元プロ野球選手が学生野球を指導できるってホント?学生野球資格制度の変遷とは!!?
💡 元プロ野球選手が学生野球の指導者になるための資格制度がある
💡 学生野球資格制度は、プロ野球とアマチュア野球の関係から生まれた
💡 学生野球資格回復制度の詳細や、最近の学生野球大会の結果についてもお伝えします。
それでは、まず初めに、学生野球資格制度について詳しく解説していきます。
元プロ野球選手の学生野球資格回復
近年、元プロ野球選手が学生野球指導者として活躍する機会が増えてきましたね。
公開日:2023/02/03
✅ 2023年2月3日、元プロ野球選手1467人、審判・記録員3人、計1470人が学生野球資格を取り戻しました。
✅ 資格を取り戻した人物には、元中日監督の与田剛氏、元阪神監督の矢野燿大氏、元中日選手の川上憲伸氏、元阪神選手の井上祐二氏、元中日の福留孝介氏などが含まれます。
✅ 学生野球資格回復は、プロ野球経験者が学生野球指導者になるための資格です。今回の認定により、元プロ野球選手の指導経験が学生野球に活かされることが期待されます。
さらに読む ⇒ドラ要素@のもとけ出典/画像元: https://dnomotoke.com/archives/20230203171540/多くの元プロ野球選手が学生野球資格を取り戻したことで、学生野球界に新たな活力がもたらされることを期待しています。
2024年12月2日に更新日が到来する、学生野球資格回復に関する規則第4条に基づき認定された63名の元プロ野球選手のリストが公開されました。リストには、認定番号、氏名、最終所属プロ球団、資格喪失日、再回復日が記載されています。中には資格喪失後、再回復した選手も含まれています。
へぇー、ホンマに?なんか、プロの人って学生に教える資格ないとか聞いたことあるけど、ホンマに資格もらえるんや!
学生野球資格制度の変遷
学生野球資格制度は、長くプロ野球とアマチュア野球の関係を左右してきた問題ですね。
✅ 2019年6月5日、野球殿堂入りしたプロ野球顕彰者を対象とした「学生野球資格回復研修特例」が実施され、杉下茂氏、野村克也氏、福本豊氏、堀内恒夫氏、門田博光氏の5名が参加しました。
✅ この特例措置は、野球殿堂入り顕彰者に対する手続きの簡略化を目的としており、プロ野球出身者が学生野球を指導する際に必要な「学生野球資格」を取得しやすくなります。
✅ 研修では、プロアマの歴史、新人獲得ルール、高校生の体とケガ予防、指導者の役割などの講義が行われ、今後は学生野球側の審査を経て「学生野球資格」が回復される見込みです。
さらに読む ⇒NPB.jp 日本野球機構出典/画像元: https://npb.jp/news/detail/20190605_01.htmlプロ野球とアマチュア野球の関係は、時代とともに変化してきたことがわかります。
学生野球資格は、プロ野球選手が引退後、高校や大学で学生に野球を教えるための資格です。かつてはプロ野球選手は自動的にこの資格を失い、母校で後輩を指導することもできませんでした。これは、1961年の『柳川事件』と呼ばれる、プロとアマの利害対立から生まれたものです。その後、プロとアマの関係は改善され、1984年からプロ野球選手は10年間教職に就けば学生野球資格を取得できるようになりました。その後、条件は緩和され、現在は研修を受講すれば資格を得られます。さらに、2016年には野球殿堂入りした選手については、研修の義務も検討されるようになりました。
学生野球の資格って、昔は厳しかったんやね!なんか、プロの人って学生に教える資格ないとか聞いたことあるけど、ホンマに資格もらえるんや!
