六甲山で遭難!?登山者の安全確保は大丈夫?六甲山の遭難対策とは!?
💡 六甲山は、関西で人気の高い低山ですが、毎年多くの遭難が発生しています。
💡 遭難の原因は、道迷いが多く、特に下山時に発生しやすいようです。
💡 六甲山で安全に登山を楽しむためには、事前にしっかりと準備をすることが大切です。
それでは、六甲山での遭難について詳しく見ていきましょう。
六甲山での遭難
六甲山での遭難は、決して他人事ではありません。
✅ この記事は、神戸の摩耶山にある山寺尾根の危険なルートについて調査したものです。
✅ 筆者は、記事で紹介されていた3つの危険なルート(山寺尾根第一鉄塔から深谷砂防堰堤への破線ルート、深谷第二堰堤から山寺尾根への支尾根、山寺尾根北東の寒谷滝へ降りる尾根)を実際に歩いて確認しました。
✅ その結果、いずれのルートも明確な道がなく、藪漕ぎや危険な箇所が多く、遭難のリスクが高いことがわかりました。筆者は、山寺尾根を歩く際は、YAMAPなどの地図アプリでしっかり確認し、正規ルートから外れないように注意する必要があると結論付けています。
さらに読む ⇒YAMAP / ヤマップ | 登山をもっと楽しく、登山情報プラットフォーム出典/画像元: https://yamap.com/activities/8400653/article実際に歩いて確認された結果、本当に危険なルートだったんですね。
六甲山は、関西で人気の高い低山であり、多くの登山者が訪れます。しかし、毎年50件以上の山岳遭難が発生しており、その原因の多くは道迷いです。特に、摩耶山へ登る山寺尾根周辺では、下山時の道迷いが発生しやすい場所です。六甲山での遭難事故を防ぐためには、GPS機器や地図の携帯と使用方法の習得、詳細な登山計画の立案、ヘッドライトなどの装備準備が重要となります。また、低山であっても、油断せずに安全に登山を楽しむためには、事前にしっかりと準備をすることが大切です。
いや、山登る時は、ちゃんと準備せんとあかんばい。
六甲山での救助活動
六甲山では、遭難防止のために様々な対策が取られています。
✅ 六甲山には、遭難時に救急隊員の位置特定を容易にするため、「119番通報プレート」が設置されています。
✅ このプレートは、黄色い板に救急車のイラストとひらがな・番号が書かれており、通報時にその番号を伝えることで救助隊員が通報者の位置を特定できます。
✅ 六甲山では、約800個のプレートが設置されており、登山道でこのプレートを確認しながら散策することで、いざという時の備えになります。
さらに読む ⇒関西 日帰りカメラ旅出典/画像元: https://minatoblue.hatenadiary.jp/entry/2022/08/30/130259119番通報プレートがあるのは、心強いですね。
神戸市消防局の特別救助隊によると、2020年には神戸市内で111人が山で救助され、その半数が六甲山系で発生しました。特に、下り道での分岐で迷うケースが多く、自分の上ってきた道と違う道を下ってしまうことが原因です。そのため、登山計画書を提出することや、道に迷った際に役立つ「119番つうほうプレート」を活用することが重要です。また、装備も大切で、スニーカーではなくトレッキングシューズを履くことや、長袖・長ズボンを着ることが推奨されます。さらに、六甲山は日陰と日向が交互にあり、登りで汗をかくため、熱中症のリスクも高いので、こまめな水分補給も必須です。六甲山は手軽に登山を楽しめる一方、安全対策をしっかりとして、万全な準備をしてから登ることが重要です。
最近の若い人は、便利なものがたくさんあるから、昔みたいに苦労せんでもええんやろ?
