簡易水冷クーラーは最強? Core i9搭載PCで性能検証してみた!検証結果から最適な選択肢とは!?
💡 Core i9とCore i7搭載PCにおける簡易水冷クーラーの性能検証結果
💡 検証結果に基づくおすすめ簡易水冷クーラーの紹介
💡 簡易水冷クーラーのメリット・デメリットと冷却性能に影響を与える要素
それでは、最初の検証内容について詳しく見ていきましょう。
Core i9とCore i7搭載PCにおける簡易水冷クーラーの性能検証
今回の検証では、Core i9とCore i7を搭載したPCで、簡易水冷クーラーの冷却性能、パフォーマンス、動作音について比較評価しました。
公開日:2023/12/19
✅ 今回の検証では、簡易水冷クーラーの冷却性能をCore i9とCore i7の両方で評価し、BlenderベンチマークとFF14ベンチマークを用いてCPU温度、動作音、パフォーマンスを測定した。
✅ その結果、Core i9では42cmクラスの簡易水冷クーラーが最も優れており、36cmクラスの製品も高性能であった。28cmクラスはハイエンド空冷を上回る性能を持ち、24cmクラスやハイエンド空冷は冷却性能がやや劣っていた。
✅ Core i7では、42cmクラスの簡易水冷クーラーが依然として優れた性能を発揮したが、36cmクラスの製品でも多くのモデルがCore i7の性能を十分に引き出せることがわかった。また、動作音に関しては、ブレード枚数の多い渦巻き状のファンを採用した製品が静音性を実現しているという傾向が見られた。
さらに読む ⇒ AKIBA PC Hotline!出典/画像元: https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/dosv/1545499.html高負荷時には、Core i9は全製品でリミット上限の100℃に到達し、サーマルスロットリングが発生しました。
今回の検証では、Core i9とCore i7を搭載したPCで、簡易水冷クーラーの冷却性能、パフォーマンス、動作音について比較評価しました。
高負荷時には、Core i9は全製品でリミット上限の100℃に到達し、サーマルスロットリングが発生しました。
冷却性能が高いほど、サーマルスロットリングの発動が遅れ、ブーストの持続時間や動作クロックに反映され、BlenderBenchmarkスコアや平均動作クロックに差が生じました。
中負荷時では、42cmクラスのラジエータが最も優秀で、36cmクラスも高い性能を示しました。
28cmクラスは、ハイエンド空冷を上回る性能でしたが、24cmクラスやハイエンド空冷は温度が高めでした。
Core i7では、高負荷時でも90℃台に抑えられた製品があり、i7-13700の性能を完全に活かし切れていると言えます。
中負荷時は、Core i9と大きな差はありませんでした。
おめー、頭いいんかな?
検証結果に基づくおすすめ簡易水冷クーラー
それでは、検証結果に基づき、おすすめの簡易水冷クーラーを紹介して行きます。
✅ Corsair から発売された新世代の CPU クーラー、ELITE CAPELLIX XT シリーズは、高性能な AF RGB ELITE ファンと XTM70 サーマルペーストを搭載し、高い冷却性能を実現するオールインワン水冷式クーラーです。
✅ 最大 33 個の CAPELLIX LED を備えた冷却ポンプヘッドと RGB ファンにより、高い冷却性能に加えてシステムに魅力的なライティング効果をもたらします。
✅ また、Zero RPM モードや iCUE コントロールなど、ノイズ軽減や温度管理のための機能が充実しており、Intel と AMD の最新マザーボードソケットに対応するなど、幅広いユーザーに最適な製品となっています。
さらに読む ⇒CORSAIR出典/画像元: https://www.corsair.com/uk/ja/p/cpu-coolers/cw-9060071-ww/icue-h170i-elite-capellix-xt-liquid-cpu-cooler総合的に、冷却性能では、42cmクラスのCorsair iCUE H170i ELITE CAPELLIX XTと、36cmクラスのDeepCool LS720WH、NZXT Kraken 360 RGB、ProArtist GRATIFYAIO 5が優秀で、特にProArtist GRATIFYAIO 5は価格を考えるとコスパが高いと言えます。
総合的に、冷却性能では、42cmクラスのCorsair iCUE H170i ELITE CAPELLIX XTと、36cmクラスのDeepCool LS720WH、NZXT Kraken 360 RGB、ProArtist GRATIFYAIO 5が優秀で、特にProArtist GRATIFYAIO 5は価格を考えるとコスパが高いと言えます。
28cmクラス以下は、一定の冷却性能はあるものの、できればCore i7までとの組み合わせが推奨されます。
動作音では、Corsair H100x RGB ELITEが最も静かでした。
今回の検証結果から、Core i9では36cmクラス以上の簡易水冷クーラーが推奨され、Core i7であれば28cmクラスでも十分な性能を発揮できることが分かりました。
ええのー、うちもほしいわー!
