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「蛇足」って言葉、ホントに意味分かってる?その由来と意味とは!?

「蛇足」って言葉、ホントに意味分かってる?その由来と意味とは!?
📘 この記事で分かる事!

💡 「蛇足」の由来は、中国の故事成語「画蛇添足」にある

💡 「蛇足」は、不要なものを指す言葉として使われる

💡 「蛇足」は、謙遜の意を込めて言葉を添える場合にも使われる

それでは、最初の章に移りましょう。

「蛇足」の由来と意味

「蛇足」という言葉は、私たちが普段何気なく使っている言葉ですが、その由来や意味を深く理解している人は少ないのではないでしょうか?

蛇足】とはどういう意味? 由来は蛇の絵の競争から

公開日:2024/04/05

蛇足】とはどういう意味? 由来は蛇の絵の競争から

✅ 「蛇足」は、不要なものを指す言葉で、戦国策の故事「画蛇添足」に由来します。蛇の絵を描いた人が、蛇に足を描いたことで、本来の美しい蛇の姿を損ねてしまったという故事から、無駄なことをしてしまい本質を損なうことを意味します。

✅ 「蛇足」は、無駄なものを指す言葉であることから、不要な行動や言葉、物事を比喩的に表現する際に用いられます。また、「蛇足ながら」のように謙遜の意を込めて言葉を添える場合にも使われます。

✅ 「蛇足」には、「無用の長物」「夏炉冬扇」などの類語があり、「画竜点睛」「有終の美」などは反対の意味を持つ言葉です。これらの言葉の意味を理解することで、より的確な表現を選ぶことができます。

さらに読む ⇒Domani|働く40代は、明日も楽しい!Domani|働く40代は、明日も楽しい!出典/画像元: https://domani.shogakukan.co.jp/671200

なるほど、難しい言葉ですね。でも、この故事を理解することで、より深く「蛇足」という言葉の意味を理解することができると思います。

「蛇足」とは、本来必要のないものを付け加えることで、かえって価値を下げてしまうことを意味する言葉です。中国の故事成語で、蛇の絵に足を付け足したという逸話に由来します。この故事は、戦国時代の歴史書『戦国策』の『斉策』に記載されています。楚の国の召し使いたちが酒を分け合う方法として、蛇の絵を描く競争をすることになりました。最初に描き終えた召し使いが、余裕を見せつけるために蛇に足を描いたため、他の召し使いに「蛇には足がない」と指摘され、酒を奪われてしまいました。「蛇足」は、余計なことをして、かえって事態を悪くしてしまうことをたとえる言葉として使われます。ビジネスシーンなどで、必要ないかもしれない情報などを付け加える際に用いられる丁寧な表現として「蛇足ですが」という言葉があります。これは、「言うまでもないことですが」「余談ですが」といった意味合いで使われます。「蛇足」は、中国から来た言葉で、付け加える必要のないもの、無用の長物という意味です。英語では゛superfluous゛、゛unnecessary addition゛、゛something redundant゛などで表現されます。日常会話でよく使われますが、知らない人にとっては意味が通じない場合があるので、注意が必要です。例えば、「君はとてもいいことを言ったのに、最後の一言が余計だったよ。まさに蛇足だった」や「父は初めてスマホを購入したものの、使わない機能が多すぎて蛇足であると文句を言っている」などがあります。

なるほどね、確かに蛇に足は無いけん、足描いたら変なもんになるよね。

「蛇足」が示すもの

「蛇足」が示すものについて、詳しく解説していきます。

数字も持ってるパゾリーニ先生」ソドムの市(1975) 蛇足軒瞬平太さんの映画レビュー(感想・評価)
数字も持ってるパゾリーニ先生」ソドムの市(1975) 蛇足軒瞬平太さんの映画レビュー(感想・評価)

✅ パゾリーニ監督の映画は、残酷なシーンを美しい音楽と編集で洗練し、観客が見やすいように仕上げている。

✅ 倫理的な価値観を押し付けず、観客に考えさせる作品であり、現代においても貴重な教科書的作品と言える。

✅ パゾリーニ監督の作品は、観客に衝撃を与え、考えさせ、人気も数字で証明されている。

さらに読む ⇒映画.com - 映画のことなら映画.com映画.com - 映画のことなら映画.com出典/画像元: https://eiga.com/movie/46311/review/02913292/