兵庫県における山岳遭難と水難の状況
兵庫県では、山岳遭難と水難の状況について、詳細なデータが公開されています。
✅ 六甲山系における山岳遭難事故のデータを、地形図にまとめた遭難事故分布マップが作成された。
✅ マップでは、発生年、季節、原因、世代の4つのカテゴリーから検索することができ、各事故の詳細情報をポップアップウインドウで確認できる。
✅ 地図、航空写真、Google Earthでの表示も可能で、事故発生状況を視覚的に把握できる。
さらに読む ⇒日本山岳サーチ・アンド・レスキュー研究機構 - ホーム出典/画像元: https://www.imsar-j.org/research-and-activities/mountain-accident/16-mountain-accident-5.html視覚的に把握できるのは、とてもわかりやすいですね。
兵庫県における山岳遭難と水難の発生状況について、近年増加傾向にあることを説明しています。山岳遭難では、六甲山系での発生件数が多く、道迷いが最も多い原因です。年代別では40歳以上の中高年者が大多数を占めており、特に熊による襲撃の危険性も高まっています。水難では、夏場に集中する水泳や水遊び中の事故に加え、釣り客や通行人の転落事故も年間を通じて発生しています。年代別では、大人の水難が子供よりも多く、特に65歳以上の高齢者の死亡者数が多いのが現状です。安全な登山と水辺でのレジャーを楽しむためには、事前に計画を立て、装備や体力面を確認することが重要です。また、熊や野生生物への注意、水辺での転落防止、ライフジャケット着用など、それぞれの状況に応じた安全対策を講じる必要があります。
マジ!?怖すぎ!山登りとか、もう絶対行かんわ!
最近の六甲山系での遭難事例
六甲山系では、近年遭難事故が急増しているようです。
✅ 秋の登山は、低体温症や道迷い、転倒・転落など様々な危険が潜んでいる。
✅ 近年、六甲山系では遭難件数が急増しており、特に道迷いは全体の37%を占める。
✅ 登山する際は、事前に計画を立て、体力に過信せず、低体温症対策や道具を準備するなど、安全対策をしっかりと行うことが重要である。
さらに読む ⇒関西テレビ放送 カンテレ出典/画像元: https://www.ktv.jp/news/feature/1010-tozan/道迷いは、本当に恐ろしいですね。
六甲山系では、日帰り登山客に人気の高い一方で、遭難が相次いでいます。8月11日には、70代の女性が下山中に道に迷い、いまだ発見されていません。女性はハイキング経験豊富でしたが、軽装での登山など、油断があった可能性も指摘されています。六甲山系では、近年5年間で235人が道に迷っており、特に50歳代以上の迷いが多く、下山中に日が暮れると脇道にそれてしまう傾向が見られます。特に南側は傾斜が急で滑落の危険性が高く、滝や崖に遭遇する可能性もあるため、県山岳連盟は、道を間違えた場合は来た道を引き返すよう呼びかけています。
山登りって、体力だけじゃなく、知識も必要なんだね。
山岳遭難データの公開
山岳遭難のデータは、安全な登山に役立つ情報です。
✅ ヤマレコは、長野県警察と協力して、過去の遭難情報を地図で確認できる「山岳遭難マップ」を公開しました。
✅ このマップは、長野県警察から提供された2017年度の遭難データを元に作成され、地図上の印をクリックすることで、遭難場所、性別、年代、原因などの詳細情報を確認できます。
✅ さらに、ヤマレコの登山計画作成機能「ヤマプラ」では、山岳遭難発生地点の表示や長野県警察が提供する主要登山道の注意箇所を表示することで、事前に危険箇所を認識できるようにしています。
さらに読む ⇒GeoNews - 地図と位置情報のニュースを中心とした情報サイト出典/画像元: https://geo-news.jp/archives/551ヤマレコやIMSARJの取り組みは、登山者の安全意識を高めるのに役立つと思います。
IMSARJは、六甲山系における山岳遭難事故のデータを、兵庫県警察本部、神戸市消防局、芦屋市消防本部、兵庫県山岳連盟の協力のもとに収集し、地形図上にまとめました。主に神戸市消防局の山岳救助資料を基に作成されていますが、六甲全山の事故を網羅できていません。追加データが入手され次第、公開されます。このデータは、遭難事故分布マップとして、GoogleMap上に表示され、発生年、季節、原因、世代の4つのカテゴリで検索できます。各カテゴリのチェックボックスを選択することで、該当する事故地点が地図上に表示され、アイコンをクリックすると事故の詳細情報がポップアップで表示されます。地図の拡大・縮小、航空写真表示、GoogleEarthでの鳥瞰表示なども可能です。
昔は、こんな便利なものがなかったから、みんな苦労してたのよ。
六甲山で安全に登山を楽しむためには、事前にしっかりと計画を立て、装備を整え、道迷いに注意することが大切です。
💡 六甲山では、道迷いによる遭難が多く発生しています。
💡 安全な登山のためには、事前に計画を立て、装備を整え、道迷いに注意することが大切です。
💡 山岳遭難データは、安全な登山に役立つ情報です。