ニュー・ウェイヴって、一体なんなの?パンクからの進化とは!?
💡 1970年代後半から1980年代初頭にかけて生まれた音楽ジャンル
💡 パンクからの進化、シンセサイザーやエレクトロニックな楽器の使用が特徴
💡 MTVの登場により、メインストリームに広がった
それでは、Chapter-1から詳しく見ていきましょう。
ニュー・ウェイヴの誕生と革新
ニュー・ウェイヴは、パンクとはまた違う魅力がありますね。
公開日:2022/10/31
✅ 1980年代の洋楽史において、ニューウェーブはパンクから生まれた新しいロックとして、シンセサイザーやレゲエ、アフロ・ファンクなどの要素を取り入れ、ブルース・フィーリングの喪失を意味する新しい音楽スタイルとして登場しました。
✅ ニューウェーブはパンクと異なり、商業的な成功を収め、ザ・ポリス、トーキング・ヘッズ、ブロンディなど多くのバンドがチャートアクションで成功を収めました。
✅ 1980年代のニューウェーブは、アメリカとイギリスで同時進行され、アメリカではトーキング・ヘッズやブロンディ、イギリスではザ・ポリスやデペッシュ・モードなど、それぞれ異なる特徴を持つバンドが台頭しました。
さらに読む ⇒ピエールの音楽論出典/画像元: https://toliveistomusical.com/2022/10/31/1980shistory-pt1/当時の音楽シーンでは、ニュー・ウェイヴは、まさに革新的な存在だったと言えるでしょう。
1976年から1978年にかけて、パンクはニュー・ウェイヴへと進化しました。
パンクのストレートさと率直さに加え、ニュー・ウェイヴは芸術性を追求し、ポップに近づきながらも、使い捨て感はなく、歌詞と音楽はより複雑で知的でした。
この進化は、イギリスだけでなく、アメリカでも大きな勢いを見せました。
アメリカのニュー・ウェイヴの中心は、ニューヨークのCBGBで、ブロンディ、トーキング・ヘッズ、ミンク・デヴィルなどが活躍していました。
ブロンディは、ローランドのシンセサイザーを用いた革新的なサウンドで注目を集めました。
1978年の『Parallel Line』は、ニュー・ウェイヴの決定版ともいえるアルバムで、「Hanging on the Telephone」などの名曲を収録しています。
イギリスでは、ポリスが独自の音楽スタイルで人気を博しました。
レゲエ、ジャズ、パンクの要素を融合させた音楽は、1978年のデビュー・アルバム『Outlandos D’Amour』でその魅力を発揮しました。
続くアルバム『Zenyatta Mondatta』は、ニュー・ウェイヴ・アンセム「Don’t Stand So Close to Me」を収録し、4週間でレコーディングを完了したほどの勢いを見せていました。
ニュー・ウェイヴに乗ったのはバンドだけではありません。
ソロアーティストのジョー・ジャクソンも、1979年のデビュー・アルバム『Look Sharp』で、その革新性を証明しました。
辛辣でウィットに富んだ歌詞と音楽で人気を集め、「Is She Really Going Out With Him?」などの名曲を世に送り出しました。
そうじゃな、時代の流れを感じますばい。
ニュー・ウェイヴの音楽的特徴
ニュー・ウェイヴの特徴、興味深いですね。
公開日:2024/02/21
✅ ニューウェイヴは、1970年代後半から1980年代初頭にかけてイギリスやアメリカで興隆した音楽ジャンルで、パンクやポストパンクの影響を受けつつも、ポップでダンサブルな要素を取り入れた音楽です。
✅ 特徴として、キャッチーなメロディ、シンセサイザーやエレクトロニックな楽器の使用、ダンスビート、アートとポップの融合などが挙げられます。
✅ ニューウェイヴは、1970年代後半にパンクやポストパンクの影響を受けたバンドが登場し始め、1980年代初頭に黄金期を迎えます。その後、MTVの登場などにより、メインストリームに広がっていきました。
さらに読む ⇒音楽道楽出典/画像元: https://nolahk.net/characteristics-and-history-of-new-wave/シンセサイザーや電子楽器の音色が、独特で魅力的ですよね。
ニューウェイヴは、1970年代後半から1980年代初頭にかけてイギリスとアメリカで生まれた音楽ジャンルです。
パンクロックやポストパンクの影響を受けつつ、ポップなメロディとキャッチーなリフレイン、そしてシンセサイザーなどの電子楽器を特徴とする音楽です。
