墓じまい、ホントに必要? 実態調査でわかった驚きの事実改葬・墓じまいに関する実態調査とは!!!
💡 墓じまいの検討理由として、お墓が遠方にあることや継承者がいないことが多くを占めている
💡 改葬・墓じまいの費用は31万円~70万円が最も多く、遺骨の改葬先としては継承者不要の選択肢が人気
💡 墓じまいをやめた理由として、費用が高すぎる、親戚から理解を得られない、手続きが面倒といった声も上がっている
それでは、今回の調査結果について詳しく見ていきましょう。
調査の概要
それでは、まず改葬・墓じまいの現状について見ていきましょう。
✅ 「いいお墓」が行った「第3回 改葬・墓じまいに関する実態調査」によると、墓じまいを検討する主な理由は、「お墓が遠方にあること」と「継承者がいないこと」である。
✅ 調査では、改葬・墓じまいの費用は「31万円~70万円」が最も多く、遺骨の引っ越し先としては、継承者不要の選択肢が人気であることがわかった。
✅ 改葬・墓じまいを行う上で大変だと感じることは、「遺骨の引越し先選び」「役所手続き」「解体業者選び」の順で、墓じまいをやめた理由としては、「解体費用が高すぎた」「親戚から理解を得られなかった」「手続きがめんどうだった」という声が上がった。
さらに読む ⇒葬研(そうけん)出典/画像元: https://souken.info/kamakurasinsho-hakajimai-questionnaire/改葬・墓じまいの費用は、具体的な工程や場所、墓石の種類によってかなり幅があるようですね。
鎌倉新書株式会社が運営する日本最大級のお墓情報サイト「いいお墓」は、2024年1月に実施した「第3回改葬・墓じまいに関する実態調査(2024年)」の結果を発表しました。調査は、2022年10月~2023年9月に「いいお墓」を経由して資料請求や霊園見学をしたユーザー533名を対象に実施されました。
なるほどね。費用は場所や時期によっても変わるけんね。
墓じまい検討理由
続いて、墓じまいを検討する理由について詳しく見ていきましょう。
公開日:2023/10/28
✅ お墓を継承したくない場合は、継承後すぐに墓じまいを行うのがベストです。継承せずに放置すると無縁墓になる可能性があります。
✅ お墓の継承は、故人が亡くなった後、墓主の権限を受け継ぎ、新しい墓主が決定される手続きです。継承には、墓地管理者への連絡、書類の準備、名義変更などが必要です。
✅ お墓の継承後、墓じまいを行う場合は、寺院墓地の場合は離檀の手続きが必要になります。墓じまいは、経済的な負担や手続きの煩雑さなど、様々な課題を伴うため、親族間で協力して進めることが大切です。
さらに読む ⇒霊園・墓石のヤシロ|総合案内出典/画像元: https://www.yasiro.co.jp/eitaikuyo/media/archives/1960お墓の継承は、故人への思いを繋ぐ大切な行為ですが、同時に大きな責任を伴うことになりますね。
調査結果によると、墓じまいの検討理由として最も多かったのは「お墓が遠方にあること」(54.2%)で、次いで「お墓の継承者がいないこと」(40.9%)でした。一方、「継承したくない」と回答したユーザーは全体の10%未満と少なく、遠距離や継承者不在といった物理的な要因が検討理由となっていることが分かりました。
あら、昔はみんなお墓の近くに住んでたんじゃなかったかしら?
改葬・墓じまいの費用と課題
それでは、改葬・墓じまいの費用と課題について詳しく見ていきましょう。
公開日:2023/11/13
✅ 墓じまい・改葬の手続きは、寺との交渉後、「墓地埋葬法」に基づいた手続きを進め、改葬許可証を取得する必要があります。
✅ 改葬の費用は工程によって異なり、閉眼供養や墓の撤去、遺骨の取り出し、納骨までを含めると、トータルで280万円程度が相場です。
✅ 墓石の撤去費用は、1平方メートルあたり10万~20万円が相場ですが、材質や場所、重機が入れられるかなどによって費用は大きく変わります。
さらに読む ⇒マネーポストWEB出典/画像元: https://www.moneypost.jp/1080188/3/やはり、費用面や手続きの複雑さは、改葬・墓じまいを検討する上で大きな課題となるようですね。
改葬・墓じまいの実施費用は、31万円~70万円が最多(24.2%)でしたが、10万円未満~100万円以上など、幅広い費用帯であることが明らかになりました。改葬・墓じまいをする中で大変だったこととして、最も多かったのは「遺骨の引越し先(改葬先)選び」(44.9%)で、次いで「役所手続き」(38.1%)、「解体業者選び」(35.6%)となりました。
うわぁ、めっちゃ高いやん!
