門松って、どんな意味があるの?門松の歴史と意味とは!!
💡 門松は、歳神様をお迎えするための目印です。
💡 松、竹、梅などの縁起物を使用し、それぞれに意味があります。
💡 門松の飾り方や処分方法にも、伝統的なルールがあります。
それでは、最初の章に入ります。
門松の歴史と意味
門松の歴史と意味について、詳しく解説してまいります。
公開日:2023/11/03
✅ この記事は、お正月の飾りであるしめ縄、しめ飾り、門松、鏡餅の意味について解説しています。それぞれの飾りが持つ意味や歴史、由来について詳しく説明しています。
✅ しめ縄は、神聖な空間と俗世を隔てる役割を持ち、神様が宿る依代、悪いものを寄せ付けない結界としての役割も担います。しめ飾りは、しめ縄に縁起物をつけたもので、歳神様をお迎えする目印となります。
✅ 門松は、歳神様をお迎えするための目印であり、依代としての役割も持ちます。松は永遠の命や不老長寿、竹は生命力や繁栄、梅は出世や開運を表します。鏡餅は、歳神様への御供物であり、長寿や無病息災を祈る意味があります。
さらに読む ⇒神社用しめ縄販売 株式会社折橋商店|耐久性に優れた合成繊維素材のしめ縄を製造出典/画像元: https://orihasisyouten.jp/blog/shimenawa_osixyougatu/しめ縄、しめ飾り、門松、鏡餅と、どれもそれぞれに意味があるんですね。
門松は、お正月にやってくる歳神様を招き、家の中に迎え入れるための目印となる正月飾りです。
歳神様は松に宿るとされ、長寿や繁栄を願う象徴となっています。
門松は、平安時代の宮廷儀礼「小松引き」が起源とされ、当初は松のみで飾られていました。
室町時代には竹が加わり、江戸時代には武家や商家、農家でも飾られるようになりました。
門松には、松、竹、梅、南天、葉牡丹などの縁起物を使用します。
松は常緑樹で長寿の象徴、竹は成長が早く繁栄の象徴、梅は冬に花を咲かせ、寒さにも負けずに強く生き抜く姿から、困難を乗り越え、希望に満ちた一年となるようにという願いが込められています。
なるほどね。門松って、縁起物だったんやね。
門松の伝統的な形と現代の形
続いて、門松の伝統的な形と現代の形についてご紹介します。
✅ 門松は、竹の先端部の形状を斜めに切った「そぎ」と、真横に切った「寸胴」の2種類があります。
✅ 「寸胴」が元来の形状でしたが、徳川家康が武田信玄を斬るという念を込めて「そぎ」を始めたと言われています。
✅ 現在では「そぎ」の方が一般的ですが、浅草には「寸胴」を飾る店もあるそうです。
さらに読む ⇒浅草スマートニュース出典/画像元: http://asakusanews.com/erudition/2888なるほど、形にも意味があるんですね。
門松の切り方にも意味があり、水平に切られた「寸胴」と、斜めに切られた「そぎ」があります。
寸胴は古来からの伝統的な形であり、そぎは江戸時代に現れた新しい形です。
門松は、新しい年の幸福を願い、縁起の良い一年をスタートさせるための大切な飾りです。
正しく飾り、新年を迎える準備をしましょう。
私の時代には、門松なんてなかったわよ。
松飾りと門松の関係
それでは、松飾りとの関係についてお話します。
公開日:2021/02/14
✅ この記事は、日本の伝統行事である門松の由来と歴史、そして現代における門松の意味合いについて解説しています。
✅ 特に、門松のルーツである平安時代の「小松引き」や、関東と関西で松の内の期間が異なる理由について詳しく説明しています。
✅ また、門松と鏡餅の関係性についても触れ、年神様をお迎えする道標としての門松と、年神様への依り代または供え物としての鏡餅の違いを考察しています。
さらに読む ⇒酒とネコ出典/画像元: https://saketoneko.com/zen/trivia/matsuno-uchi/門松と鏡餅の関係性も興味深いですね。
松飾りは、正月に飾る松の枝を用いたお飾りで、祝い松、拝み松とも呼ばれます。
年神様をお迎えするための目印であり、依代(よりしろ)として、玄関や門、庭、室内に飾ります。
松は冬でも緑を絶やさない常緑樹であることから、長寿を象徴し、神聖視されてきました。
