井上康生監督の指導スタイルは本当に変わった? (スポーツウォッシングとアスリートの役割)柔道界に吹く改革の風とは!!?
💡 スポーツウォッシングとは、国や団体が政治的な目的でスポーツを利用することです。
💡 東京五輪の延期や開催方法については、様々な議論がありました。
💡 井上康生監督の指導スタイルは、柔道界に大きな影響を与えていると言われています。
それでは、最初のテーマに移ります。
スポーツウォッシングとアスリートの役割
スポーツイベントの裏には、様々な問題が隠されていることがあります。
公開日:2023/01/22
✅ スポーツウォッシングとは、国や団体などがスポーツを利用して自身のイメージを向上させたり、問題を覆い隠したりすることを意味します。特に、独裁政権がスポーツイベントを開催して、自国の人権問題から国際社会の注意をそらす試みに対してよく使われます。
✅ 近年、スポーツウォッシングが注目されている理由は、スポーツで問題をごまかそうとする行為に対して、ますます厳しい目が向けられるようになってきたからです。特に、人権状況が懸念されている国でオリンピックやワールドカップが開かれる2022年は、スポーツウォッシングに対する批判が強まっています。
✅ スポーツウォッシングを防ぐためには、国際社会がスポーツイベントの開催に際して、人権状況や労働環境など、様々な問題点について厳しくチェックし、改善を求める必要があります。また、メディアもスポーツイベントの裏側にある問題点を積極的に報道することで、世論形成に貢献する必要があると考えられています。
さらに読む ⇒ハフポスト - 日本や世界のニュース、会話を生み出す国際メディア出典/画像元: https://www.huffingtonpost.jp/entry/sportswashing_jp_61f8be05e4b02de5f51d52c6スポーツウォッシングは、表面的には素晴らしいイベントに見えても、裏では人権問題や環境問題などが隠されている可能性があります。
スポーツウォッシングとは、爽やかさやフェアプレイのイメージを利用し、裏の目的を隠蔽する行為であり、特に広告やプロパガンダとの関連性が深い。歴史的にスポーツは政治や国家戦略に利用されてきた事実があり、東西冷戦期におけるソ連や東ドイツのスポーツ利用や、ヒットラーのベルリン五輪などがその例として挙げられます。アスリートがスポーツウォッシングの危険性を認識し、積極的に発言することが重要ですが、日本の社会風土では現役選手がその自覚を持ちにくい状況にあると指摘されています。しかし、競技寿命が長くなり年齢層も広がった現代では、社会経験を持つベテランアスリートも増え、状況は変化しつつあります。日本が島国であることや、民族対立や植民地支配の歴史がないことも、アスリートが政治や社会問題について発言することを躊躇させる要因になっている可能性があります。
え、まじで?スポーツでそんなことする人おるん?
そげなこともあるっちゃね。スポーツは本来、平和や友情を象徴するもんやけん、悲しい話やね。
あんた、若い頃はスポーツやってたんやろ?昔はもっと純粋やったんやで!
東京五輪と今後の課題
東京五輪は、新型コロナウイルスの影響で延期されました。
公開日:2020/04/19
✅ 日本オリンピック委員会(JOC)理事の山口香氏は、東京オリンピックの延期を主張しました。
✅ 山口氏は、アスリートが十分に練習できない現状では、延期が妥当であると主張し、世界で正常な生活ができていないことや、無理強いするような開催はアスリートを危険にさらすことになると指摘しました。
✅ また、世界から応援されない状況での開催は、誰のための五輪なのか疑問視されるとも述べています。
さらに読む ⇒ニュースサイト出典/画像元: https://mainichi.jp/articles/20200320/k00/00m/050/074000c延期を主張した山口香さんの意見は、多くの人に共感されたのではないでしょうか。
東京五輪は新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言下で実施されました。山口香さんは、招致段階から開催に疑問を呈し、JOC理事として異例の立場をとり続けました。五輪の費用や経済効果など、あらゆる面で検証していく必要性を訴え、観客を入れない形で実施できた経験を踏まえ、今後の開催方式の見直しも必要だと主張しました。観客席の規模縮小や、ネット配信への注力など、より効率的な開催方法を模索していく必要性を指摘し、IOCに対しても、東京大会から学んだ姿勢を示すことの重要性を強調しました。
まじで?五輪って延期されたん?知らんかったわ!
コロナのせいで大変やったろうね。でも、なんとか開催できてよかったっちゃね。
あんた、昔はオリンピックで体操の選手が金メダルとったんやで!懐かしいなぁ。
北京五輪とアスリートの人権問題
北京五輪では、アスリートの人権問題が注目されています。
公開日:2021/11/23
✅ 武田砂鉄氏は、東京オリンピック開催後、問題点の検証や次大会への活用に関する議論が不足している点を指摘しました。
✅ IOCバッハ会長の行動について、東京オリンピックでの言動と実際の行動の矛盾や、彭帥選手とのやり取りにおける思惑を感じると述べ、北京冬季オリンピックにおいても同様のことが起こる可能性を示唆しました。
✅ グローバル・アスリートは、バッハ会長が彭帥選手とテレビ電話で会話したことに対し、性的暴力や虐待の申し立てを無視し、女性アスリートの幸せに対する無関心を示していると批判していることを紹介しました。
さらに読む ⇒文化放送 FMラジオ91.6MHz AMラジオ1134kHz JOQR出典/画像元: https://www.joqr.co.jp/qr/article/32708/IOCは、アスリートの安全を確保する責任があります。
元柔道選手の山口香さんは、北京オリンピックでのアスリートの安全に対する懸念を表明し、特に彭帥さんの問題に関してIOCが中国政府の対応を容認する姿勢を示していることに強く批判しています。IOCは事実解明のために調査を行うなど、毅然とした態度を取るべきだと主張しました。また、IOCが東京大会から選手に一定の政治的表現を認める方針に転換したことを挙げ、中国における人権問題などに対する懸念を表明し、IOCがアスリートの安全と人権を守るために積極的に行動することを求めています。
え、北京五輪でそんなことあったん?怖いわ!