墓じまい断念の理由
続いて、墓じまいを断念した理由について見ていきましょう。
公開日:2024/03/14
✅ 「第3回 改葬・墓じまいに関する実態調査(2024年)」の結果によると、改葬・墓じまいの検討理由として「お墓が遠方にある」が最も多く、次いで「お墓の継承者がいない」という理由が挙げられました。これは、都市化や少子化、核家族化などの社会背景が反映されていると考えられ、今後も改葬・墓じまいは増加すると予想されます。
✅ 改葬・墓じまいの実施費用は「31万円~70万円」が最も多く、遺骨の改葬先としては「合祀墓・合葬墓」が最も選ばれました。これは、継承者の要不要という視点から見ると、「継承者不要」のお墓が多くの方に選ばれる結果となりました。
✅ 改葬・墓じまいをする上で大変だったこととして「遺骨の引っ越し(改葬)先選び」と「役所手続き」が挙げられました。特に役所手続きでは、改葬元の墓地がある市区町村の役所と改葬先の墓地がある区町村の役所の両方で手続きが必要となり、負担感が大きくなっていることが分かりました。また、改葬・墓じまいをやめた理由としては、「解体費用が高すぎた」や「親戚から理解を得られなかった」「手続きがめんどうだった」などが挙げられました。
さらに読む ⇒マイナビニュース出典/画像元: https://news.mynavi.jp/article/20240314-2904786/費用面や手続きの複雑さ、そして親族との意見調整など、様々な要因が墓じまいを断念させる理由となるようですね。
墓じまいをやめた理由としては、「解体費用が高すぎた」(33.3%)、「親戚から理解を得られなかった」(16.7%)、「手続きがめんどうだった」(16.7%)などが挙げられました。
親戚と意見が合わないと進めにくいもんね。
今後の展望
最後に、今後の展望について見ていきましょう。
✅ 近年、無縁墓の増加が社会問題化しており、その背景として改葬・墓じまいの認知度が低いことが挙げられます。調査によると、改葬・墓じまいを知っている人は約7割、知らない人は約3割で、特に30代では認知度が低いことがわかりました。
✅ 改葬・墓じまいを知っていても、実際に検討していない人が約7割おり、その主な理由は先祖代々のお墓を所持しているためという回答が多く見られました。しかし、跡継ぎがいない場合は、いずれは墓じまい・改葬を検討する必要があることを認識しておく必要があります。
✅ 改葬・墓じまいを検討する上では、手続きの複雑さや費用面への不安が課題として挙げられます。調査では、改葬の手順を知らない人が8割という結果が出ており、改葬・墓じまいに関する正しい情報提供の必要性が浮き彫りになりました。
さらに読む ⇒シニアマーケティングならシニアライフ総研® - 富裕層・団塊世代へリーチ出典/画像元: https://seniorlife-soken.com/archives/15226改葬・墓じまいの認知度向上と、手続きの簡素化が課題として挙げられますね。
今回の調査結果から、お墓が遠方にあることや継承者がいないことなど、物理的な要因が墓じまいの検討理由として大きく影響していることが明らかになりました。また、改葬・墓じまいの費用や手続きの複雑さなどが、実際に実施する上で大きな課題となっていることも示されました。今後、高齢化社会が進むにつれて、改葬や墓じまいはさらに増加すると予想されます。このような状況下において、鎌倉新書株式会社は、お墓に関する情報提供や相談対応を通じて、お客様のニーズに応えていくとしています。
あら、昔はもっと簡単にできたのよ。
今回の調査結果から、改葬・墓じまいは、複雑な手続きや費用面などの課題を抱えながらも、今後も増加していくことが予想されます。
💡 墓じまいを検討する理由には、お墓の遠方や継承者の不在など、物理的な要因が大きい
💡 改葬・墓じまいの費用は31万円~70万円が最も多く、遺骨の引っ越し先としては継承者不要の選択肢が人気
💡 墓じまいをやめた理由としては、費用が高すぎる、親戚から理解を得られない、手続きが面倒といった声も上がっている