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篠原聡子氏、建築家と学長、その挑戦とは?建築家としての歩みから、学長としての挑戦まで!!?

篠原聡子氏、建築家と学長、その挑戦とは?建築家としての歩みから、学長としての挑戦まで!!?
📘 この記事で分かる事!

💡 篠原聡子氏は、建築家として数々の作品を生み出し、現在では日本女子大学学長を務めています。

💡 建築家としての経験を生かし、学生を指導する「実務家教員」としての活動もされています。

💡 大学学長として、大学改革にも積極的に取り組んでいます。

それでは、篠原聡子氏について詳しく見ていきましょう。

建築家としての歩み

篠原聡子氏は、住居学科で培ってきたヒューマンスケールやアイレベルといった実物大の感覚をベースに、グローバルな要素やコンピュテーションを取り入れ、より広い領域で活躍できる人材育成を目指しています。

日本女子大学 学長 篠原聡子(建築家) インタビュー
日本女子大学 学長 篠原聡子(建築家) インタビュー

✅ 日本女子大学は、家政学部の中に住居、児童、食物、被服、家政経済といった様々な学科があり、122年前の創立時から文理融合の学びを提供してきました。

✅ 来年開設される建築デザイン学部は、家政学部の中で、より専門性を高めるためのリコンストラクションであり、住居学科で培ってきたヒューマンスケールやアイレベルといった実物大の感覚をベースに、グローバルな要素やコンピュテーションを取り入れ、より広い領域で活躍できる人材育成を目指しています。

✅ 日本女子大学では、建築デザインを通して、学生にオーナーシップを持つ力を育みたいと考えています。自分が関わることで環境を変え、より良く、楽しく、豊かにするということを考え、イメージできる力を身につけることが、建築家やデザイナーとして活躍するために重要だと考えています。

さらに読む ⇒【建材ナビ】建築材料・建築資材専門の検索サイト【建材ナビ】建築材料・建築資材専門の検索サイト出典/画像元: https://www.kenzai-navi.com/special/page04/

建築家としての篠原聡子氏の歩み、とても興味深いですね。結婚や出産を経て、働き続けることの難しさを感じながらも、常に前向きにチャレンジし続けてきた篠原氏の経験は、私たちにとって大きな励みになります。

篠原聡子氏は、建築家として「住むこと」に焦点を当て、多岐にわたる活動を行ってきました。大学院では高橋公子氏に師事し、設計事務所のアモルフでアルバイト経験も積みました。その後、香山アトリエに入所し、設計を学びながら科学万博つくばの現場にも携わりました。結婚と出産を経て、空間研究所を設立し、「キヨサト閣」「東金市立嶺南幼稚園」など、数々の作品を生み出しました。特に「コルテ松波」は、ワンルームマンションをリノベーションしたもので、後の仕事に繋がる原点となりました。篠原氏は、女性建築家として、結婚や出産を経て働き続けることの難しさを感じながらも、常に前向きにチャレンジし続けてきました。その経験は、社会との接点をデザインすることに繋がり、現在も建築家として、そして日本女子大学学長として、多角的な活動を展開しています。

へぇー、結婚して出産しても、建築家として働き続けられるんや。すごいなぁ。私も将来、建築家になりたいわ!

建築家としての原点

篠原聡子氏の建築家としての原点、実家という「人が集まって息を吹き返す住まい」は、とても印象的です。

わかもんVol.13 特別対談 篠原聡子さん✖️仲俊治さん 「これからの住まい」(前編)

公開日:2022/03/16

わかもんVol.13 特別対談 篠原聡子さん✖️仲俊治さん 「これからの住まい」(前編)

✅ この記事は、富山県創業支援センター / 創業・移住促進住宅の設計を手掛ける仲建築設計スタジオの仲俊治氏と、日本女子大学学長の篠原聡子氏の対談をまとめたものです。

✅ 対談では、富山県創業支援センター / 創業・移住促進住宅の設計コンセプトである「セミラティス化」について説明され、縦糸と横糸を重ねることで建物全体が一体化し、住む人々が自由に移動できる空間が実現されていることが語られています。

✅ また、施設内にはチャレンジショップ、コワーキングスペース、ブースオフィス、個室タイプのオフィスなどが設置され、多様なニーズに対応できる設計となっていることも紹介されています。

