物価上昇と少子化対策!私たちの暮らしは?政府の対策は?
💡 物価上昇が家計に大きな影響を与えていることが明らかになった。
💡 政府の少子化対策への期待は低い。
💡 新型コロナウイルスは、人々の行動や生活不安に大きな変化をもたらした。
それでは、章ごとに詳しく見ていきましょう。
物価上昇と消費行動
物価上昇は、私たちの生活に大きな影響を与えているようですね。
公開日:2024/10/23
✅ 新型コロナウイルスの影響で、消費者の気分や景況感、消費マインド、消費金額などに大きな変化が見られた。
✅ 特に、2020年4月の緊急事態宣言の発令前後には、不安感の高まりとともに景況感DIが急降下し、消費マインドも低下、消費金額も前年同週比で大きく減少した。
✅ しかし、緊急事態宣言の解除とともに、不安感は低下し、景況感DIは回復、消費マインドも上昇し、消費金額も回復傾向を示した。
さらに読む ⇒【法人向け】アンケート調査・マーケティングリサーチなら『マクロミル』出典/画像元: https://www.macromill.com/service/column/researcher-052/物価上昇は、特に女性や高齢層に大きな影響を与えているようですね。家計の支出を抑制するために、工夫が必要ですね。
2023年3月29日から31日にかけて、全国の20~74歳の男女2558人を対象に、新型コロナウイルスの影響下における消費行動、働き方、生活不安などの状況を把握し、ウィズコロナ/アフターコロナの行動を予測することを目的としたインターネット調査が行われました。調査結果によると、約8割の人が物価上昇による家計への影響を感じており、特に女性や年齢が高い層ほど影響が大きいことがわかりました。多くの人が不要品の購入控えや節電などの対応策を講じていますが、生活必需品については価格上昇を受け入れ、必需性が低いと見られる費目の支出抑制を試みる傾向も見られました。
うっわ、まじか。でも、俺、イケメンやし、節約とか無理やけん。
少子化対策への期待
少子化対策は、国の将来を左右する重要な課題です。
✅ 岸田首相は「異次元の少子化対策」に必要な3兆5000億円規模の財源について、歳出改革等で確保すると主張したが、具体的な財源確保策や国民負担については明確な説明を避けており識者から疑問の声が上がっている。
✅ 首相は、来年6月以降に実施する所得税減税が児童手当拡充を前倒しする効果があると主張し、児童手当拡充の開始時期を来年年末とすることに対する懸念には正面から答えていない。
✅ 政府が想定している社会保険料への上乗せ「支援金」についても、具体的な負担増の議論を避け、歳出改革の具体策は年末までに検討すると回答したため、少子化対策の財源確保に対する国民の不信感が高まっている。
さらに読む ⇒東京すくすく | 子育て世代がつながる ― 東京新聞出典/画像元: https://sukusuku.tokyo-np.co.jp/birth/77086/政府は、具体的な財源確保策を明らかにする必要があると思います。国民の理解を得るためには、透明性と説明責任が重要です。
政府の『次元の異なる(異次元)の少子化対策』への期待は2割にとどまり、期待していない層は約45%でした。特に40~60歳代で期待が低いことがわかりました。期待している理由は、少子化が日本の重要課題との認識や自分ごとであることなどですが、期待していない理由は、政府の課題認識の甘さや過去の対策の失敗、未婚者の増加などが挙げられます。
あら、若いもんは、結婚もせず、子供も産まずに、一体どうするつもりなの?