パゾリーニ監督の映画は、本当に衝撃的ですよね。残酷なシーンと美しい音楽の組み合わせが、独特の世界観を作り出しています。

「蛇足」という言葉は、何かを付け加えることで、かえって価値を下げてしまうことを示す言葉であり、物事の無駄な部分を指摘する際に有効な表現です。例えば、映画のラストシーンがストーリーに関係ない内容だったり、プレゼンテーションで既に説明した内容を再び繰り返す場合などに、「蛇足」という言葉が使われます。「蛇足」の類義語としては、「無用の長物」「余計なお世話」「でしゃばり」などがあります。一方、「蛇足」の対義語としては、「画竜点睛」のように、物事を完成させるために必要な最後の仕上げという意味があります。「蛇足」は、不要なものを付け加えることで、全体の印象を悪くしてしまうことを示す言葉なので、使う際には注意が必要です。

映画はね、蛇足がある方が面白いんだよ。だって、予想外の展開が楽しめるじゃない!

「蛇足」の語源と使い方

この章では、「蛇足」の語源と使い方について解説していきます。

蛇足」って何で「蛇の足」と書くの? 語源や意味、例文、書き下し文も紹介

公開日:2022/07/01

蛇足」って何で「蛇の足」と書くの? 語源や意味、例文、書き下し文も紹介

✅ 「蛇足」は「余計なもの」「なくても必要のないもの」を意味し、不要な言葉や行為に対して使われます。また、謙遜のニュアンスを含み、控えめに意見を述べる際に「蛇足ですが」と使うことができます。

✅ 「蛇足」は中国の故事に由来する言葉であり、蛇に足がないにもかかわらず、足を描こうとしたことから、余計な行為を意味するようになったとされます。

✅ 「蛇足」の類語には、「無用の長物」「月夜に提灯」「夏炉冬扇」などがあり、それぞれ「あるとかえって邪魔なもの」「不要なものや、無駄なこと」「役に立たない物事のたとえ」といった意味合いを持っています。

さらに読む ⇒HugKum(はぐくむ) | 小学館が運営する乳幼児~小学生ママ・パパのための育児情報メディアHugKum(はぐくむ) | 小学館が運営する乳幼児~小学生ママ・パパのための育児情報メディア出典/画像元: https://hugkum.sho.jp/380439

「蛇足」の語源が中国の故事にあるとは、驚きですね。

「蛇足(だそく)」は、不要なものを指す言葉で、故事成語のひとつです。由来は、戦国時代の故事「画蛇添足」から来ており、蛇の絵を描く競争で、早く描き終えた人が蛇に足を描いてしまったために負けたという話です。「蛇足」は「画蛇添足」を略した言葉で、無用なものをつけ加えることや、余計な行為によって失敗することを意味します。「蛇足」は、余計なことをしてしまう様を表す場合と、謙遜の意を込めて「蛇足ながら」と使う場合があります。「蛇足」の類語には「無用の長物」「夏炉冬扇」、対義語には「画竜点睛」「有終の美」があります。

へぇー、蛇足って中国から来た言葉なんか!知らんかったわ。

「蛇足ですが」と「余談ですが」の違い

「蛇足ですが」と「余談ですが」の違いについて解説していきます。

蛇足ですが」の使い方!メールで使う時の余談との違いは?

公開日:2017/02/22

蛇足ですが」の使い方!メールで使う時の余談との違いは?

