大阪大学大学院人間科学研究科臨床死生学・老年行動学講座ってナニ?超高齢社会の課題解決に向けて!!?
💡 大阪大学大学院人間科学研究科臨床死生学・老年行動学講座は、老い、死という人生の避けて通れない問題に対して、科学的な視点から研究を進めている分野です。
💡 高齢者の社会参加活動や、エイジレス・ライフの実践事例など、具体的な取り組みを紹介していきます。
💡 大学独自の認知症横断プロジェクトなど、多岐にわたる研究活動もご紹介します。
それでは、最初のテーマ、大阪大学大学院人間科学研究科臨床死生学・老年行動学講座について詳しく見ていきましょう。
大阪大学大学院人間科学研究科臨床死生学・老年行動学講座
大阪大学大学院人間科学研究科臨床死生学・老年行動学講座は、大変興味深い分野ですね。
公開日:2024/08/05
✅ 臨床死生学・老年行動学は、老い、死という人生の避けて通れない問題に対して、科学的な視点から研究を進めている分野です。
✅ 研究テーマは、高齢期のウェルビーイング、身体・認知・感情・社会関係の加齢変化、超高齢者・百寿者、家族関係とケア、地域コミュニティと支援、死生観、そして終末期のQOL、死別、悲嘆など多岐に渡ります。
✅ 研究方法は、心理学・行動学に基づいた科学的な方法論を用いるとともに、医学、歯学、社会学、看護学、社会福祉学など関連分野の研究者や実践家と連携し、学際的なアプローチを採用しています。
さらに読む ⇒ 大阪大学人間科学研究科/人間科学部出典/画像元: https://www.hus.osaka-u.ac.jp/ja/graduate/beh/d1g1/d105/高齢者のウェルビーイングや、死生観、そして終末期のQOLなど、重要な研究テーマが数多くありますね。
大阪大学大学院人間科学研究科臨床死生学・老年行動学講座は、心理学・行動学の視点から人間の死と老いに関する問題を研究する研究室です。研究室では、研究生および大学院進学希望者を募集しており、心理学の基本知識と研究法を習得していることが望まれます。進学希望者は願書提出前に教員との面談が必要です。研究室では、講演会や学会、研究活動など、様々な取り組みを行っています。2023年度の受験日程は人間科学研究科ホームページで確認できます。
なるほど、高齢者の問題を科学的に研究するって、なんかすごいなぁ。
エイジレス・ライフ実践事例と社会参加活動事例
成田市大正琴連盟の社会参加活動は、素晴らしい取り組みですね。
公開日:2016/10/20
✅ 成田市大正琴連盟が、高齢者の社会参加活動として内閣府から「社会参加章」を受章しました。これは成田市で初の選考となります。
✅ 同連盟は、市内7つの大正琴サークルで構成されており、市民文化祭や地域行事での演奏活動、子どもや若い世代への指導、特別養護老人ホームやデイサービスでの慰問演奏など、地域貢献活動を行っています。
✅ 小泉一成成田市長は、同連盟の活動を称え、今後の更なる発展に期待を表明しました。新井とみ子連盟長は、これまで支えてくれた人々に感謝を述べ、今後も活動を続けていく決意を表明しました。
さらに読む ⇒成田エリア新聞 online出典/画像元: https://narita-area.com/archives/22872地域貢献活動を通して、高齢者の社会参加を促進していることは、とても素晴らしいですね。
内閣府は、都道府県・指定都市・中核市及び高齢者関連団体から推薦のあったエイジレス・ライフを実践する89名、社会参加活動を行う66団体の中から、選考委員会の案を踏まえ、今年度のエイジレス・ライフ実践事例60名、社会参加活動事例42団体を決定しました。決定されたエイジレス・ライフ実践者には「エイジレス章」、社会参加活動団体には「社会参加章」が授与されます。
あら、大正琴って、今も流行ってるの?私若い頃よく弾いてたわよ。
大阪大学EDGEプログラム認知症横断プロジェクト
大阪大学EDGEプログラム認知症横断プロジェクトは、超高齢社会の課題解決に大きく貢献する取り組みですね。
✅ 2024年度は、日本老年社会科学会第66回大会への参加、國立成功大學 Prof. Ching-Ju CHIU の講義、北京師範大学心理学部准教授 Dr.Wei LIU の特別講義など、様々な研究活動が行われました。
