老後資金2000万円問題、本当は何が問題なの?2000万円から4000万円へ、インフレが加速する未来とは!?
💡 老後資金2000万円問題は、年金だけでは生活できないという誤解から生まれた。
💡 物価上昇を考慮すると、老後資金は4000万円必要になる可能性がある。
💡 インフレ対策として、資産運用や節約など、老後資金の計画を見直す必要がある。
それでは、老後資金問題について詳しく見ていきましょう。
老後資金不足問題:2000万円から4000万円へ
それでは、Chapter-1、老後資金不足問題について解説していきます。
公開日:2024/05/28
✅ 「老後資金2000万円問題」は、2019年の金融庁報告書がもとになっていますが、年金だけでは生活できないという誤解から生まれました。実際には、夫婦無職世帯で月額5万円程度不足するとの試算が、老後30年で約2000万円の不足になるという話にすり替えられたのです。
✅ 「老後資金4000万円問題」は、テレビ情報番組で話題になり、インフレ率を加味した2000万円問題の将来的な不足額であるとされています。物価が年3.5%上昇した場合、20年後の不足額は約4000万円になるという計算です。
✅ インフレ率が年3.5%で計算されている点は悲観的な部分もありますが、インフレ率は常に一定ではなく、経済状況によって変動します。また、近年は物価上昇は落ち着いてきており、必ずしも悲観的になる状況ではありません。さらに、将来の収入や生活費、資産運用なども考慮する必要があるため、具体的な対策は個人で検討していく必要があります。
さらに読む ⇒dメニューニュース|NTTドコモ(docomo)のポータルサイト出典/画像元: https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/finasee/business/finasee-13595確かに、インフレ率が3.5%というのは、ちょっと高い気もしますが、将来のことはわからないので、備えておくに越したことはないと思います。
2019年に金融庁の報告書で話題になった「老後に2000万円問題」は、年金生活夫婦の平均資産額が2484万円あるものの、老後を楽しむための余裕資金が不足する可能性を指摘していました。しかし、コロナ禍の影響で支出が減少し、2021年には「老後に648万円」まで縮小したことがわかりました。一方で、物価上昇を考慮すると、将来の生活に必要な額は増加していくと考えられています。年3.5%の物価上昇が続けば、20年後に必要となる金額は「老後に4000万円」になると分析されています。
えー、まじで!?2000万円ってめっちゃ多いやん!
いや、でも、将来のことは分からんし、お金はあったほうがええけん、貯金しとくのは大事やと思うばい。
あら、あんたたち若いのに、老後資金のこと、考えてるのね。えらいわ。おばあちゃんはね、昔はそんなこと考えなくても、なんとかなったのよ。でも、今は違うみたいね。
対策:老後の資金不足に備える4つの方法
それでは、Chapter-2、老後の資金不足に備える方法について解説していきます。
✅ 2022年の消費者物価指数は前年比で2.5%上昇し、物価上昇が顕著である。特に、2014年と2022年の上昇が急で、消費支出も増加している。
✅ 物価上昇は年金受給者に大きな影響を与え、年金は物価ほどに上昇しないため、生活費が年々増加し、老後資金が不足する可能性がある。
✅ 物価上昇が続くと、老後の生活費が増加するため、従来の老後資金の準備では不足する可能性がある。そのため、iDeCoやつみたてNISAなどの積立投資を活用し、積極的に資産形成を行うことが重要である。
さらに読む ⇒イオン銀行出典/画像元: https://www.aeonbank.co.jp/special/money/334/なるほど。具体的にどんな対策があるのか、気になりますね。
物価上昇は、将来の生活に大きな影響を与えるため、早めに対策を検討することが重要です。対策としては、公的年金の増額、貯蓄の増加、収入の増加、生活費の見直しなどが挙げられます。公的年金を増やすことで、老後の収入を確保することができます。物価上昇に備えて、積極的に貯蓄を行い、資産形成を進めることも重要です。副業や投資など、新たな収入源を確保することで、老後の資金を補うことも有効です。不要な支出を減らし、効率的な生活を送ることで、老後の資金を節約することもできます。
まじ!?老後って、まだ遠い未来のことやと思ってたわ。
うん、確かに。今の時代は、老後資金の準備って、めちゃくちゃ重要やと思うばい。
あら、若い者たちは老後のこと、ちゃんと考えてるのかしら?おばあちゃんはね、若い頃はそんなこと考えずに、ただ働いてたわ。でも、今は違うみたいね。
インフレの現状と年金生活者への影響
それでは、Chapter-3、インフレの現状と年金生活者への影響について解説していきます。
✅ 記事では、インフレが家計に与える影響について説明し、特に年金生活者の生活費増加と資産価値減少に焦点を当てています。
✅ 具体的には、物価上昇により年金生活者の消費支出が増加し、一方で金融資産価値は目減りしていくため、収入のほとんどが年金である無就労世帯は生活費確保と資産価値減少への対策が必要であると指摘しています。