さらに読む ⇒とやま建設ラボ|建設と私のミライ研究所とやま建設ラボ|建設と私のミライ研究所出典/画像元: https://www.kensetsu-labo.com/series/3555

篠原聡子氏の経験から、学生に対して「半径200メートル以内で挨拶する人がいない」という現状を指摘し、人が集まって交流できる「シェアハウス」を考案されたというのは、とても素晴らしい取り組みだと思います。

篠原聡子氏は、日本女子大学学長、建築家、同大教授と三役を兼ねています。15年愛用するリュックサックは、建築家として現場を駆け回る際に、教授として海外の山中で調査する際にも欠かせないものです。建築家を志したきっかけは築130~140年の実家でした。かつては農家として多人数が集まり賑わっていた実家は、篠原氏にとって「人が集まって息を吹き返す住まい」の原点となりました。大学では、設計事務所での経験を生かし「実務家教員」として学生を指導しました。学生から「半径200メートル以内で挨拶する人がいない」という言葉を聞き、単身者向け集合住宅の現状に疑問を感じました。そこで、人が集まって交流できる「シェアハウス」を考案し、設計から運営まで自ら行うことで、地域の魅力再発見に貢献しています。

なるほど、実家が原点だったんやね。やっぱ、小さい頃の経験って大事なんだな。私も、もっと実家について考えてみようかな。

学長としての挑戦

篠原聡子氏は、大学学長として、大学改革にも積極的に取り組んでいます。経済学部(仮称)設立構想など、大学全体のデザインを捉え、変化を推進している点は素晴らしいと思います。

新学長就任インタビュー企画!(2020年度 篠原聡子学長)

公開日:2020/09/11

新学長就任インタビュー企画!(2020年度 篠原聡子学長)

✅ 篠原学長は、日本女子大学が総合大学として発展していくためのビジョンを語り、家政学部の名称変更や、オープンな議論と透明性を重視したリーダーシップについて説明しました。

✅ また、女子大学としての存在意義や、女性ならではのリーダーシップについて、社会におけるジェンダーギャップや女性リーダーの現状を踏まえ、フラットな関係性と当事者意識に基づいた連携を特徴とする女性型のリーダーシップの重要性を強調しました。

✅ 住居学科に焦点を当て、住まいと周辺環境の重要性について語り、新型コロナウイルスによって変化した価値観を踏まえ、効率性や機能性だけでなく、生活の質を高める「不要不急」な価値を見出すことを強調しました。

さらに読む ⇒日本女子大学住居学科同窓会公式サイト - 住居の会日本女子大学住居学科同窓会公式サイト - 住居の会出典/画像元: https://jyukyo.net/news/6528/

社会におけるジェンダーギャップや女性リーダーの現状を踏まえ、フラットな関係性と当事者意識に基づいた連携を特徴とする女性型のリーダーシップの重要性を強調した篠原学長の言葉は、とても共感できます。

篠原聡子氏は、2020年に日本女子大学学長に就任し、大学の改革にも積極的に取り組んでいます。経済学部(仮称)設立構想など、大学全体のデザインを捉え、変化を推進しています。篠原氏の建築家としての原点は、実家という「人が集まって息を吹き返す住まい」にあったと言えます。その原点を常に持ち続け、建築家、教授、学長という異なる立場で、人々が集い、活気あふれる空間を創造し続けています。

あら、大学学長って大変そうね。でも、篠原学長は、若い子たちのために頑張ってるわね。私も、若い子たちのために何かしたいわ。

国際産学協同プロジェクト

国際産学協同プロジェクトを通して、学生たちはタイの文化や気候に合わせたアイデアを出し合い、斬新な提案を生み出しました。

国際産学協同プロジェクト
国際産学協同プロジェクト

✅ 日本女子大学家政学部住居学科篠原聡子研究室とタイのモンクット王工科大学(KMUTT)の学生が共同で、野村不動産タイランドに対して、タイにおけるアフターコロナの集合住宅のあり方を提案しました。