松飾りは、12月13日の「正月事始」に山から松迎えをした松の枝に、しめ縄や水引などの縁起物を添えて飾り、年神様に滞在していただく用意ができていることを伝えてきました。
松飾りは、12月30日までに飾り、松の内(1月1日から1月7日、地域によって異なる)まで飾ります。
松の内が明けた翌日に、松飾りを外します。
処分方法は、各地域の神社の「どんど焼き」や「お炊き上げ」で焼却するか、塩を振って清めて白い紙に包んで捨てるのが一般的です。
門松も松飾りの一種で、竹の入った大きなものだけでなく、松の枝1本の小さなものまで、門や玄関に飾るものはすべて門松です。
松飾りって、門松と一緒のもんなんかと思ってたわ。
門松の飾り方と処分方法
それでは、門松の飾り方と処分方法について解説します。
公開日:2020/12/29
✅ 門松は、玄関に向かって左側に雄松(黒松)、右側に雌松(赤松)を飾ります。
✅ 門松の飾り付け時期は、正月事始めから大晦日までに飾り、一般的にはクリスマス後の26日以降から29、31日を避けて飾り付けるのが良いでしょう。
✅ 門松の処分時期は地域によって異なり、関東では松の内(7日)まで、関西では小正月(15日)までです。処分方法は、地域の氏神さまの神社で左義長(どんど焼き)が行われる時期に合わせるのが良いでしょう。
さらに読む ⇒神棚と日本出典/画像元: https://kamidanajapan.com/kadomatsu/なるほど、門松の飾り方にもルールがあるんですね。
門松に使う花木には、特にNGなものはなく、松などの常緑樹が中心にありさえすれば、自由に組み合わせることができます。
ただし、トゲのある花や、すぐに枯れてしまうもの、匂いのきついもの、名前の縁起がよくないものは避けるのが良いとされています。
門松の飾り方にも明確なルールはありませんが、伝統的には左右一対で飾ることが一般的です。
左側に黒松(雄松)、右側に赤松(雌松)を飾ることが多いですが、必ずしも一対で飾る必要はありません。
マンションなど門がない場合は、玄関先に飾ったり、窓際に飾ったりすることもできます。
門松の飾り期間は、地域によって異なりますが、一般的には12月28日から1月7日頃までです。
飾り終わった門松は、神社やお寺などで燃やしてもらうか、土中に埋めるのが一般的です。
門松って、あんまり見かけなくなったなぁ。
門松の現代における飾り方
それでは、現代における門松の飾り方について説明します。
✅ 門松は、年神様が家に降りてくる目印であり、年神様が宿る依り代とされ、松と竹の組み合わせは鎌倉時代に現在の形になった。
✅ 門松は12月26~28日か30日に立てるのが一般的で、飾り付けは松を中心に、竹を添えて、荒縄で七五三に結んだ形が正式。
✅ 門松は1月7日の松の内におろして、どんど焼きなどで燃やすのが習わしだが、最近は環境問題などから火祭りを行なう地域が減っており、ゴミ回収に出す際は紙で包み、塩を振るなど配慮が必要。
さらに読む ⇒お正月の祝い方.comは正月飾りや正月遊びや食べ物やお年賀を解説出典/画像元: https://www.manner-oshougatu.com/kazari102現代でも、門松は飾られているんですね。
「門松」は、新年を迎えるための伝統的な飾りで、年神様を招き入れる依り代として玄関に置かれます。
一般的には左右に1つずつ、雄松(クロマツ)を左側に、雌松(アカマツ)を右側に配置します。
門松を飾る時期は、大掃除が終わり、年神様を迎える準備が整った頃で、12月29日と31日は縁起が悪いとされています。
マンションなどスペースが限られる場合は、玄関内側に飾ったり、コンパクトなミニ門松を使用したりすることも可能です。
門松のデザインは、伝統的なものから、華やかでモダンなものまで様々で、スペースや好みに合わせて選ぶことができます。
また、門松以外にも、松飾りや、松をメインにしたスワッグなど、さまざまな正月飾りが販売されています。
私の時代は、門松はもっと神聖なものでしたのよ。
今回の記事では、門松の歴史と意味、飾り方、処分方法についてご紹介しました。
💡 門松は、歳神様をお迎えするための目印です。
💡 松、竹、梅などの縁起物に、それぞれ意味があります。
💡 門松は、伝統を守りながら、現代でも大切にされています。