ニューウェイヴは、シンセサイザーや電子楽器を積極的に使用することで、特徴的なサウンドとエフェクトを生み出します。
また、ダンスビートやポストパンクの要素を取り入れ、エネルギッシュでリズミカルなサウンドを特徴としています。
音楽において、ニュー・ウェイヴはアートとポップミュージックの融合を目指したジャンルとして知られています。
そのため、斬新で実験的な要素と親しみやすさを兼ね備えています。
さらに、ポストパンク、パンクロック、ディスコ、ファンク、レゲエなど、さまざまなジャンルの影響を受けており、多彩なサウンドを生み出しています。
代表的なニューウェイヴのアーティストとしては、デヴィッド・ボウイ、トーキング・ヘッズ、ブリット・エクセントリックなどが挙げられます。
あら、この音楽は、あたしの若い頃にはなかったわね。
ニュー・ウェイヴの普及と影響
ミュージックビデオも、ニュー・ウェイヴの普及に大きく貢献したんですね。
公開日:2022/06/04
✅ 1980年代を象徴するミュージック・ビデオの傑作から、当時の音楽シーンやカルチャーを振り返り、音楽ビデオがアーティストのイメージ形成に果たした役割について解説しています。
✅ ポーラ・アブドゥル、オリビア・ニュートン=ジョン、ザ・ポリス、ビリー・アイドル、トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズなど、1980年代を代表するアーティストのミュージック・ビデオを紹介しています。
✅ 当時の音楽ビデオは、技術面では未熟な面もあったものの、創造性あふれる作品が多く生まれた時代であり、各アーティストの個性と時代背景が反映された革新的な作品を生み出していたことを示しています。
さらに読む ⇒Home出典/画像元: https://www.udiscovermusic.jp/stories/best-80s-music-video音楽ビデオを通して、ニュー・ウェイヴの世界観が伝わってくるのが分かります。
1980年代に入ると、ニューウェイヴのサウンドはMTVの登場によってメインストリームに広がりました。
ビデオクリップが重要なプロモーションツールとなり、多くのニューウェイヴの楽曲がヒットチャートを賑わせました。
ニューウェイヴは、その後の音楽シーンに大きな影響を与え、エレクトロニックミュージックやポップミュージックの進化に貢献しました。
え、まじ?めっちゃ時代を感じるわ~。
ニュー・ウェイヴ、パンクからの進化
ニュー・ウェイヴは、パンクからの進化で生まれた音楽ジャンルなんですね。
✅ ロッキング・オン誌が、ニューウェイヴ/ポストパンク特集を2020年から企画していたものの、コロナ禍の影響で延期していたが、その重要性を考え、ついに刊行に踏み切った。
✅ 特集では、70年代のロックの肥大化に対する反動として生まれたパンク、ニューウェイヴ、ポストパンクが、ロックのリセットを果たしたことを解説し、そのサウンドや世界観が、インディレーベルとマスメディアによって発展と主流化を遂げた過程が語られる。
✅ また、2010年代以降のポップミュージックにおけるエレクトロポップ、シンセポップへの影響など、現代音楽への影響力も大きく取り上げられている。
さらに読む ⇒rockinon.com(ロッキング・オン ドットコム) - 音楽(邦楽/洋楽)情報サイト出典/画像元: https://rockinon.com/blog/rockinon/202838現代音楽にも、ニュー・ウェイヴの影響が色濃く残っていることが分かります。
1980年代洋楽史解説の連載において、ニュー・ウェイヴムーブメントが1970年代から続く「光」の側面として重要な役割を果たす。
ニュー・ウェイヴはパンクを否定した「新世代のロック」として、シンセサイザー導入やレゲエ、アフロ・ファンクなどの新しいサウンドを取り込み、ブルース直系のロックにはない多様性を示した。
そうじゃな、音楽って進化し続けるもんじゃな。
ニュー・ウェイヴは、パンクから生まれた、新しい音楽ジャンルとして、1980年代の音楽シーンに大きな影響を与えました。
💡 シンセサイザーやエレクトロニックな楽器を使用したサウンドが特徴
💡 MTVの登場により、多くのニュー・ウェイヴ楽曲がヒットチャートを賑わした
💡 現代のエレクトロニックミュージックやポップミュージックに影響を与えている