、ISAOさんのスケジュールが空いたためスタジオに招いたとのことです。
音楽は、やっぱり人間味が出るけん、機械頼みはちょっと寂しいよね。
仮BANDは、セッションライブから生まれた個性的なバンドで、藤岡幹大氏の音楽を受け継ぎながら、新たな音楽性を追求しています。
💡 仮BANDは、3人のテクニカルなミュージシャンによって結成されたインストゥルメンタルバンドです。
💡 藤岡幹大氏の急逝後も、BOHと前田遊野を中心に活動を続け、新たなメンバーを迎えて再始動しました。
💡 藤岡幹大氏のシグネチャーギターであるESP Fujioka Customは、高い演奏性と品質が評価されています。