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『もったいない』は世界を救う?ワンガリ・マータイとMOTTAINAIキャンペーンの軌跡「MOTTAINAI」とは!?

『もったいない』は世界を救う?ワンガリ・マータイとMOTTAINAIキャンペーンの軌跡「MOTTAINAI」とは!?
📘 この記事で分かる事!

💡 ワンガリ・マータイが提唱した「MOTTAINAI」キャンペーンは、環境保護の重要性を訴える活動です。

💡 キャンペーンは、マータイさんの死後も続けられ、持続可能な社会の実現を目指しています。

💡 「もったいない」は、日本語の言葉ですが、世界共通語として、環境問題に対する意識向上に貢献しています。

では、最初に、MOTTAINAIキャンペーンの起源について詳しく見ていきましょう。

ワンガリ・マータイとMOTTAINAIの誕生

ワンガリ・マータイさんの功績は本当に素晴らしいですね。

MOTTAINAIについて
MOTTAINAIについて

✅ 「もったいない」を世界共通語「MOTTAINAI」として広め、地球環境に負担をかけないライフスタイルを広めることを目指す「MOTTAINAIキャンペーン」は、ワンガリ・マータイさんが2005年に来日した際に「もったいない」という言葉に出会い、その思想に感銘を受けたことから始まりました。

✅ マータイさんはケニアの環境保護活動家であり、グリーンベルト運動を創設し、環境保護と民主化への功績でノーベル平和賞を受賞しました。彼女は「MOTTAINAI」キャンペーンを推進し、環境問題に対する意識向上に貢献しました。

✅ 「MOTTAINAI」キャンペーンは、マータイさんの死後も継続され、持続可能な循環型社会の構築を目指し、世界中で様々な活動を展開しています。SDGs(持続可能な開発目標)への関心が高まる中、「MOTTAINAI」の理念は現代においても重要性を増しています。

さらに読む ⇒トップページ - MOTTAINAI もったいない モッタイナイ出典/画像元: http://www.mottainai.info/jp/about/

マータイさんの「もったいない」に対する感銘は、世界に大きな影響を与えましたね。

ワンガリ・マータイさんは、ケニアで環境保護と民主化に尽力した女性で、2004年にノーベル平和賞を受賞しました。彼女は、開発による環境破壊や市民の疎外を目の当たりにして、1977年に女性主体の植樹運動『グリーンベルト運動』を創設しました。この運動は、社会参加促進、貧困撲滅、女性の地位向上を目指し、10万人以上の参加者によって5100万本以上の苗木が植えられました。マータイさんは2005年に来日し、毎日新聞の編集局長とのインタビューで「もったいない」という言葉に出会い、その意味に感銘を受けました。彼女は、これを環境保護の重要性を世界に訴える言葉として、「MOTTAINAI」として提唱し、MOTTAINAIキャンペーンをスタートさせました。

そうじゃねー、マータイさんって、環境保護運動家じゃなかったっけ?

持続可能な社会への貢献

持続可能な社会の実現は、私たち全員の課題ですね。

記者の目:シルバさんと目指す未来 持続可能性、共有したい=山口昭(MOTTAINAIキャンペーン事務局)

公開日:2020/04/16

記者の目:シルバさんと目指す未来 持続可能性、共有したい=山口昭(MOTTAINAIキャンペーン事務局)

✅ ブラジル元環境相マリナ・シルバさんは、上智大学でのシンポジウムで、持続可能性は生産だけでなく、人間同士、自然との関わり方であると述べ、「もったいない」精神との共通点を指摘しました。

✅ もったいないキャンペーンは、2005年に「もったいない」を環境保護の共通語にしようと始まった、新聞社主体のユニークな取り組みです。

✅ キャンペーンは内外で評価されていますが、開発と環境保全の両立という目標は現実的に難しい状況に直面しています。

さらに読む ⇒ニュースサイト出典/画像元: https://mainichi.jp/articles/20200416/ddm/005/070/015000c

ブラジル元環境相のマリナ・シルバさんも、もったいない精神に共感されているんですね。

マリナ・シルバさんは、アマゾンの貧しい家庭に生まれ、環境保護と労働組合運動に携わってきたブラジルの環境・気候変動大臣です。彼女は1996年にゴールドマン賞を受賞し、2003年に環境相に就任しました。その後もアマゾンの熱帯雨林保護や温室効果ガス排出防止に尽力し、2023年にルラ大統領の新政権発足に伴い、再び環境相に就任しました。MOTTAINAIキャンペーンは、マータイさんの遺志を受け継ぎ、毎日新聞社が中心となり、地球環境に負荷をかけないライフスタイルを広め、持続可能な循環型社会の構築を目指しています。SDGsへの関心が高まる中、MOTTAINAIは環境問題に対する意識を高める重要なキーワードとして、再び注目を集めています。

もったいないは、もったいない!そうじゃなきゃ、もったいない!

