柔道界の暴力問題、ついに全柔連が本格的な改革に乗り出す!?暴力根絶プロジェクト始動とは!!?
💡 柔道界における暴力行為の深刻化と全柔連の取り組みについて解説します。
💡 具体的な対策や今後の展望についてご紹介します。
💡 スポーツ界全体の課題と、暴力根絶に向けた取り組みの重要性について考えます。
それでは、詳しく見ていきましょう。
柔道界における暴力行為の深刻化
柔道界の暴力根絶に向けた取り組みは、今後のスポーツ界全体の課題を浮き彫りにする重要な問題です。
✅ 全日本柔道連盟が暴力根絶に向けた改革プロジェクトを立ち上げたことを受け、三重県柔道協会も暴力行為に対する処分を行うことを発表しました。
✅ 具体的な処分内容は、口頭注意、文書による戒告、会員登録停止、会員登録の永久停止、会員登録の取り消しなど、行為の重大性に応じて段階的に行われます。
✅ 暴力発生時の手続きとしては、当事者から事情聴取を行い、弁明の機会を与えた上で、軽微な場合は口頭注意、重大事案の場合は全柔連へ引き継ぐことになっています。通報窓口は三重県柔道協会理事長となっています。
さらに読む ⇒三重県柔道協会出典/画像元: https://mie-judo.jp/02start/project.html暴力行為に対する処分が明確になったことは、良い一歩だと思います。厳しい処分によって、暴力行為が減ることを期待したいです。
近年、柔道界では指導者による暴力行為が後を絶たず、大きな問題となっています。2023年11月には千葉県で男性指導者が10歳の男児に無理やりしょうゆを飲ませた疑いで逮捕され、同年8月には長崎県立高校で男性指導者が暴言指導により停職処分を受けた後に依願退職という事態が発生しました。この男性指導者は過去に3度も体罰などで処分を受けており、今回で4度目にもかかわらず、今後他校で指導者を続ける可能性がある点が深刻です。全柔連はこうした問題に対し、具体的な対応策を示せていないため、暴力的指導が繰り返される現状に歯止めがかかっていない状況です。
え、まじ!?柔道って怖いイメージあるけど、こんなにも問題になってたんや。
全柔連による暴力根絶に向けた取り組み
谷本歩実さんのお話は、指導者の意識改革の重要性を改めて感じさせます。
✅ 柔道五輪金メダリストの谷本歩実さんは、スポーツ界における暴力やパワハラ撲滅に向けた取り組みについて、指導者もアップデートしていく必要性を訴えています。
✅ 日仏の違いとして、フランスでは指導者の指導方法や選手とのコミュニケーションについて、より明確なルールがあり、指導者もそれに従うように意識していることを指摘しています。
✅ 谷本さんは、スポーツ界全体の意識改革と、指導者自身の意識改革が重要だと強調し、暴力やパワハラ根絶に向けた継続的な取り組みの必要性を訴えています。
さらに読む ⇒静岡新聞DIGITAL Web出典/画像元: https://news.at-s.com/article/1507526フランスのように、指導方法やコミュニケーションについて明確なルールを設けることが重要ですね。
全日本柔道連盟は、暴力・体罰・セクハラ問題の撲滅を目指し、2015年と2018年にガイドブックを発行してきました。しかし、問題は根強く残っているため、2022年に新たなリーフレット「柔道界から暴力・パワハラ・セクハラをなくそう!」を発行しました。このリーフレットを通して、指導者、競技者、保護者がハラスメントの定義や具体的な行為を理解し、時代にあった指導方法・練習方法を学ぶことを目指しています。
うっわ、谷本さんマジかっ!フランスの指導方法ってホンマに厳しいんかな?