✅ 学生たちはタイの戸建分譲住宅環境や特色を考慮し、気候や文化に合わせたアイデアを出し合い、最終的に3つのチームが上位に選ばれました。

✅ 1位は中間領域(chukanryouiki)をコンセプトにした日タイ混合チーム、2位はWevoidとBaan Chongというコンセプトで、それぞれ日タイ混合チームとタイチームが選ばれました。

さらに読む ⇒トップページトップページ出典/画像元: https://www.jwu.ac.jp/unv/jwu_times/20220318.html

篠原研究室とKMUTTの学生が共同で、野村不動産タイランドに対して、タイにおけるアフターコロナの集合住宅のあり方を提案したというのは、素晴らしい取り組みだと思います。

日本女子大学家政学部住居学科篠原聡子研究室とタイのモンクット王工科大学(KMUTT)の学生が共同で、野村不動産タイランドに対してタイにおけるアフターコロナの集合住宅のあり方の提案を行いました。この国際産学協同プロジェクトは、篠原研究室と野村不動産の10年以上続く集合住宅の共同研究と、篠原研究室とKMUTTの2017年から続く勉強会を基盤としています。2016年に篠原研究室がKMUTTと野村不動産を引き合わせたことで、3者のコラボレーションが実現しました。

タイの集合住宅のあり方、めっちゃ気になるわ!学生さんたちのアイデア、聞いてみたいわ!

学生たちの挑戦

学生たちの創造性を刺激し、国際的な視点で住宅設計について考える貴重な機会となった国際産学協同プロジェクト、とても素晴らしいですね。

野村不、バンコクで初の戸建て・タウンハウス分譲
野村不、バンコクで初の戸建て・タウンハウス分譲

✅ 野村不動産はタイ・バンコク首都圏で、現地パートナー「Origin Property Public Co., Ltd.」と共同で総戸数580戸の戸建て・タウンハウス分譲事業に参画することを発表しました。

✅ 開発地はバンコク中心部から南東約20kmに位置し、バンコク東部の主要幹線道路やスワンナプーム空港へのアクセスに優れた生活利便性の高いエリアです。

✅ 今回の事業は、野村不動産にとってタイにおける初めての戸建て・タウンハウス事業となり、両社は今後のさらなる連携による不動産開発事業強化を目指し、戦略提携合意書を締結しました。

さらに読む ⇒最新不動産ニュースサイト「R.E.port」最新不動産ニュースサイト「R.E.port」出典/画像元: https://www.re-port.net/article/news/0000068711/

学生たちが実際の社会課題解決に貢献する経験を得ることができたというのは、素晴らしい成果だと思います。

2021年後期には、篠原研究室とKMUTTの学生が混合チームを組み、野村不動産が提供した「タイにおける、アフターコロナのライフスタイルを取り込んだ戸建て住宅のこれからを、設計・計画するためのアイデア提案」という課題に対してアイデアを競い合いました。タイの戸建分譲住宅環境、特にゲーテッドタウンや長屋形式のタウンハウス、熱帯気候に適した住宅設計などを考慮し、学生たちは斬新なアイデアを提案しました。最終プレゼンテーションでは、6チームが英語でプレゼンを行い、野村不動産による評価の結果、日タイ混合チームによる「中間領域(chukanryouiki)Theintermediatehouse」が1位、日タイ混合チームによる「Wevoid」とタイチームによる「BaanChong」が2位に選ばれました。優勝チームの「Theintermediatehouse」は、可変性と中間領域を用いてそれぞれの空間を繋ぐアイデアが評価され、生産的で現実的な提案として高く評価されました。この国際産学協同プロジェクトは、学生たちの創造性を刺激し、国際的な視点で住宅設計について考える貴重な機会となりました。また、企業と連携することで、学生たちは実際の社会課題解決に貢献する経験を得ることができました。

学生さんたちのプレゼン、めっちゃ聞いてみたい!タイの戸建分譲住宅環境とか、興味深いなぁ。

篠原聡子氏は、建築家、教授、学長という異なる立場で、人々が集い、活気あふれる空間を創造し続けています。

🚩 結論!

💡 篠原聡子氏は、建築家として住むことに焦点を当て、多岐にわたる活動を行ってきました。

💡 大学では、設計事務所での経験を生かし「実務家教員」として学生を指導しました。

💡 2020年に日本女子大学学長に就任し、大学の改革にも積極的に取り組んでいます。