もったいないばあさん:絵本とアニメーション

アニメ化は、子どもたちに環境問題への関心を高める良い機会ですね。

絵本『もったいないばあさん』がアニメ化、声優・戸田恵子が出演
絵本『もったいないばあさん』がアニメ化、声優・戸田恵子が出演

✅ 「もったいないばあさん」シリーズがアニメ化され、戸田恵子さんがおばあさん役の声優を務めることが決定しました。

✅ 環境省との共同プロデュース、グローバル企業7社との連携、そして国際的なNPOであるAEPWの協力のもと、世界の子どもたちに「もったいない」の大切さを伝えるために、6言語で無料配信されます。

✅ 戸田恵子さんと原作の真珠まりこ先生は、アニメを通して「もったいない」の心が世界に広がることを期待しています。

さらに読む ⇒アニメニュースや声優の旬な情報を毎日更新 | アニメイトタイムズ出典/画像元: https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1591255460

「もったいないばあさん」シリーズのアニメ化は、世界中の子どもたちに環境問題について伝える素晴らしい試みですね。

2004年に誕生した絵本シリーズ『もったいないばあさん』は、自然の恵み、命、作ってくれた人への感謝、他者への思いやりを「もったいない」という言葉で表現し、子どもたちに大切な価値観を伝えています。シリーズは17作品、累計100万部を超え、世界中で愛されています。2020年6月にはアニメ化され、世界に向けて「もったいない」の心を発信しています。環境問題への関心の高まる中、このアニメは、日本語の「もったいない」=4R(Reuse、Reduce、Recycle、Respect)を世界の子どもたちに伝え、持続可能な社会の発展に貢献することを目指しています。日本語版アニメでは、戸田恵子さんが「もったいないばあさん」役を演じています。

えー、もったいないばあさんってアニメになってたん!?見たいわー!

もったいないの意味を深く考える

真珠まりこさんの言葉は、深く心に響きますね。

絵本『もったいないばあさん』作者、読者からの指摘されて考えた「ケチ」と「もったいない」の違い – ニッポン放送 NEWS ONLINE
絵本『もったいないばあさん』作者、読者からの指摘されて考えた「ケチ」と「もったいない」の違い – ニッポン放送 NEWS ONLINE

✅ 「もったいないばあさん」シリーズの作者である真珠まりこさんは、ラジオ番組「戸田恵子 オトナクオリティ」に出演し、「もったいない」の意味や「ケチ」との違いについて語りました。

✅ 真珠さんは、読者から「もったいないばあさんはケチだ」という意見を受けたことをきっかけに、「もったいない」の意味を深く考え、それは執着ではなく、その物への愛や感謝の気持ちであるという結論に至りました。

✅ また、番組では「もったいないばあさん」シリーズの誕生秘話やアニメ化に至るまでの経緯が語られ、真珠さんが戸田恵子を「もったいないばあさん」役に選んだ理由も明かされました。戸田は、オファーを受けた時、多くの人に「もったいない」の大切さを伝えることができる素晴らしい仕事と感じ、喜んで引き受けたと語りました。

さらに読む ⇒ニッポン放送 NEWS ONLINE出典/画像元: https://news.1242.com/article/271433

「もったいない」の意味について、改めて考えさせられました。

絵本『もったいないばあさん』シリーズの作者、真珠まりこさんは、ラジオ番組『戸田恵子オトナクオリティ』に出演し、作品でテーマとなっている「もったいない」の意味や「ケチ」との違いについて語りました。真珠さんは、読者から「もったいないばあさんはケチ」という感想を受け、連載を続ける中で「もったいない」の意味を深く考えるようになったと明かしました。真珠さんによると、「ケチ」は執着心からくるもので、自分だけのものにしたいという気持ちによるものですが、「もったいない」は、その物や命、自然への感謝の気持ちから生まれた愛情からくるものだと説明しました。

もったいないって、なんか奥が深いねー。

『もったいないばあさん』誕生秘話

「もったいないばあさん」の誕生秘話、興味深いです。

゛もったいない゛の心を伝える「もったいないばあさん」アニメ無料配信 戸田恵子がおばあさん役に : ニュース
゛もったいない゛の心を伝える「もったいないばあさん」アニメ無料配信 戸田恵子がおばあさん役に : ニュース

✅ 真珠まりこ氏の絵本シリーズ「もったいないばあさん」がアニメ化され、6月5日からYouTubeの「講談社えほんチャンネル」などで全世界に向けて6言語で無料配信される。

✅ 主人公の「もったいないばあさん」役は戸田恵子が務め、アニメ版は各話約5分のショートアニメで、水の循環や命のつながり、物を大切にする心、食べ物への感謝、リサイクル精神など、環境問題に関するテーマを扱っている。

✅ アニメ化は講談社と環境省の共同プロデュースで実現し、廃棄プラスチック削減活動を行う国際的NPOのAEPWが協賛、ANAホールディングス、セブン-イレブン・ジャパンなど7社がプロモーションに協力している。

さらに読む ⇒アニメハック出典/画像元: https://anime.eiga.com/news/111322/

インド大使の提案から生まれたアニメ化、素敵ですね。

番組では、真珠さんが絵本作家になった経緯や、『もったいないばあさん』誕生秘話、アニメ化に至るまでの裏話も紹介されました。アニメ化はインド大使の提案がきっかけで、戸田恵子さんがもったいないばあさん役に選ばれた理由は、真珠さんが戸田さんのイメージが「厳しいだけでなく、優しさもあり、言うことは言う。そして品もあるお婆ちゃん」にピッタリだと感じたからだそうです。戸田さんはオファーを受け、多くの人に「もったいない」の大切さを伝えられる素晴らしい仕事だと思い、喜んで引き受けたと語りました。

もったいないばあさん、あのアニメは、おばあちゃんが、もったいないから、もったいないって、言うわけよ。

今回の記事では、ワンガリ・マータイさんとMOTTAINAIキャンペーンについて詳しくご紹介しました。

🚩 結論!

💡 「MOTTAINAI」は、環境問題に対する意識向上に貢献しています。

💡 「もったいない」は、モノや自然への感謝の気持ちを表す言葉です。

💡 「もったいないばあさん」アニメは、世界中で環境問題について考えるきっかけになるでしょう。