井上弁造さんのエスキース、写真集『BENZOESQUISSES1920-2012』ってどんな作品?写真家・奥山淳志さんの写真集とは!!?
💡 写真家・奥山淳志さんの写真集『BENZOESQUISSES1920-2012』が第32回林忠彦賞を受賞
💡 写真家・奥山淳志さんと井上弁造さんの深いつながり
💡 写真家・奥山淳志さんの視点から見た井上弁造さんの「生きること」
それでは、第1章へ移ります。
井上弁造さんと奥山淳志さんの出会い、そして写真集『BENZOESQUISSES1920-2012』
林忠彦賞とは、戦後の写真界に大きな足跡を残した写真家・林忠彦氏の業績を記念して創設された賞です。
✅ 第32回林忠彦賞は、奥山淳志さんの写真集「BENZO ESQUISSES 1920-2012」に決定しました。
✅ 同賞は、戦後の写真界に大きな足跡を残した写真家・林忠彦の業績を記念し、未来を切り開く写真家の発掘を目指しています。
✅ 受賞作品である「BENZO ESQUISSES 1920-2012」は、井上弁造さんの生き様を26年にわたり写真で撮り続けた作者が、弁造さんの遺された膨大なエスキースを通し、人間が生きるということに真摯に向き合った作品として高く評価されました。
さらに読む ⇒最新ニュースをいち早く出典/画像元: https://newscast.jp/news/2835011受賞された奥山さんの写真集は、井上弁造さんの生き様を26年にわたり写真で撮り続けた作品であり、弁造さんの遺された膨大なエスキースを通して、人間が生きるということに真摯に向き合った作品として高く評価されたそうです。
北海道で自給自足生活を送っていた井上弁造さんは、絵を描くことを夢見て生涯をかけて絵を描き続けました。しかし、個展を開くことなく92歳で亡くなりました。写真家・奥山淳志さんは、弁造さんの残した膨大なエスキースを写真に収め、その作品集『BENZOESQUISSES1920-2012』を出版しました。本書は、弁造さんの生きた姿を写真を通して再発見し、彼の夢と人生を共有できる機会となるでしょう。奥山淳志さんの写真集『BENZOESQUISSES1920-2012』は、第32回林忠彦賞を受賞しました。この賞は、周南市出身の写真家・林忠彦の業績を記念して創設されたものです。奥山さんは、弁造さんが残した膨大なエスキースを通して、彼が絵描きを夢見て生き、絵を通して人生を表現した様子を、作者自身の温かい視点で捉えています。弁造さんのエスキースと周辺の風景を融合させた斬新な表現が評価され、受賞に至りました。授賞式は4月20日(土)に周南市で行われ、受賞記念写真展は4月20日(土)から4月29日(月・祝)まで周南市美術博物館で開催されます。4月21日(日)には奥山淳志さんのトークショーも予定されています。
へぇー、なんか深い話やんなー。
写真家・奥山淳志さんと井上弁造さんの深いつながり
奥山さんと井上さんの出会いや、写真集の制作背景について詳しくお伺いできますか。
✅ 2月8日から福井駅西の書店「わおん書房」にて、故井上弁造さんの未完の絵画「エスキース」の展覧会が開催されます。
✅ 本展覧会は写真家・奥山淳志さんら関係者によって企画され、北陸では初めての開催となります。
✅ 会場では奥山さんの写真や井上さんのエスキースの展示に加え、奥山さんによるトーク&スライドショーも開催されます。
さらに読む ⇒福井経済新聞出典/画像元: https://fukui.keizai.biz/headline/764/奥山さんの写真集『庭とエスキース』は、井上弁造さんのエスキースだけでなく、奥山さんの視点から見た弁造さんの庭や人生も写し出されているそうです。
奥山淳志さんは、14年にわたり弁造さんを撮影し、その豊かな人生と、女性をモチーフにしたエスキース作品に魅了されました。弁造さんは自身の作品について語ることなく亡くなりましたが、奥山氏はそこに「生きること」の奥深さを見出します。写真家奥山淳志氏の最新刊『庭とエスキース』出版記念として開催される「弁造さんのエスキース展」は、北海道で自給自足の生活を送っていた井上弁造さんの生涯にわたるエスキース作品を展示するものです。本展では、弁造さんの残されたエスキース作品を通じて、彼の「生きること」に対する深い思いを感じることができます。また、奥山氏自身による写真作品も展示され、弁造さんの庭と、そこに暮らす人々の姿を、より深く知ることができます。会期中は、奥山氏によるスペシャルトーク&スライドショーも開催されます。弁造さんのエスキース作品の魅力と、奥山氏の視点から見た「生きること」について、深く知ることができる貴重な機会です。
うん、なんかいい話やーん。
写真家・奥山淳志さんの視点から見た井上弁造さんの「生きること」
奥山さんが感じる井上弁造さんの「生きること」について、もう少し詳しく教えてください。
✅ この記事は、作者の父親である故・弁造さんの遺品整理を通して、作者が「0になる」という父親の死生観と、父親の描いた数々のエスキースが持つ意味に深く向き合っていく様子を描いています。