暴力根絶プロジェクトの発足と具体的な取り組み
山下泰裕氏の決断は、スポーツ界全体のガバナンス改革に向けた大きな一歩だと思います。
✅ 山下泰裕氏は、全日本柔道連盟会長を今月の役員改選で退任することを発表しました。
✅ その理由は、自身が会長を務める日本オリンピック委員会(JOC)は、各競技団体のガバナンスコードを順守させる立場にあるため、自身の在任期間の長さを考慮し、全柔連会長を退任する必要があると判断したためです。
✅ 山下氏は、全柔連会長を退任後もJOC会長として、引き続きスポーツ界のガバナンス改革を進めていく予定です。
さらに読む ⇒デイリースポーツ online出典/画像元: https://www.daily.co.jp/general/2023/06/15/0016476696.shtml暴力根絶プロジェクトを発足させたことは、全柔連の強い決意を感じます。
全日本柔道連盟は、第三者委員会の報告書を受け、山下泰裕理事をリーダーとする「暴力の根絶」プロジェクトを発足させました。4月15日に第1回会議を開催し、週1回の会議を通して6月の理事会へ具体策を答申する予定です。会議録、資料は公開され、倫理規程や競技者規程も配布されました。
あら、山下さん辞めるって!でも、JOC会長は続行ってことは、スポーツ界全体のこと考えてるんやろな。
暴力根絶に向けた取り組みの継続
2013年の「スポーツ界における暴力行為根絶宣言」は、スポーツ界全体の課題として、暴力行為を根絶するための重要な取り組みでした。
✅ 2012年の女子柔道界における暴力行為や高校生の自殺事件を受け、2013年に5団体が共同で「スポーツ界における暴力行為根絶宣言」を採択しました。
✅ 「スポーツ・インテグリティ」という概念に基づき、スポーツにおける暴力行為(スポハラ)を根絶し、スポーツの価値を守るための取り組みが重要であるとされました。
✅ 2024年3月17日には、宣言を採択した5団体に加え大学スポーツ協会も加わった6団体で協力覚書が締結され、「NO!スポハラ」活動を継続的に発展させ、スポーツ・インテグリティの確保に向けて協力していくことを確認しました。
さらに読む ⇒JSPO(公益財団法人日本スポーツ協会)トップページ出典/画像元: https://www.japan-sports.or.jp/spohara/declaration/6団体が協力することで、より効果的な活動が期待できると思います。
会議は継続的に開催され、暴力根絶へ向けた取り組みが本格的に開始されます。
え、マジ!?こんな前から宣言してたんだ!もっと早く対策をとればよかったのに。
課題と今後の展望
セクシャルハラスメントの問題は、非常に深刻です。
公開日:2020/12/17
✅ 2013年の「スポーツ界における暴力根絶宣言」採択時に、セクシャルハラスメントが盛り込まれていなかったことについて、筆者は当時の会議で発言し、宣言にセクシャルハラスメントを加えるよう訴えた。
✅ その後、多くのハラスメント問題を見てきた中で、ハラスメントを行った本人が、自分がハラスメントを受けていると主張し、責任逃れをするケースが増加している。
✅ 筆者は、マスコミが、そのような「論点ずらし」に利用されている現状を問題視し、ハラスメント問題の真摯な解決を訴えている。
さらに読む ⇒(一社)カルティベータ出典/画像元: https://thecultivator.jp/content/2020/11/29/1227/ハラスメント問題の真摯な解決に向けて、社会全体で意識改革を推進していく必要があります。
具体的な対応策がないまま、暴力的な指導が繰り返される現状は深刻です。全柔連は、指導者、競技者、保護者がハラスメントを理解し、適切な指導方法を学ぶための取り組みを強化していく必要があります。
まじか。ハラスメント問題って、難しいよね。でも、解決に向けて頑張らないと!
今回の記事では、柔道界における暴力行為の深刻化と、全柔連による暴力根絶に向けた取り組みをご紹介しました。
💡 全柔連は、暴力根絶プロジェクトを発足させ、具体的な対策を検討しています。
💡 指導者、競技者、保護者への意識改革が重要です。
💡 スポーツ界全体の課題として、暴力行為の根絶を目指す取り組みが継続されることが重要です。