✅ 「蛇足」は、不要な付け加えや余計なものを意味する言葉で、中国の故事成語に由来する。

✅ メールで「蛇足ですが」と使う場合は、話の最後に付け加える際に、謙譲語として使われることが多い。

✅ 「蛇足」と「余談」の違いは、「蛇足」は不要な付け加えである一方、「余談」は本筋から多少それるものの、関連性のある話を指す。

さらに読む ⇒おとどけももんが.comおとどけももんが.com出典/画像元: https://newsmomonga.com/6157.html

なるほど、明確な違いがあるんですね。メールで使う際には、この違いを意識しておかないといけませんね。

メールで「蛇足ですが」と使う場合、話の本題が終わった後の付け足しとして、謙譲語的に使われます。つまり、「言わなくてもいいようなことですが」や「必要ないかもしれませんが」といったニュアンスで、相手に失礼にならないように配慮した表現です。一方、「余談ですが」は話の内容と多少関連しているものの、本筋からはそれた話を加える際に使われます。蛇足と比べて、相手の興味を引く可能性が高く、会話の幅を広げる効果があります。メールでの使い分けとしては、蛇足は不要な情報を付け加える際に、余談は話題を広げたい時に使うと良いでしょう。ただし、蛇足は無駄な情報だと捉えられる可能性もあるため、状況に応じて使い分けることが重要です。より丁寧な表現として、「余計なことかもしれませんが」「いらぬお世話かもしれませんが」などの言い換えも可能です。ただし、メールは簡潔に済ませたいという考え方もあり、蛇足も余談も使わない人もいるようです。

確かに、「蛇足」と「余談」は、ちょっとニュアンスが違うよね。メールで使う時は、気をつけないとね。

「蛇足」の例と注意点

「蛇足」の例と注意点について解説していきます。

何気なく使っている「蛇足(だそく)」という言葉はもともと古代中国で敵軍を退けるための策謀だった!
何気なく使っている「蛇足(だそく)」という言葉はもともと古代中国で敵軍を退けるための策謀だった!

✅ 「蛇足」という言葉の由来は、戦国時代の斉と楚の戦いの際に、斉の使者である陳軫が楚の将軍を説得し、撤退させたエピソードから来ています。

✅ 陳軫は、楚の将軍に「蛇に足を描き足すように、今のまま攻め続けると、かえって危険が大きくなる」というたとえ話を使い、身の安全と斉への恩を売ることを説得しました。

✅ 陳軫は、遊説家としての才能を持ちながらも、同じような才能を持つ張儀との確執があり、歴史に名を刻むことを逃しましたが、「蛇足」という言葉を通して、その知略が現代でも語り継がれています。

さらに読む ⇒歴史人 | 歴史の魅力を全力で伝えるエンタメマガジン歴史人 | 歴史の魅力を全力で伝えるエンタメマガジン出典/画像元: https://www.rekishijin.com/29911

このエピソードは、まさに「蛇足」という言葉がぴったりですね。

「ゆっくり養生してください、あなたがいなくても会社は回ります」という文末は、状況によっては蛇足と捉えられかねません。「蛇足」は、中国の戦国時代の故事成語で、余計なことをしてかえって事態を悪くしてしまうことを意味します。この故事は、楚の将軍昭陽が魏を破り、勢いに乗って斉を攻めようとした際に、斉の遊説の士である陳軫が、昭陽に「蛇足」のたとえ話を用いて、これ以上の進撃は危険であると説得したというものです。今回の文末も、会社が回っていることを強調することで、相手を安心させようとする意図がある一方で、逆に「あなたの不在は問題ない」というメッセージに聞こえ、相手を傷つけたり、モチベーションを下げたりする可能性も考えられます。状況に応じて、より適切な表現を選ぶことが重要です。例えば、相手の体調を気遣う言葉として、「ゆっくり休んで、無理しないでくださいね」や「お大事にしてください」など、具体的な言葉を選ぶことで、より温かく、相手への配慮を示すことができます。

昔の人は、今の時代みたいに、便利なものがなかったから、言葉で表現する術を磨いてたんやろうね。

「蛇足」という言葉は、不要なものを指す言葉ですが、使い方を間違えると、相手に失礼な印象を与えてしまう可能性があります。

🚩 結論!

💡 「蛇足」という言葉は、中国の故事成語「画蛇添足」に由来する

💡 「蛇足」は、不要なものを指す言葉として使われる

💡 「蛇足」は、謙遜の意を込めて言葉を添える場合にも使われる