✅ 弁造さんは晩年、絵を描くことに情熱を注いでいましたが、完成させることができず、多くのエスキースが残されました。作者はこれらのエスキースが、父親の生きた証であり、父親の人生と芸術を探求するための重要な資料であると考え、残すことを決意します。
✅ 作者は父の遺言に従い、小屋は解体されるものの、エスキースは残すことで、父の生きた証を残し、そこから「生きること」のヒントを見出そうとしています。エスキースは、完成されなかった父の未完の芸術であり、同時に生そのものの途上性を象徴するものであり、作者は父の生きた証を大切に守っていくことを決意します。
さらに読む ⇒WEBみすず(ウェブみすず):みすず書房のオンラインマガジン出典/画像元: https://magazine.msz.co.jp/new/08795/奥山さんは、井上弁造さんのエスキースを通して、生と死、そして「生きること」の意味について深く考えているように感じます。
弁造さんは、北海道の小さな丸太小屋で自給自足の生活を送っていました。奥山さんは弁造さんの92歳で亡くなるまで、その姿を写真に収め続けました。本書は、弁造さんが亡くなった後も、奥山さんが弁造さんの庭やエスキースにカメラを向け続けたことから始まります。奥山さんは、弁造さんの「存在の強まり」を感じながら、記憶という道具を用いて、弁造さんと過ごした日々や、弁造さんが語った遠い日々の時間を自由に往来しながら書き進めました。『庭とエスキース』は、著者が14年間撮り続けた写真家・井上弁造さんの人生と、その生き様を映し出す庭とエスキースを描いた作品です。本書では、弁造さんの「生きること」を様々な角度から考えてみたいという著者の思いが表現されています。また、弁造さんの黄色いセーター姿や甲高い声、そして弁造さんが話してくれた記憶が、著者の胸を温かく満たしてくれる様子も描写されています。著者は、本書を通じて、弁造さんという人と出会ったこと、「人が人と出会う」という普遍的な体験を、長い文章で表現したかったとも述べています。
なんか、考えさせられる話やなー。
井上弁造さんと「エスキース」
井上弁造さんとエスキースの関係について、もっと教えてください。
✅ 井上弁造さんは、北海道で生まれた絵描きで、厳しい開拓生活の中で絵を描くことに目覚めた。一生を通じて絵を描き続けたが、個展を開くことはなく、晩年には理想の絵を求めてエスキースを描き続けた。
✅ 作者は弁造さんの残したエスキースに注目し、完成させなかった理由を「絵を描くことへの愛を最後まで貫くため」と解釈する。弁造さんの人生と作品への深い愛情を感じ、写真家としての自身の活動と重ね合わせている。
✅ この文章は、弁造さんの人生と作品を回顧し、写真家である作者が弁造さんのエスキースを展示するに至るまでの経緯を描いたものである。弁造さんのエスキースと作者の撮影した写真が展示され、トークショーも開催される予定。
さらに読む ⇒MATEC PRODUCTS – MATEC PRODUCTSでは新たな資源の有効活用の1つとして、次のイノベーションとなりうる製品を作り上げ、地球環境保全に貢献していきます。出典/画像元: https://matec-products.jp/2023/11/24/benzo_esquisses_1920_2012/弁造さんの残されたエスキースは、完成されなかった作品ですが、完成させなかった理由には、奥深い意味が隠されているのかもしれませんね。
井上弁造さんは、北海道開拓の過酷な生活の中で絵を描くことに目覚め、生涯を通じて絵を描き続けました。しかし、理想とする絵に近づくため、完成作品よりもエスキースを描き続けることを選び、個展を開くことなく92歳で亡くなりました。奥山淳志さんは、弁造さんの遺した膨大なエスキースを写真に収め、写真展「BENZOESQUISSES1920-2012」を開催しました。1920年生まれの井上弁造さんは、北海道開拓の過酷な生活の中で絵を描くことに目覚め、生涯をかけて絵を描き続けました。しかし、一度も個展を開くことなく、92歳で亡くなりました。晩年は完成させずにエスキースだけを描き続け、その理由について作者は、弁造さんが自らの理想とする絵に近づくためだけでなく、最期まで絵を描くことを愛していることを示すためだったのではないかと考察しています。作者は、弁造さんが遺した庭とエスキースを、写真作品として「弁造さんに返す」という形で、その人生と作品を後世に伝える展示を開催します。
エスキースってなんやねん?
井上弁造さんの人生と作品、そして奥山淳志さんの写真家としての視点が光る、非常に興味深い内容でした。
💡 写真家・奥山淳志さんの写真集『BENZOESQUISSES1920-2012』が第32回林忠彦賞を受賞
💡 写真家・奥山淳志さんと井上弁造さんの深いつながり
💡 写真家・奥山淳志さんの視点から見た井上弁造さんの「生きること」