✅ さらに、インフレに備えるための対策として、支出の見直し、収入の増加、資産運用、そして政府による政策への期待の4つを挙げています。
さらに読む ⇒【公式】ローンのことならセゾンファンデックス出典/画像元: https://www.fundex.co.jp/contents/post/67インフレは年金生活者に大きな影響を与えるのですね。
インフレは物価の上昇であり、企業業績向上による良いインフレと原材料高騰による悪いインフレがあります。日本は現在、悪いインフレに近い状況で、日銀は金融緩和を継続していますが、2022年12月には長期金利の上限を引き上げ、2023年6月には物価上昇率が2%を超えても金融緩和政策は続行されました。インフレは年金生活者の生活費増加に繋がり、特に無職世帯は消費支出の増加と金融資産価値の目減りによって家計が圧迫されます。
え、まじ!?年金生活って、大変そうやな。
うっわ、インフレって、年金生活者にはキツいよなぁ。
あら、若い者たちはインフレのこと、知ってるのかしら?おばあちゃんはね、昔はインフレなんて、考えなくてもよかったのよ。でも、今は違うみたいね。
インフレ対策:具体的な行動指針
それでは、Chapter-4、インフレ対策について解説していきます。
公開日:2023/08/23
✅ 物価上昇によるインフレが続いているため、従来の2000万円の老後資金では不足する可能性が高まっている。
✅ 年金は物価上昇に追いついておらず、マクロ経済スライドにより年金額の増加率が抑えられているため、実質的な年金収入は減少傾向にある。
✅ インフレが続くと、生活費が上昇し、老後資金が不足する可能性が高まる。そのため、インフレ対策として、資産運用や節約など、老後資金の計画を見直す必要がある。
さらに読む ⇒72(ナナニー)|お金の学びから実践まで(インヴァランス)出典/画像元: https://invalance.co.jp/invest-025/具体的な行動指針があるんですね。
公的年金はマクロ経済スライドによって調整されますが、物価上昇を完全にカバーすることは難しく、年金だけでは生活費を賄うことができなくなる可能性があります。インフレ対策として、支出の見直し、収入増加、資産運用、政府の対策への期待などが挙げられます。支出の見直しは、固定費や変動費を見直すことで、生活費の削減につながります。収入増加は副業や転職などを検討することで実現可能です。資産運用は、インフレに強い資産への投資や、不動産投資などを検討することで、資産価値の目減りを防ぐことができます。
インフレ対策って、なんか難しそうやな。
まじかよ、インフレ対策って、俺には関係ないと思ってたわ。
あら、若い者たちはインフレ対策って、どうしてるのかしら?おばあちゃんはね、昔はそんなこと考えなくても、なんとかなったのよ。でも、今は違うみたいね。
コロナ禍における公的年金への影響
それでは、Chapter-5、コロナ禍における公的年金への影響について解説していきます。
✅ 新型コロナウイルス感染症の影響で収入が減少した場合、所得見込額を用いた簡易な手続きで国民年金保険料の免除申請ができます。
✅ 免除申請は、国保年金課または年金事務所へ郵送で提出できます。
✅ 免除や納付猶予が承認されても年金額は低額になりますが、年金の受給資格期間には算入され、10年以内であれば後から納付することで年金額を増やすことができます。
さらに読む ⇒ホーム出典/画像元: https://www.city.higashihiroshima.lg.jp/soshiki/kenkofukushi/4/4/24290.htmlコロナ禍は、公的年金にも影響を与えているんですね。
新型コロナウイルスの感染拡大は、公的年金に3つの影響を与えると考えられます。まず、雇用減少と賃金低下に伴う保険料収入の減少です。特に非正規雇用や新卒者の雇用への影響が懸念されます。また、賃金減少は厚生年金の保険料収入の減少につながります。次に、年金給付への影響です。2020年度は年金給付額はすでに確定していますが、来年度以降は、実質賃金の低下とマクロ経済スライドの発動により、年金給付額が減る可能性があります。最後に、積立金の運用収益への影響です。コロナショックによる世界的な株価急落により、一時的な悪化は避けられないですが、事態が終息すれば回復するでしょう。コロナショックは、年金受給者よりも支え手となる被保険者に大きな影響を与えています。政府は、休業した企業の賃金を肩代わりすることで解雇を防ぐ対策を検討する必要があるでしょう。イギリスのように、休業を余儀なくされた労働者の賃金の一定割合を政府が負担する制度も有効な手段です。日本には雇用調整助成金制度がありますが、社会保険料の負担は残るため、企業が雇用調整に追い込まれないように、政府は更なる対策を検討する必要があり、その必要性は高いです。
え、まじ!?コロナの影響で、年金まで減っちゃうの?
うっわ、コロナの影響って、年金まであるんか。
あら、若い者たちはコロナの影響、知ってるのかしら?おばあちゃんはね、昔はこんなこと、考えなくてもよかったのよ。でも、今は違うみたいね。
本日は、老後資金について解説させて頂きました。
💡 老後資金は、2000万円では足りない可能性がある。
💡 インフレ対策として、資産運用や節約など、老後資金の計画を見直す必要がある。
💡 コロナ禍で、公的年金への影響も懸念されている。