学生野球資格回復制度の詳細
学生野球資格を取得するための研修内容は、かなり実践的で興味深いですね。
✅ 元プロ野球選手の増渕竜義氏が、学生野球資格を取得するための研修会「NPBプロ研修会」を受講した体験談を紹介している。
✅ 研修会は3日間行われ、プロ・アマ双方の研修を受け、公益財団法人日本学生野球協会の審査を通過することで学生野球の指導資格が取得できる。
✅ 初日のプロ研修では、体罰、怪我、プロ野球界とアマ野球界の歴史という3つの項目について、現代における指導に必要な知識や注意点が詳細に説明された。
さらに読む ⇒BASEBALL GATE - 野球愛を、未来へ。出典/画像元: https://baseballgate.jp/p/30095/研修を通して、プロ野球選手は指導者としての意識を高め、学生野球界への貢献を意識するようになるのではないでしょうか。
学生野球資格回復制度は、プロ野球関係者が学生野球を指導するために必要な資格を取得するための制度です。2024年度の研修会はe-ラーニング形式で行われ、NPBプロ研修と学生野球研修の2つの研修を修了する必要があります。受講資格はNPBまたはIPBLに所属したことがある方、または海外プロ球団出身者です。研修費用は20000円(NPBプロ研修10000円、学生野球研修10000円)です。申込期間は2024年11月1日から12月8日です。申し込みはNPB、OBクラブ、選手会のウェブサイトまたは受付フォームから行えます。研修修了後、日本学生野球協会の適正審査で認定されると資格を取得できます。ただし、プロ球団との契約が継続または確定した場合、資格は取得できません。資格を取得した場合、学生野球資格に関する規則に基づき、プロ球団との契約により資格が失われることもあります。資格喪失の場合は、日本学生野球協会に「資格喪失届」を提出する必要があります。学生野球資格回復制度に関する詳細情報は、日本学生野球協会のウェブサイトで公開されています。
あら、学生野球の資格って、研修受けないかんの?昔はそんなん無かったわよ!
2024年の学生野球大会結果
明治神宮野球大会は、高校と大学の日本一を決める伝統的な大会ですね。
✅ 明治神宮野球大会は高校と大学の日本一を決める特殊な大会で、高校部門では横浜高校が1年生エース織田翔希の活躍により優勝、大学部門では青山学院大学が創価大学を下して優勝しました。
✅ 高校部門では、横浜高校の織田翔希投手が、4日前の明徳義塾戦での衝撃の完封デビューに続き、決勝戦でも圧巻の投球を見せ、将来の侍ジャパンのエース候補として期待が高まっています。
✅ 大学部門では、青山学院大学の中西聖輝投手が、6月の全日本選手権での決勝戦で4イニングで交代した反省を生かし、この日は7回まで長打なしの素晴らしい投球を披露し、チームを勝利に導きました。また、1年生ながら4番として活躍した青山達史選手の今後の成長が楽しみだ。
さらに読む ⇒ベースボール白書出典/画像元: https://baseball-bible.hateblo.jp/entry/aogaku-jinguu-2024今年の明治神宮野球大会は、横浜高校と青山学院大学の優勝で幕を閉じました。今後も、学生野球界のレベルアップに期待したいですね。
2024年の主な学生野球大会の結果は以下の通りです。 第55回明治神宮野球大会:優勝は高校の部が横浜高校、大学の部が青山学院大学。 第13回BFAU-18アジア野球選手権:優勝はチャイニーズ・タイペイ、日本は2位。 第106回全国高等学校野球選手権大会:優勝は京都国際高校。 プラハ大会とハーレム大会:日本は両大会とも優勝。 第73回全日本大学野球選手権大会:優勝は青山学院大学。 第96回選抜高等学校野球大会:優勝は健大高崎高校。 令和5年度・第56回学生野球選手及び部員の表彰選手:26大学野球連盟と47都道府県高野連から73選手・部員が表彰された。
えー、高校の部も大学の部も、優勝チームが同じ大学ってすごい!今の高校野球って、レベル高いんやろ!
学生野球資格制度は、プロ野球とアマチュア野球の関係をより緊密にする重要な役割を担っています。
💡 元プロ野球選手は、学生野球資格を取得することで、学生野球界に指導者として貢献できる
💡 学生野球資格制度は、プロ野球とアマチュア野球の関係を改善するための制度として発展してきた
💡 学生野球資格回復制度は、多くの元プロ野球選手に学生野球指導の機会を与えることで、学生野球の活性化に貢献している