✅ 2023年度は、日本応用老年学会大会の開催、ゼミ合宿、国際老年学会アジア・オセアニア地域会議への参加、権藤教授の「健康フォーラム2022 in あさご」への参加、日本発達心理学会への参加など、活発な活動が行われました。
✅ 2022年度は、権藤教授が「健康フォーラム2022 in あさご」に参加し、高齢者に関する研究活動を行いました。
さらに読む ⇒大阪大学大学院人間科学研究科 臨床死生学 老年行動学出典/画像元: https://rinro.hus.osaka-u.ac.jp/activity.html大学内外の研究者や地域住民との連携を通して、包括的な支援を目指しているのは、素晴らしいですね。
大阪大学EDGEプログラムの認知症横断プロジェクトは、2年半の活動を通して、大学内外の研究者や地域住民とのネットワークを構築し、超高齢社会における包括的な支援を目指しています。具体的な活動内容としては、以下の7つが挙げられます。1. 健康データ分析と政策提言 大阪大学キャンパスライフ健康支援センターと連携し、大阪府民の健康データ分析に基づいた保健指導方法や健康自律促進政策を提言します。2. 哲学カフェ 近隣自治体で哲学カフェを開催し、住民の高齢社会への関心や死生観を深めます。3. 認知症診断・ケアツール活用 新たに開発された認知症に優しい診断・ケアツール「CANDy」を医療・介護現場で活用します。4. 認知症にやさしい図書館 「図書館と認知症」の集会を通して、認知症にやさしい図書館の増加を目指します。5. 啓発シンポジウム 健康的な超高齢社会の実現に向けたシンポジウムを開催します。6. 地域連携ハブ 近隣自治体活動のハブとなり、超高齢社会の多様性に対応した活動を行います。7. 人材育成 若手研究者や学生の参加を促進し、社会的課題解決に向けた人材育成を図ります。
え、認知症って、もう治らんの?
認知症横断プロジェクトの目標と取り組み
認知症リスク低減のためのまちづくりは、非常に重要ですね。
公開日:2022/04/01
✅ 本記事は、認知症リスク低減のためのまちづくりの重要性を、千葉大学予防医学センター教授の近藤克則氏の研究結果に基づいて解説しています。
✅ 近藤氏の研究では、外出や社会参加が認知症リスクの低減に効果があることがデータで示されています。例えば、ほぼ毎日散歩する人は、週1回以下の人と比べて累積介護費用が7万円ほど少なく、趣味やスポーツの会に週1回以上参加する人は、全く参加しない人に比べて累積介護費用が11万円ほど少ないという結果が出ています。
✅ また、認知症リスクは都市部よりも地方で高い傾向があり、これは社会参加の機会や刺激の多さの違いが影響していると考えられます。特に、旅行やゴルフなどのアクティブな趣味を持つ人は、認知症発症リスクが20%以上低いという結果も出ており、社会参加の質も重要であることが示唆されています。
さらに読む ⇒ MAMORIOラボ出典/画像元: https://labo.mamorio.jp/archives/report/38560社会参加の質が、認知症発症リスクに大きく影響するという研究結果には、驚きました。
プロジェクトは、大学、自治体、地域住民、医療・福祉関係者など多様な関係者と連携することで、超高齢社会における課題解決を目指しています。主な研究キーワードは、文理融合、哲学、健康科学、社会医学、福祉工学、心理学などです。活動を通して、医療費・介護費の削減、地域住民の健康観・死生観の醸成、認知症にやさしい社会の構築などに取り組んでいます。
まじか、社会参加って、認知症に関係するんやね。
今日の記事では、大阪大学大学院人間科学研究科臨床死生学・老年行動学講座の取り組みについて、詳しくご紹介しました。
💡 老い、死という人生の避けて通れない問題に対して、科学的な視点から研究を進めていることが分かりました。
💡 高齢者の社会参加活動や、認知症横断プロジェクトなど、具体的な取り組みや研究成果を紹介しました。
💡 超高齢社会の課題解決に向けた取り組みは、今後ますます重要になっていくでしょう。