簡易水冷クーラーとは?その特徴とメリット・デメリット
では、次に、簡易水冷クーラーとは何か、その特徴とメリット・デメリットについて解説して行きます。
公開日:2020/06/26
✅ 自作PCにおけるCPUクーラーの選択肢として、空冷と簡易水冷のそれぞれのメリット・デメリットを解説しています。
✅ 空冷は低コストで静音性に優れ、故障リスクも低い一方、適切なエアフロー確保とサイズが課題となります。
✅ 簡易水冷は冷却性能が高く、外排気によるケース内温度上昇抑制に効果的ですが、コストが高く、故障リスクも高い点がデメリットです。
さらに読む ⇒ ちもろぐ出典/画像元: https://chimolog.co/bto-cpu-air-vs-aio/簡易水冷クーラーは空冷クーラーと本格水冷クーラーの中間に位置する冷却方法で、コストパフォーマンス、冷却性能、設置の容易さなどのバランスが取れた選択肢として人気があります。
簡易水冷クーラーは、CPUに内蔵されるコア数の増加に伴い、近年人気が高まっている冷却方法です。
空冷クーラーとの違いは、簡易水冷クーラーはポンプを内蔵した一体型の冷却システムであり、ラジエータが大型化することで空冷を上回る性能を発揮することもあります。
一方で、動作音の発生源となるポンプが追加されるため、静音性や故障リスクの面では空冷より劣ります。
ただし、CPU周辺の部品との干渉が少なく、初心者でも扱いやすい点や、ケースのエアフローに合わせた設置が可能である点は大きなメリットです。
へぇー、知らんかったわー。水冷って色々あるんやね!
簡易水冷クーラーの冷却性能に影響を与える要素
簡易水冷クーラーの冷却性能に影響を与える要素について詳しく解説して行きます。
公開日:2018/07/09
✅ Corsairの簡易水冷クーラーのフラグシップモデル「H150i PRO RGB」は、36cmの大型ラジエータを採用することで、従来モデルよりも冷却性能が向上しており、特に発熱量の大きいマルチコアCPUやオーバークロック常用で高クロック動作を目指すユーザーに最適です。
✅ 静音性に優れた「ML series」ファンを採用し、RGB LEDは水冷ヘッド部分のみに搭載されています。チューブは旧モデルと比べて細く柔らかく、取り付け作業が容易になっています。
✅ 36cmラジエータは大型のため、すべてのPCケースに搭載できるわけではありません。スペースに余裕がない場合は、冷却性能は若干劣りますが、28cmラジエータを採用した「H115i PRO RGB」も選択肢となります。
さらに読む ⇒PC Watch出典/画像元: https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1131811.html簡易水冷クーラーの冷却性能は、ラジエータのサイズが大きく影響します。
簡易水冷クーラーの冷却性能は、ラジエータのサイズが大きく影響します。
ラジエータが大きいほど冷却性能は向上しますが、水冷ヘッド部分の作り込みが重要であり、ここが劣っていると冷却性能は高まりません。
ラジエータサイズは主に4種類あり、ハイエンドCPUやOCを行う場合は、28cmや36cmの大型ラジエータ搭載品が推奨されます。
そうなんだー、知らなかったわー
簡易水冷クーラー:性能と利便性を両立する選択肢
では、最後に、性能と利便性を両立するおすすめの簡易水冷クーラーについてご紹介します。
✅ DEEPCOOL「MAELSTROM 120」は4980円という格安の簡易水冷CPUクーラーであり、コストパフォーマンスに優れています。
✅ 冷却性能は、負荷時においてはファン回転数が2000rpmを超え、騒音値も50dBA前後と、やや性能が不足している印象です。
✅ Core i5/i3やAMD APUなど、オーバークロックせず、ファン回転数を1600rpm程度まで落とせるCPUで使用するのがおすすめです。
さらに読む ⇒ASCII.jp - トップ出典/画像元: https://ascii.jp/elem/000/000/991/991980/2/簡易水冷クーラーは、CPUの冷却性能を向上させたいと考えているユーザーにとって、有効な選択肢の一つと言えるでしょう。
簡易水冷クーラーは、空冷クーラーと本格水冷クーラーの中間に位置する冷却方法で、コストパフォーマンス、冷却性能、設置の容易さなどのバランスが取れた選択肢として人気があります。
CPUの冷却性能を向上させたいと考えているユーザーにとって、簡易水冷クーラーは有効な選択肢の一つと言えるでしょう。
ええのー!うちもほしいわー!
今回の検証で、簡易水冷クーラーはCPUの冷却性能を向上させる上で非常に有効な手段であることが分かりました。
💡 Core i9とCore i7搭載PCにおける簡易水冷クーラーの性能検証結果
💡 検証結果に基づくおすすめ簡易水冷クーラーの紹介
💡 簡易水冷クーラーのメリット・デメリットと冷却性能に影響を与える要素