アスリートは大変やね。でも、頑張ってほしいっちゃね。
あんた、昔はオリンピックでマラソン走ったんやで!すごい体力やったんや!
井上康生氏の実像 - 静かなる革命児
井上康生監督は、柔道界に新しい風を吹き込みました。
✅ 井上康生監督は、選手とのコミュニケーションを重視し、選手の意見を積極的に聞き入れるスタイルだった。これは、従来の日本柔道界ではあまり見られなかったことで、海老沼選手は監督の姿勢に驚きを感じた。
✅ 井上監督は、練習内容も従来のスタイルから大きく変え、目的を明確にした練習を導入した。乱取りの量を減らし、立ち技から寝技への移行など、特定の部分を重点的に練習することで、選手の技術向上を目指した。
✅ 海老沼選手は、当初は井上監督の練習方法に疑問を感じていたが、次第にその効果を実感し始めた。従来の大量の乱取り中心の練習では、金メダル獲得には至らなかったが、井上監督の新しい練習方法によって、選手たちは技術向上と精神的な成長を遂げ、リオ五輪で金メダルを獲得した。
さらに読む ⇒Number Web - ナンバー出典/画像元: https://number.bunshun.jp/articles/-/851394?page=1井上監督の指導スタイルは、選手たちにとって大きな転換点になったのではないでしょうか。
柔道男子史上最多となる5個の金メダルをもたらした井上康生氏の゛実像゛に迫る短期連載「静かなる革命児」の第4回では、山口香氏が井上氏を「抜けてるところ」と「勝負師の才覚」が共存した男と表現しています。井上氏が34歳という若さで代表監督になったことについて、山口氏が当時抱いていた疑問や、井上氏が監督として周囲と接してきた様子、柔道界における指導者の伝統的なリーダー像と井上氏の違いなどが語られています。特に、井上氏が監督になって初めて国際試合を終えた後に、選手に「どうだった?」と意見を求めたことに、海老沼匡氏が驚いたというエピソードは、柔道界の指導者と選手の従来の関係が、いかに前近代的であったかを浮き彫りにしています。
え、まじで?井上監督ってそんな変わってたん?
そげな、指導スタイル変わったら、選手も変わってくるよね!
あんた、昔は柔道やってたんやろ?今の柔道は昔と全然違うんやで!
井上康生氏の指導スタイルと柔道界の未来
井上康生監督の指導スタイルは、柔道界の未来に大きな影響を与えるでしょう。
✅ この記事は、元柔道選手の古賀稔彦氏のインタビューで、幼少期からオリンピック金メダル獲得までの道のりを語っています。
✅ 特に、山下泰裕氏との出会い、東海大学付属の相模高校での経験、そして佐藤宣践氏からの指導について詳しく述べられています。
✅ 古賀氏は、山下氏を目標とし、自身も柔道家として成長していく過程で、技だけでなく、人間性や将来の柔道界について深く考えるようになったと語っています。
さらに読む ⇒ シドニー五輪金メダリストから全日本柔道男子監督へ。数々の喜びと困難を乗り越え、期待とプレッシャーで迎える2020年出典/画像元: http://www.highflyers.nu/hf/koseiinoue2/古賀稔彦氏のインタビューは、柔道界の歴史を知る上で貴重な資料です。
山口氏は、井上氏が監督として、従来の「黙ってついてこい」という一国一城の主のようなリーダー像ではなく、「こういうのやってみようと思うんだけどどう思う?」というスタンスを取っていたことを指摘し、その背景には、監督経験がないことや柔道界の低迷があったのではないかと推測しています。さらに、記事では、柔道界における指導者の伝統的なスタイルと、井上氏のような新しいスタイルの違いが、具体的なエピソードを交えながら説明されています。
え、まじで?井上監督ってすごい人なんやな!
そげな、井上監督は将来の柔道界を担う人材やけんね!
あんた、昔は柔道やってたんやろ?今の柔道は昔と全然違うんやで!
この記事では、スポーツウォッシングや東京五輪、そして井上康生監督の指導スタイルについて詳しくご紹介しました。
💡 スポーツウォッシングは、スポーツを利用した政治的なプロパガンダの一種である。
💡 東京五輪は、新型コロナウイルスの影響で延期されたが、無事開催された。
💡 井上康生監督は、従来の指導スタイルとは異なる、選手とのコミュニケーションを重視したスタイルを導入した。