新型コロナウイルスによる行動変容
新型コロナウイルスは、私たちの生活様式を変え、行動にも大きな影響を与えましたね。
✅ 今回の調査では、新型コロナウイルス感染拡大の影響による収入・支出の変化、メディア・サービス利用の変化について、全国3,094人の15歳から60代を対象に調査が行われました。
✅ 調査結果では、自粛期間中に最も収入の影響を受けたのは若年層(10代から20代)であり、自粛期間中の支出では、「交際費」が減少し、「食費」と「貯蓄」が増加したことが明らかになりました。
✅ また、自粛期間中はテイクアウトニーズが高まり、買い物場所が実店舗からオンラインに移行した傾向もみられました。自粛期間中に利用が増え、今後も利用したいサービスとしては、「各種動画配信サービス」と「料理系アプリ」が挙げられました。さらに、全世代においてメディア情報の把握や情報収集の関心が高まっていることも分かりました。
さらに読む ⇒株式会社サイバーエージェント出典/画像元: https://www.cyberagent.co.jp/news/detail/id=24982自粛期間中は、オンラインサービスの利用が増加したことがわかります。アフターコロナにおいても、デジタル化は加速していくと考えられます。
新型コロナウイルス感染拡大の影響は、人々の行動にも大きな変化をもたらしました。店舗やネットショッピングの利用、シェアリングサービスの利用、移動手段の利用、食事サービスの利用、メディアの利用、働き方など、さまざまな分野において行動変容が見られます。
マジ!?コロナで、オンラインとかめっちゃ便利になったわ。
新型コロナウイルスによる生活不安
新型コロナウイルスへの不安は、人々の生活に大きな影を落としています。
✅ 新型コロナウイルスへの不安は、年齢が高くなるほど、女性、既婚者、子持ち、家族が多い人、そして「情報は自分で検索して手に入れたい」「SNSを使う人は多いが、結局、マスメディアの影響が最も大きいと思う」という層で高い傾向が見られました。
✅ 今回の調査では、外出抑制層は不安層と高い相関があり、特に北海道では不安層と外出抑制層の割合が共に高くなっていました。
✅ 外出抑制に伴い、テレビ視聴、ネットサーフィン、動画配信サービスの視聴、睡眠、インターネットショッピングといった行動が増加しており、不安層ではこれらの行動を選択する割合が高い傾向が見られました。
さらに読む ⇒ シンクタンクならニッセイ基礎研究所 出典/画像元: https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=64302?site=nli不安を解消するためには、正確な情報提供と心身のリラックスが大切です。
調査では、感染に関わる不安、高齢家族に関わる不安、子どもに関わる不安、経済不安、人間関係不安、働き方不安など、さまざまな生活不安が見られました。
うっわ、まじか。でも、俺、イケメンやし、コロナとか、別に怖くないよ。
継続的な調査と今後の見通し
新型コロナウイルス感染拡大の影響は、長期にわたって続く可能性があります。
✅ 2022年3月のニッセイ基礎研究所の調査によると、全国の約20%の人が、コロナの影響で郊外や地方への移住を希望していることが判明しました。
✅ 移住希望者は20代と30代で特に多く、年齢が上がるにつれて減少傾向が見られます。また、コロナの影響で家族と過ごす時間が増えた人や、雇用や収入の不安を抱えている人にも、移住希望者が多い傾向が見られました。
✅ 今回の調査では、東京だけでなく各地方においても、都市部から郊外への移住希望者がいることが示されました。
さらに読む ⇒幸せ経済社会研究所出典/画像元: https://www.ishes.org/corona/topics/003417.html今回の調査は、今後の社会変化を予測する上で重要なデータとなるでしょう。
ニッセイ基礎研究所は、2020年6月から全国の20~74歳の男女約2500名を対象に、新型コロナウイルス感染拡大の影響による生活の変化を継続的に調査しています。この調査はすでに6回実施されており、テレワークの実施率や家族と過ごす時間などの生活の変化、地方移住への関心や生活満足度などの意識の変化を調査しています。調査結果はウェブサイトに掲載され、ウィズコロナ、アフターコロナの生活の変化について分析しています。調査は今後も継続して実施される予定です。
あら、コロナが終わっても、世の中は変わるわよ。
今回の調査結果から、新型コロナウイルスは、私たちの生活にさまざまな影響を与えていることが明らかになりました。
💡 物価上昇が家計に大きな影響を与えている。
💡 政府の少子化対策への期待は低い。
💡 新型コロナウイルスは人々の行動や生活不安に大きな変化をもたらした。